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劇的茶屋”謳うお見立て”再演します

 わたしが担当しているオンラインミュージカルシリーズ劇的茶屋の「謳うお見立て」が再演します!

 少しずつオフラインのミュージカル公演も増えてきましたが、緊急事態宣言の兼ね合いで、まだまだ生のエンタメに立ち会える機会が得られません。
 劇的茶屋は、オンラインでミュージカルをライブで楽しめる他、何と言ってもお菓子とお茶が届くのが嬉しい企画なのです。会場ではしにくかった食べて飲んでの叶う至極のリラックスエンターテイメントなので、以前見て気に入ってくださった方も、今回初めての方もよかったら見てください〜!


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 さて、ミュージカル音楽を三味線弾きが?というところもあると思います。作り方については順々に秘密を漏らしていこうかなと思いますが、まずはざっくり。

 わたしが関わっている「謳うお見立て」と「謳う芝浜」は、三味線や落語、それこそ出囃子を意識したものはなく、本当にコメディかつドラマティック、時にはヘイトラップが出てきたり、エレクトロなスウィングがあったりと、てんこ盛りのジュークボックスミュージカルで描いています。

 でも、作品そのものの力強さや、キャストさんのユニークさが合間って、一つの線に繋がるような感じです。多分音楽聞いたら「え!これ一人で作曲してるの!?」ってびっくりしてもらえるような曲幅の広さになってるはず。

 アレンジは、同い年のキーボディスト・野呂尚輝くんにお願いしました。野呂ちゃんの隅々まで聴きたくなるアレンジと、音楽ディレクションの高原紳輔さんとの3人チームで、日々い〜〜っしょう懸命作った音楽たちもぜひお楽しみに!


 三味線も入ってるんですが、いい意味で三味線どこ?というような作り込みにしてます。そのくらい曲に馴染ませるのは、わたしの大得意なのです。

 わたし自身、もともとミュージカル音楽が大好きで、影響を受けているものもあります。だけど難しかったのは、ミュージカルらしい一貫性と、ポップアルバムを作るときの一貫性の区別。

 すぐ聞いて「この作品!」とわかるようなテーマ的メロディの仕掛けをしたり、役の個性や感情の高ぶりを一曲の中できちんと階段にしてあげるような展開があったりもっとあるけど、例えばそういうのが「ミュージカル製法」。ただ謳うお見立ては、そういった意味ではチャレンジングに「ポップアルバム製法」になったかも。また追い追いこの話も別でできればと思います。

 全てオンラインでの制作とリハーサル、仕込みになるわけで、現場でキャストさんたちとお話しすることもなければ、音源もデータでやり取り。それを、稽古の日に少しだけ自宅のパソコンから覗いてみたり、とにかくいつものミュージカルの作り込みとはまた違うので、山あり谷ありなのも、とっても好奇心くすぐられます。


 だからこそ、運営さんやキャストさんとの少しでも顔合わせが大切だな、と思いました。少しの情報と、少しの会話で、こちらも制作しなければならないので。

 エンタメ業界のあり方が急変化していく中で、見てくださるみなさんもお付き合いしていただかなければいけない壁はあると思いますが、できる限り丁寧にご案内していきますので、どうかお楽しみに!


 

 

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