#LITH house talk vol.3 ShinobuKawashima×GIVE ME OW×カワノアキ(前編)

LUCKY IN THE HOUSE、Tシャツも売り切ってしまい、ただいま再再販または受注販売にて検討中です!みなさんからも元気や励ましをたくさんもらってます。ありがとう。

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参加アーティスト電話対談企画「house talk」vol.3は
美緒(GIVE ME OW)
カワノアキ(CURRENT/宇宙団)
を迎えてお届けします。

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Shinobu:よし始めよう

美緒:わーい

アキ:(わん)

ーアキちゃん家の犬、ピノが乗ってきた

Shinobu:可愛いよう!

アキ:電話始まってきたら乗ってきたよ

Shinobu:え、アキちゃんと美緒って初めまして?

アキ・美緒:初めまして!!

Shinobu:あ、そっか!うちら同い年だから仲良くしてこ〜〜(ギャル)

◆How do you think LITH?

Shinobu:第一弾アーティスト、売り上げ上々なのよ。ありがとうほんとに…

アキ・美緒:こちらこそ!

Shinobu:気楽に過ごして〜〜笑 あたしまだ緊張してるからビスケット食べるからね

美緒:やば笑

アキ:美味しい?

Shinobu:美味しいよ!よしやるわ。じゃあまず、、参加してみてどうですか?

アキ:楽しい!他のアーティストの曲も出来上がったの聴いて、すごい楽しかった!同じ曲なのに全然違くて面白い!

Shinobu:みんな全然違うからね

美緒:それになんか、燃えるよね!自分をうまく出したい!ってなるから。自粛期間中で「頑張んなきゃ」って気持ちも足りてなかったから、それをしのちゃんが引っ張ってくれてるなと思って、すごい楽しい。

Shinobu:ああよかった。なんか、投げ銭とかプレミアムチケットで配信したりとかよくあるじゃない。だけどあれはチケット買ったら、画面越しでその時間しか楽しめないし、時間とともに過ぎてっちゃうエンタメだと思ったんだよね。やっぱ、チケット買って、楽しみに現場に行って、思い出いっぱいで帰ってきて、っていうあの時間が嬉しいのはかけがえのないものでさ。

アキ:確かにそれはあるよね

Shinobu:やっぱり、その生ぬるさばっかりだとちょっと寂しくて。だからこのプロジェクト始めたの。自分で行けなくても、物が家に来てくれるわくわく期間があるとか、アーティストからのダイレクトなメッセージカードが届くのとか、胸いっぱいになるじゃん。その「一過性にさせない」ってのはテーマにあるかも。

美緒:確かに、自分の好きなアーティストのチケットを買った瞬間からライヴって始まってると思うから、その感覚が呼び起こされた感じはこのプロジェクトにはあるよね。

アキ:うん、そう思う

Shinobu:そういう意味では、この期間が終わったらみんなでフェスやりたいくらい良いアーティストが揃ってるし

美緒:ね、最高じゃん

アキ:やりたーい

Shinobu:それは計画するわ!

美緒:手伝うわ笑

Shinobu:なんとかしてこ、そして打ち上げよう

◆3人の女のベッドルームポップ

Shinobu:今回二人の作風とか、あたしの原曲となった部分とか含めて、美緒も自分で言ってたけど「ベッドルームポップ」にカテゴライズされるのかなって思って

ベッドルームポップの定義は様々だが、要はベッドルーム(自分の部屋)でパソコン一つで作る音楽ということ。ガンガンに派手なドラムフレーズや大きな声でシャウトしながら汗をかき音楽をするというより、ベッドルームが持つアンニュイで、セクシーで、可愛くて、そんな自分だけに秘めたありとあらゆる内なる感情が表現されるのも、特徴なのではないだろうか。(Shinobu Kawashima 考察)

Shinobu:で、今回作り方も二人とも違うのもまた面白くて。美緒はiPadで、アキちゃんはベースやギター(CURRENTのコンポーザー、酒井さんが担当)もありつつだけどベッドルーム規模でのテンション感でパソコンで制作してくれていたよね。だからこのカテゴリーの正解は様々あるからこそ、改ためて二人の今回の音楽や、日頃の制作について聞いてみたい!

