一人で効率化を図るより、分業するに一票
騙された。
実はマッチは かなり小さい。
家事の効率化とか時短とかを考えるたびに、気をつけていることがある。それは、「この家事・作業は私一人でやるべきものか?」。大抵のものは「別に一人でやる必要はない」だ。
私は在宅で仕事をしているので、家事を全部できるのかもしれない。でもできない。能力不足でキャパを超えるのだ。すると「どうして私が全部やらないといけないの!!」と私にばっかりさせるな!病が発症する。
主婦の本も好きだし、整理整頓の本も好きだ。が、気をつけるべき点が一つ。家事本は主婦が全部することが前提になっている。家族が何人いても。1週間分の家事を割り振りして、食事も段取りをして…。
ご飯なんて誰が作っても同じだ。私ができるんだから、夫だって(子どもだってそのうち)できる。できないというなら、それはただの経験不足なだけだ。
母は朝から味噌汁と弁当を作っていてくれていたが、私はそれは諦めた。パンとジャムとビスケット以上。朝食は和食が最高って日本では言うけど、甘いブリオッシュが最高!ってイタリアでは言う。だから、何を選んでも、「良い」という人もいるし、「ありえない」っていう人もいる。実際、イタリア人にとっては、朝から魚はありえないらしいし。
朝早く起きて、みんなが寝ているうちに片付けるのは効率的だ。だけど、どうして私が一人でしないといけないんだ!ふざけんな!の発作がでたので一人で掃除をするのをやめた。夫も私の激しい発作に怯えて、朝早く起きて一緒に掃除をするようになった。もともと夫の方がきれい好きなのでその方がよっぽど効率的だ。
「ウチの夫は残業で家に帰ってこないんですー」とか日本にいるとよく聞いた。(イタリアではあまり聞かない。うちの夫の帰宅時間は大体夜8時。子供の夕食にはほぼ間に合わない。)
でも、仕事から帰ってこないという人だって、家帰ってご飯食べて寝てる。だから、10時間くらいは家にいるのかな。「旦那さん仕事で忙しいのにかわいそう!」とかいう人は全部自分でやってればいい。けど私はやらない。8時間の睡眠時間ともろもろを引いた上で、30分でも家のことができないほど消耗してるの?
家事本にはよく「10分で出来るタスクはたくさんある」と書いてある。これは本当にそうだ。で、その10分タスクを家族で分業すればかなーり楽だ。
ただ、何をすれば良いかわかないって言い出すから、最初にタスクの洗い出しをしておく必要はあるけどね。
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