シャニ短歌のまとめと一言感想 2022.08

4月ごろから短歌を作り始めて、ようやく100首を越えたみたいです

夜窓には見飽きた星座 しがみつくように飲み干す冷めたコーヒー

 マグカップを飲み干す動きが何かにぶら下がるように見えたのがきっかけで作った歌なのですが、今考えてみてもなぜそう見えたのかいまいちわからない。

先生も慣れたみたいだ 欠席の事由:アイドル活動のため

 仕事のために欠席届出してるノクチル。
 ノクチルってアイドルになってからも同じ一般の学校通ってるし先生大変だろうなと思って作った歌。
 最初は公欠扱いにするつもりだったけど、アイドルの仕事が公立学校でどういう扱いになるのかわからなくて欠席届になりました。
 多分こういう対応について職員会議の議題にも上がったことがある。


本日の主役のナイトルーティンは祝福を馴染ませるが如く
シェアされた今日の写真を見せながらそっと静かに撫でるカトレア

 誕生日パーティから帰宅した後の歌2首。
 放クラが開催する誕生日パーティの歌を作ろうと思ったのですが、妄想を進めていたらこうなりました。全力で後悔のないように生きてる夏葉だからこそ、後で振り返りたい思い出、リピートしたい瞬間のことを大切に記憶していると思います。

お互いにたくさんのこと知り合ってまだまだ知らないことが分かった

 めぐる...というかイルミネ三人の短歌。
 作ったきっかけは忘れてしまったのですが、最初から最後までスルッと自然に出てきたことは覚えています。
 「知らない」を「知りたい」にしてもめぐるっぽいかなと思いましたが、対比として綺麗だったのでこのかたちになりました。

紅色の瞳に命揺らめいてイクチオステガの歩みを想う

 トワ霧子のガシャ演出動画だけ見てコミュ妄想した歌です。海中に動物の輪郭が浮かぶ景色から母なる海、進化論的な話を予想してイクチオステガ(陸に進出した初期の両生類)を詠みましたが全然違いました。
 ガシャ演出やイベント予告から想像するの楽しいんですが霧子は特に難易度高いですね。

欠席の届けにもらう両親と教師の判に許されている

 ノクチルの欠席届の歌②。
 小糸は普通でないことに後ろめたさを持つ子なのでアイドルを理由に休むことに毎回負い目を感じていそうだから、ハンコを周囲の大人の応援の表れとして受け取ってほしいという歌。
 子供の時って傍から見ると何でもないことをめちゃくちゃ深刻にとらえてしまうことがあるのでノクチルやPが小糸のそういう部分をフォローしてる描写があると嬉しくなります。

あの町の昔なじみはほころびて ねむる、はじまる、あるく、まあるく

 るるるく町について。シャニマスで初めて天井に到達しました。
 いつも通り一筋縄には読めない霧子コミュでしたが、霧子の人格が生まれた時のこと、幽谷母の教育方針みたいなのがちらちら見えて嬉しい。
 歌については、るるるくの音を使いたくて下の句の末をる、る、るく、るくにしてみました。コミュ読んだ前提の歌だけど、自然とあの町の中に入り込むような流れが作れた気がする。

朝涼の波打際に刻まれたトートロジーを平す寄せ波

 砂浜でラジオ体操をしてる彼女らを横目にだんだん波に洗われていく落書き。
 同じ言葉を反復する、自明なことをいうトートロジーは千雪さんのセンスだと思ってます。

間に合わぬことが自明な宿題の上に檸檬を置いて逃げ去る

 ノクチルの夏の宿題事情を考えていたら高校の現文で梶井基次郎の檸檬を読んだのを思い出して作った歌です。
 檸檬の真似をする浅倉はめちゃくちゃ合うと思うのですが、見返してみるともう少し彼女に寄せた語彙にしたかった。でも良い改作案は浮かんでないです。


おわりに

スプラが発売されてしまうので今月はまた減りそうな気がしています。

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