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PDFのフォント埋め込み問題解決

この一週間は、京都のブライトンホテルで弘道館の講座などの打ち合わせ、名古屋にて、お世話になっているエンジニアの方からインデザインの講習と、わりと忙しく過ごしていました。

おかげさまで『日本の音 篠笛事始め』がもうすぐ売り切れで、第四刷に入ります。その際、最終ページに表を追加する過程で気付いたのですが(『日本だんじり文化論』の製作過程で編集者とのやりとりでも疑問に思っていたのですが)、今さらながら、Illustratorから製作したPDFには「フォントのデータが埋め込まれておりアウトラインの必要がない」ということに気付きました。アウトラインをかけていると、文字が検索できないので、やっかいだとは感じていたのですが、そうしないと、受け取った側に、こちらと同じフォントがない場合、文字が置き換わったり、文字化けしたりするのではと、恐れていました。というのも、実際に、そのような事例が、こちら側では頻繁であったからです。

アクロバット

どうやら特定のフォント(結構、古いもの)が、アクロバットではうまく読み込めないようです。私が、これに気付きそうで気付かなかった理由は、フォントのすべてではなく、「平仮名」と「片仮名」のみが再現されず、とはいえ「促音」は再現される、という微妙な症状だったからです。とりあえず、これで、PDFはアウトライン化せずに文字データが検索できることがわかったので、諸々の作業効率が上がります。

1年半後に、書籍の出版が決まっていて、これは、印刷の最終データまで、こちらで作らないといけないものです。これまでの『日本の音 篠笛』『図説だんじり彫刻の魅力』と同じようにIllustratorで作るとなると、ルビの問題やページの調整など、相当の困難が予想されるので、今回はをInDesign導入する予定です。パソコンはWindowsXPと7の2台を使っていましたが、スペック的に追い付きそうにないので、新しいパソコンを注文しました。作業効率を上げて、他の仕事や活動と並行して作業ができるように準備を整えたいと思います。

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