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今回のTwitter凍結についての率直な意見。

少し仮眠していた。睡眠って不思議で、「一日」というある意味社会的な区切りが、生理的に無理やりのように変更され、曖昧になる。起きた瞬間は今日なのか明日なのか?

2008年から続けていたTwitterアカウントが謎の永久凍結中ということで、相変わらず不便をかこっている。ツイートやリアクションはできないがTLは見ることが普通にできるので、時々覗いては、自分について書いてくれている人たちのツイートをありがたく拝読したりしている。

今回はAIによる「雑な一斉検挙」で、増えに増えたスパムアカウントやそれに類するものを一度すべて凍結させ、それに対して人為的に解除申請してきた人を順次元に戻していく、というTwitter社のやり方なのだ、という説もある。確かに凍結解除申請→自動メール到着→そのメールにもう一度返信、という「2段階認証」スタイルはそれっぽくも見える。

少なからず真っ当にTwitterに親しんできた者としては、ただただ迷惑な話である。ある日突然「永久凍結につきTwitterは二度と使用できません」といったメッセージが届き、実際に使えなくなるのだ。まったく身に覚えはない。ここでしか連絡の取れない相手も多いのに…。それがいきなり、暴力的に断ち切られる。恐ろしいと思いませんか?

今回の青天の霹靂たる「永久凍結」は、僕に物騒な歴史的史実を連想させる。日本でもアメリカでも行われた思想犯の一斉検挙がそれだ。一方的で、暴力的で、問答無用。何か巨大な機械に挟まれて圧迫されるような、無理やり遠くへ連れ去られて友人知人との連絡手段を断たれるような。
しかし、強く言いたいのだが、僕は別に何か危険とされる思想を主張したわけでもないのだ。いわば冤罪であり、不当逮捕のようなものである。普通に日々の生活を続けていたら、ある日突然その場から引き剥がされ、どこかへ連れて行かれたような感覚なのである。
それは例えるなら、TLという「みんながいる世界」のすぐ隣に、巨大で分厚い透明なマジックミラーの部屋があって、そこに隔離されたような感じだ。こちらからは見えるがみんなからは見えない。みんなは「急にどこにいっちゃったんだろう?いつ帰ってくるのだろう?」と言ってくれている。それに対して僕から直接声をかけることができないのだ。こちらとしては理由もわからず、いつまで隔離されるのかもわからない。しかも、繰り返すが身に覚えがないのである。Twitterができないことは実人生において致命的なわけでもないし、ものを書くことができないわけでもない。だが「自由」を奪われたのは確かだ。

そして、いろんなことを思う。
Twitterにはもう十分に書いたから、これはそろそろ卒業しろということなのか?とか。
スペースも1年以上やって人一倍楽しんだじゃないか。もう十分だろう、とか。
Twitterをしていると長い文章をなかなか書かない癖ができてしまうから、何か書くにしてもこうして「ブログ文化」に戻れということなのではないか?とかとか。
(これらは人間の心理でいうところの「合理化」という防衛規制であろう。もちろん本心ではない。受け入れ難い現実への心理的対処というものだ)

腐ったり憤ってばかりいても仕方ないので、noteの中を見回し、まずはみんながどんなものを書いているのか見たり、地味にフォローを増やしたりしてみる。記事をカテゴリ化する「マガジン」を増やしてみたり、ヘッダをタイポグラフィにして画面を好みのデザインにしてみたり。具体的にやれることをやってみようと試みる。
触ってみるとわかるのだが、noteも発信すればするほど自分が際立つような仕組みになっているし、それはTwitterも他のSNSも変わりない。言ってみれば、自らの表現によって自らの輪郭が形成される。この辺、非常に本質的である。それは当たり前で、SNSにおける関係づくりというのは、ネットという場における人間関係そのものだからだ。

Twitterを使いながら、何らかの理由で亡くなったフォロイーさんも多くいる。飯野賢治さんもそうだし、小霜和也さんもそうだ。もちろん、その他にも何人もいる。そんな方々とのやり取りのログも、Twitterには残っていた。だからこそ自分のアカウントは自ら消すことはせず、大事に取っておこうと思っていたのだが…。

ちなみに凍結解除申請はもう4回ほど出している。同様の状態に陥っている人が多いらしく、サーバがいっぱいなのか送信から24時間ほど経つと「配信未完了」のメールが届くようになった。仮にいつか解凍されるにしても、このインビジブルな状態はもうしばらく続く覚悟が必要かもしれない。

生きているといろんなことがあるな、と思う。
待ってくれている皆さん、本当にどうもありがとう。
とりあえずnoteは日々更新していきます。

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ニンパイ
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