読書感想文

できるだけ直感に正直に生きるようにしているのだけれど、ちょくちょく、その直感に従ってよかったな、と思うことがあります。脳科学者の本だっけ、「直感というのは、経験に基づいたものであるので実は頼りになる」てなことがたしか書いてあったと思います。

紙媒体の新聞やウェブメディアで見かけた書評で興味をひかれたものは、thanks to the recent system, 京都市図書館のウェブ蔵書検索で検索のうえ、予約して引き取り館を指定することができるのでそうしています。自分の書棚のスペースは限られているし、所蔵するのは好きなものだけと決めている昨今なので、買うのはたいてい、実際に足を運んだ本屋さんで惚れたものだけです。

さて今回借りた本はどれもよかったです。金曜日に借りて、今日日曜日の夜(というか月曜日の未明)にすべて読了。読んだ順に書きますと

1.「感情的にならない本」和田秀樹

2.「刺青の男」レイ・ブラッドベリ

3.「みんなバーに帰る」パトリック・デウィット

感情的にならない本」はとくに職場で感情的にならないためにはどうすればよいか?という技術をやさしく説いたもので、
刺青の男」は1970年代のSF。子どもの頃に読んだことのある話もあり、なつかしく思いました。多くが宇宙旅行や地球外(おもに火星)に住む話で時代を感じ、当時の意識や社会情勢についても思いをはせることができてよかったです。
みんなバーに帰る」は、最初はなにも面白くないと思って我慢して読み始めたのですが、数ページでひきつけられてぐいぐい読み進み、あっという間に読了。場面設定が明解で、主人公をふくめたぐだぐだのダメ人間模様がとても面白い。自分がなにか文章を書くにあたり、ダメ人間になりきれないところがあかんよなあ、と思うこと多々なので、このダメ人間ぶりにあこがれた(笑)。ただ、最初の夫元やくざシャブ中(既にお亡くなりになっています)や、いろいろな話をきけた、6年ほどつきあった元やくざの彼や、現在の夫のアルコール依存症体験や、自分自身のアホな若い頃は重要な経験だったなとかみしめております。

なかなか充実した、読書週末でした。

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