美緒:そうだな、なんか、最近までどポップスをやってたんだけど、「自分が本当にやりたいものってなんなのかな」って考えた時に、洋楽がすごく好きで、洋楽を聴くとすごく自由な気持ちになれるって気が付いたんだよね。

Shinobu:自由ってどんな感じ?

美緒:あ、こんなこともしちゃうんだ!とか、なんでもありなんだ!って発見がすごく多いところから感じたかなあ。そこから、音楽好きな友達とかに音源を送って聞いてもらった時に「ベッドルームポップだね」って言われて、自分のカテゴリーが見えてきた感じはあったかなあ

Shinobu:友達からの気づきって、文を読むよりも腑に落ちて納得するところあるよね

美緒:そうそう!それに”ベッドルームポップ”って後から生まれた言葉で、HIP HOPでもバンドサウンドでも、Low Fiな感じであれば、セクション自体に縛りはないんだよね

Shinobu:だからアキちゃんにも、共通するカテゴリーなのかもと思ったよね!ただ、大枠にするとそこにカテゴライズできるとはいえ、そもそもアキちゃんの今回のアレンジはどういうイメージで作ったのか知りたい!

アキ:私は、同じ曲をみんなでやるから、とにかく個性を出すのが一番良いなと思ってて。普段私がよくやってるジャンルが、ネオソウルと日本のポップスを混ぜたような曲が目指すところだから、じゃあ「LUCKY IN THE HOUSE」にどういう要素を足そうかっていうところをずっと考えてたの。で、今回のリファレンスはトム・ミッシュ!笑

Shinobu:それは聴いてすぐわかった!笑 よかったよ

アキ:なんかそういう好きなものを、「家で」好きなだけ足せるなって思って、ギターとかも入れてもらったり

Shinobu:いまこの時期だから余計に思うけど、やっぱり人と直接やり取りできるスタジオで時間かけるとお金もかかるっていうのも現実問題あったし、家だと無制限で好きなだけ(土台だけでも)作り込めるしね。リモート慣れしてきたから、余計にそう思うなあ。自由度が増すなあと。

美緒:私も思った

Shinobu:その分、無限大すぎる制作にどこに芯を置くかっていうのもミソだよね笑 後は何にせよ、宅録技術はこれからどんどん必要になってくるね。

美緒:それは私も課題で。自分でやるからこそ足し引きできるから、自分で勉強していかなきゃだし。ここ半年ライヴをお休みしてるのもそこが一つ理由で。自分が納得のいくものをつくれる力をつけないとなと思ってかたら、今はそれがこのプロジェクトもあって、制作、発信、インプットが同時にできて楽しいな。

Shinobu:この時期はそういう意味では、とてもポジティブに捉えることはできるよね!DAW(音楽制作ソフトの総称)なんかなんでもよくて、任天堂DSの「バンドブラザーズ」で作ってる子とかいたしね。

アキ:宇宙団も元々そうだったよ!

Shinobu:そうなんだ!!

美緒:めっちゃ自由で最高だね!

アキ:ふふふ笑

美緒:私はプロ用のDAWとかそんなにいじれるわけじゃないから言えるのかもしれないけど、そういうので作るからプロとして正解ってわけじゃないっていうのも、洋楽から得たんだよね。それこそ、好きなアーティストが無料DAW「GarageBand」とかで作ってるってわかった時、凝り固まってた頭もほぐれたよね。それが結果的にベッドルームポップだったところもあるな。

Shinobu:ね!なんか夢あるよね。お金かけたらいいもの作れるってわけじゃないというかさ。それに極端な話、事務所関係なく良いもの出したら、すぐに全世界の人が聴ける時代だしね。

アキ:うんうん

Shinobu:だからLUCKY IN THE HOUSEっていう課題曲を通してみんなにアレンジ・カバーしてもらうって売るいうのは、なかなかできないことだし、ある種これで本気でみんながやってきてくれたから、曲の可能性や指標ができたところもあるな。

美緒:思った。だから参加してる私たちもすっごい楽しくて。


◆本当の私と、みんなのイメージ

Shinobu:ふたりはソロプロジェクトになるのと同時進行でバンドも経験していて、そこからファンになってくれたリスナーも結構いると思うんだけど、バンドの系統とは違って自分のルーツがある中でバンド活動に臨んだり、それこそ本来の自分と違うキャラに見えてしまったり、なんてジレンマみたいなものはあったの?

