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【株式投資のきほん】株で勝つために必要な市場心理とは?

前回の記事では、
個々の「時間軸」「心理」について書きました。

今回は心理の元になる「参加者」の種類について。
これを理解することでどのような素因で
いまの株価がついているのか?を知ることができます。

その結果、あなたにとって
個別株の短期~スイング売買における
勝率を高めるための土台が出来上がります!

①結論

「心理」は「参加者のチカラ(資金力)」からなる。

②解説

株には基本的に浮動株と言われる市場に流れている株数というものが存在しています。
その流通する株を取引しているのが、我々トレーダー。

株数を集める=銘柄の株を支配すること

株を多く売買するためには、資金が必要になります。

市場参加者で強い人は「資金が豊富な者」
市場参加者で弱い人は「資金が乏しい者」


強い人とは機関投資家や大口投資家
弱い人とは信用取引をしている個人投資家
(信用取引は手元の現金以上にレバレッジをかけて取引することを指します)潜在的に信用取引をしている人は市場内において資金力が乏しいという認識です。

中には信用取引をしているが大口投資家である人物もいるので、ここではこの人物を中口投資家とします。

結果として
株をトレードする上で力関係をざっくりと確認すると機関投資家、大口投資家>>中口投資家>>信用個人、個人(しのぶぅー)といった構図になります。

あくまで”イメージ”です

1つの銘柄内で見た時に
ある大口投資家が高い!売る!と判断した場合に、
別のある大口投資家が安い!買う!と判断すれば
その時は大口VS大口となりますよね?そして
資金力の高い方の"考え"に向かって株価は動きます!

その一方、個人や信用個人が安い!買いだ!!と叫んだとしても大口投資家が売り!とすれば資金力というチカラによって株価は売られ下落します。

また信用取引をしている場合は、取引額に対して一定の現金がない場合は追証といい、強制的に決済されます。

そのため大口投資家の方が信用個人よりも圧倒的有利なのです。これが株式相場において個人の9割は負けていると言われる理由でもあると考えます。

ここで個人投資家である我々は
「機関投資家、大口投資家なんて!」
「機関の空売りを規制しろ!」
と反感していてはダメなのです。

この資金力の強い人達が作る環境の中で、
”個人投資家の苦しみを避けながら、
大口投資家や中口投資家の動きに乗る”
というのが
株式サバイバルで生き残るための方法であることを
まず念頭におきましょう!

この概念が負けている人が9割という
株式相場において残りの1割に入るための入口だと
しのぶぅーは断言します!!

③事例

ここで今回の内容を分かりやすく
例えを使ってお伝えしたいと思います!
まずはドラ●もんを思い浮かべましょう笑

機関投資家・大口投資家
→Gン君
中口投資家
→Dスギ君
個人投資家・信用個人
→N太君(ロボットなし)
ほとんどこの関係図で説明ができてしまいます!(笑)

Gン君は
自分が欲しい銘柄でも力で奪います!
「俺の物は俺のモノ、お前の物も俺のモノ」

Dスギ君は
成績も優秀なのでジ〇イアンの影響を受けにくく、
N君のことはアウトオブ眼中
「Gン君またあんなこと。N君、、、(苦笑)」

N太君は
勉強も出来ず、運動神経もない。
いつも搾取される側である。

この状況でうまく立ち回る方法
あなたが目指すべきは、、、S夫君です!!!

Gン君の意向には逆らわず
買いだ!といわれれば買う。
売りだ!と言われれば売る。

Dスギ君とも良好な関係築き
N太君の状況も把握している。
このポジションこそ株式相場において
サバイバルを生き残るために必要なこと。

そのためにはチャートや歩み値から
どの属性の人達がどう考えているのか?を
頭の片隅に置いておく必要があります!

④実践

株トレードをする上で、その機関投資家や大口投資家の動きや信用個人投資家の動向をチェックする必要があります。最終的に「株の需給」について考える。

「需給」とは、、、
買いたい人と売りたい人のバランスを指します。
短期~スイング売買において重要な指標ですね。
しかしながら、100%動きを把握することは不可能。
開示されている情報から状況を把握し、
需給のバランスを推測することになります。

まずは機関投資家や大口投資家の動きについて、
これは四季報などに記載がある株主の一覧から
保有者のなかに○○信託や□□ファンドといった
組織が入っているか?または大量保有報告書にて
保有が増えているか?で機関投資家や大口投資家に
買われているか?がある程度わかります。

その一方でヘッジファンドと言われる
空売り機関の動向は「空売り.net」といったサイトにて空売り残高が確認することができ、どれくらいの下げ圧力がかかっているかを判断することができます。

しかしながら、これらはリアルタイムで確認することは出来ず、必ず報告があるまでタイムラグが生じるため妄信することはできません。あくまで当時の状況を把握するといったものになります。

それでは個人投資家の動きについてはどうでしょうか?
個人投資家の動きについては信用買い残、信用売り残や融資残や貸株残として確認することができます。

ある銘柄の買い残、売り残と融資残、貸株残

信用買い残とは、、、
信用取引の「買い数」で将来的な「売り圧力」
信用売り残とは、、、
信用取引の「売り数」で将来的な「買い圧力」
これらは毎週第二営業終了後に
前週の信用取引”全体の数”です。
しかしタイムラグがあるためデータとしては
新鮮さに欠けます。

融資残、貸株残とは信用取引のうち証券会社が
取り扱った分という狭義にはなりますが
日々公表されるものなのでデータとして新鮮です

融資残は信用買い残と同様、将来的な「売り圧力」
貸株残は信用売り残と同様、将来的な「買い圧力」

信用取引は期日があり、売買日から6か月後が決済日となります。そのため”将来的な”「売り圧力」や「買い圧力」と表現されます。
※信用取引をしない方であっても需給に影響を与える要因であるため、これは知っておくべき!

この信用取引はヘッジファンドの格好の獲物にされることがあります。

どういうことか?と言いますと、
信用買い残が積みあがっている状態
(通称:イナゴタワー)
「信用個人である弱い人たちが多い状態」です。

これは一度大きな売りが発生すると
売りが売りを呼ぶ展開(通称:ナイアガラ)となり、
崩れてしまう危険性があります。

信用買い残が多い場合は機関が売り。
逆に信用売り残が多い場合は機関が
買ってくる可能性があります。

彼らは市場では資金力のある強い人です。
またヘッジファンドは複数存在するため、
立ち向かうことはやめておくのが定石です。

極稀に材料によって機関が踏み上げられますが、
両建てしていることもあるので
買戻しの過度な期待はしないようにしてください。
これらの市場の参加者の存在と資金力という強さを理解することで、上手く立ち回ることが可能となります。

何度もいいますが、
100%状況を理解することは、、、不可能
できることは、これらの要因を把握したうえで市場参加者がどのように考え株価が成り立っているか?を考えるように練習してみてください。

今回は多くの関連する用語を使いました。
「そんなことは知ってる」という方もいると思います。「知らなかった」という方はアタマの片隅に置いておきましょう!知らなくたって株で利益をあげることは可能です!用語をして記憶することよりも、まずは株価が構成されている要素として認識して目の前で起きている事の本質を捉えましょう!

次はチャート(ローソク足)の抑えておきたい基礎!
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