美緒:あ〜、うーん。それこそ私のイメージカラーを聞いたら、自分が思ってた色と違う答えが返ってきて笑。

Shinobu:どんな色って言われた?

美緒:オレンジと白。笑 でも自分は青とか暗めな色が好きだから、意外だった!あと、白はないなw 人の価値観は否定しないけど、私のことを清楚だと思ってるんだったらそれは違うな。

Shinobu:美緒はマインドがボーイッシュなところあってサバサバしてるからね笑

美緒:オレンジは良しとして、白のイメージは取っ払いたい!笑

Shinobu:でも白に見えるのわかるんだよなあ

美緒:なにでそう思うんだろう?

Shinobu:多分ね、清潔そうって思うからだと思う!ファッションのこだわりとか、ヘアアレンジのレパートリーが豊富とか、女子っぽさというか。きっとお家も綺麗にしてるんだろうなって思うんじゃない?笑 あたしはそんな風に思ってないけどw

美緒:www だからさ、自分はこう!っていうカラーのイメージ付けはしていきたいなあってその時に思ったんだよね。

アキ:その話面白い笑

美緒:私は、3ピースのガールズバンド(chelsy)をやってたんだけど、やっぱり解散してからファンもそれぞれに分散したんだよね。私が弾き語りで出演したライヴハウスでchelsy時代のお客さんに会ったら、そのお客さんは”バンド”が好きだったから、今の私と目が合って気まずそうにしていてさ。ある音楽で繋がってたファンの人だから仕方ないと思うけど、気軽に挨拶とかしてくれてもいいのになあって思ったりもするよ笑

アキ:確かにね

美緒:選ぶのはリスナーだけど、ちゃんと自分のやりたいことを発信できて知ってもらって、そして改めて好きになってもらうのは自分自身の力な訳だから、今のスタイルをリスナーに媚びずに貫いていきたいなあって思ってる。

Shinobu:対してアキちゃんは、美緒が当時からフロント張ってたのに対して、宇宙団ではベース、CURRENTではフロントでベースボーカル、そしてジャンルも全然違うわけで。

アキ:結構やってみてファンの共有っていうのは難しいなあと思ってて。宇宙団は宇宙団でポップで楽しいんだけど、「1ガールズバンドのベーシスト」として見られることが多い中、自分自信が好きなジャンルはネオソウルや渋めな音楽へ向かっていってたから、100%自分を出せるわけではないって思っていて。

Shinobu:一つのフィールドにだけいられないって気持ち、プレイヤー思考だったら尚のことあるよね。

アキ:それもあって、尚のことCURRENTとうまく仕分けしていこうと思ってるんだよね!でも元々ボーカリストってわけでもないし、ジャンルも違うから、一からスタートって感じになってる。でも目指す客層とかも宇宙団とは違うし、いいかな!

Shinobu:その方が気にせず好きなことできそうだね!

アキ:まだCURRENT自体はじめて間もないから、この期間を使って曲のカバーをあげたり発信していったりもしていて、ポップな曲もどれだけ自分らしくできる落とし込めるかとかも考えてるかな

Shinobu:ここは引き出しと掛け算の見せ所だね。

◆頼る・頼りたい・一人でやる

Shinobu:ソロプロジェクトってことで、自分のイメージをバンド以上に自分発信で共有していくために、サポートメンバー仲間選びも重要になってくると思うんだよね。でもこの期間だからこそ、焦らず自分に向き合っていけるよね。

美緒:GIVE ME OWをやってみて時間もたってきたけど、バンド時代と比べてみて、結局自分一人で色々やりたいんだなって自分の中でわかったんだよね。

Shinobu:その方が自分のやりたいことにピュアにはなれるかもしれないよね

美緒:私はなかなか人に頼れないところがあって。サポートしてくれたりとか一緒に何かやってくれる人へ要望を言うにも、「自分はまだ勉強不足だし、そのプロフェッショナルじゃないしな…」と一旦立ち止まり過ぎちゃうところがあってさ。ただ、規模を大きくするためには、ちゃんと言えるようにならなきゃいけないなとも思ってるんだけどね。

アキ:私は美緒ちゃんと実は正反対かも。任せられる人にはとことん任せて、その代わりベースと歌は任せて!って分業を大事にしてるかな。

Shinobu・美緒:うんうんうん

アキ:で、自分が予想しないアイデアがサポートメンバーから出てくると感動しちゃう。それが楽しくてやってるところはあるかもしれない。

Shinobu:性格一つで作り方も様々だね!笑

アキ:私は器用な方ではなくて、ベースと歌しかできないから、その分周りに頼るようにしてるの。

美緒:私、憧れはあるもののベースが一番意識的に苦手だからすごいなあ・・

Shinobu:リズムを保ちつつベース弾きながら歌うって、ほんとすごいよね(しみじみ)。ちゃんと仕込まないといけない笑

アキ:ベースボーカルとして自信持ってライヴできるようになったのはここ数ヶ月のことかもしれない。それまでは、場数踏まないと成長していけないし、とにかく課題的にライヴしてたところもあったから

Shinobu:ギターボーカルよりベースボーカルが少ない理由はそこもあるかもしれないね

美緒:歌の揺らぎと、ベースでキープしながら彩るリズムとって、違うもんね。私はギターボーカルだったけど、エレキギターでのリード的な奏法じゃなくて、アコギでリズムをキープしながらっていうのも違うから、共通してる部分はあるなあ。

アキ:自分は得意な楽器があるからこそ、他の楽器の人へのリスペクトも大きいな。ほんとは高校生の時にギターから始めたんだけど、向いてなかったんだよね笑

Shinobu:そんな経緯が!意外!

◆気の合う仲間の見つけ方

美緒:楽器もそうだし、例えばギタリストでもその中で得意不得意なジャンルってあるしね。自分の音楽にはどの人が合うのかなっていうのも、力つけていきたいよね。

Shinobu:そうだねえ。ミュージシャンの目利きって難しくて。あの人のライヴで聴いたときはめちゃくちゃ好みだったのに、いざ自分のサポートお願いしてみたらなんか違うなあとかあるしね笑

美緒・アキ:わかる〜〜〜笑

美緒:それでしっくりくる時って興奮するんだけどね。

アキ:CURRENTでもメンバーは探し続けていて、良いなと思うけど、なかなか自分の思うゴールにたどり着かなくて。今は落ち着いてきているんだけどね。

Shinobu:自分も成長し続けている期間だからころ、答えにたどり着くのは時間がかかるものなのかもね。ちなみにメンバーの見つけ方ってどうしてる?

アキ:私はジャムセッションをホストしたり、行ったりしてるから、そこで合いそうな人を見つけてきたり!あとは信頼できる友達に紹介してもらったりかな。それこそShinobuちゃんにも聞いたけど。

美緒:私は基本サポートメンバーを探しているから、求めるのは自分のタイム感に合う人だから、探し方は、やっぱり信頼してる人に頼んで連れてきてもらうって感じだな。自分が信用置いてる人なら類は友を呼ぶで、きっと相性いいかも!って思うかな。

Shinobu:全くみんなはじめましてな状態よりも、場の雰囲気も和むし、スムーズなのもあるよね!

美緒:でもこれからやっていきたい音楽性では、サポートメンバーのことまだ全然考えてれてない笑 しのちゃんにも相談したいな…

Shinobu:ちなみにあたしはセッション行ったりして仲良くなることも多いけど、その人の音楽聞いた上で2回は飲んで仲良くならないと誘わない!

美緒:そういう見つけ方、めっちゃいい!ほんとはそのくらいフランクに音楽一緒にできる人を誘いたいんだけど、性格的に、さっきの話じゃないけど人に頼れなくて…最初からわがまま言えないというか…

Shinobu:飲んだほうがいいよ笑 (曲の中での)フレーズは良いけど、なんか気が合わないなあとかも見極められるしね。結局バイブス。笑

アキ:人柄は一緒にやる上では大事だからね〜〜。

Shinobu:あ、一旦ここで写真撮っとこう。はいチーズ(唐突)

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美緒:かわいい笑

アキ:初めてやった〜〜

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普段打ち明けないところまで、今回も話しましたが、ぜひ後編もお楽しみに!

二人のTwitter等々もぜひチェックしてみてくださいね。


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written by Shinobu Kawashima



















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