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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2022年10月の記事一覧

【腹筋群に対する運動療法】腹直筋を抑制して腹横筋・腹斜筋群にアプローチする方法を3選紹介!

今回は、腹筋群の運動療法というテーマで実際に臨床でリアルにやっていることを一部分紹介しようと思います。 腹筋群の運動療法において、腹直筋は抑制したいケースが多く、それに対して内腹斜筋・腹横筋など体幹の深層の筋群を使える状態が骨盤周囲の安定性や動作を遂行する際には重要になります。 ですが、多くの方が体幹を鍛える・腹筋を使おうとした時には、必ず上体起こしの様な動きを取り入れる方が多い。 実際に、この動きでも腹筋群が使われることは間違いないですが、腹筋群の筋線維を確認したらイ

【股関節の運動療法】理想的ヒップを創り、殿部群を使えるための運動療法の考え方について!

今回は、以前投稿した上記のツイート内容の深堀りをします。 股関節の機能改善にも活用できる内容だと思いますし、ボディメイクの観点としても活用できると思いますので、女性でヒップアップしたいという目的の方に対しても活かせる考え方になると思います。 自分自身も愛媛県でピラティススタジオを経営していますが、ボディメイク目的で来店されるお客様も数多くおられるので、実際の現場でも取り入れていることなので、役立つ内容になると思います。 では、本題に入っていきます↓↓ ブリッジをしても

【大腰筋の運動療法】大腰筋の機能解剖学に基づいた運動療法の考え方とコツ!

今回のテーマとしては、、 大腰筋の運動療法を行う時に、機能解剖学や大腰筋の特徴を理解した上で運動療法を行うことが重要になってくるわけです。 教科書に書いてる内容としては大腰筋の作用は… 股関節屈曲・腰椎伸展・骨盤前傾をする作用になるから、そういうエクササイズをすれば大腰筋を鍛えられるというイメージを持たれている方も多いと思いますが、実際はそういう理想的なエクササイズにはならないケースの方がほとんどです。 そのため、、 大腰筋をしっかり機能するための考え方について紹介

【今回限定の特別公開】歩行に活かす股関節の運動療法&トレーニング!【60分動画】

今回は、自分が運営しているオンラインサロンで配信している動画を今回のみ限定公開という形で特別にこちらのマガジンでも共有します。 「歩行に活かす股関節の運動療法」というテーマで60分の動画になっています。理論的から運動療法・トレーニングに活かす実践編まで解説しているのでご活用頂ければと思います。 歩行に活かす股関節の運動療法【60分動画】 フル動画はこちら↓↓

【頸部・肩甲帯の運動療法】「首や肩の緊張が上がる原因」を3選解説!

今回は、頸部・肩甲帯の運動療法をテーマにしたコラム。 頸部・肩甲帯の緊張が上がる理由の1つとして、上記に記載している様に呼吸の問題がありますが、、 呼吸以外の観点から頸部・肩甲帯の緊張が上がる理由を3つピックアップして解説します。 ① 頭の位置が悪いまず1つ目としては、、 頭の位置が悪い状態になっていると、頸部・肩甲帯の緊張が上がります。 こういう状態の組み合わせによって、頸部・肩甲帯の不調に繋がっているケースが実際かなり多いです。 頭部は体重の10分の1くらいの

【呼吸の運動療法】呼吸を変えるためのアプローチの考え方と順序について!

呼吸の運動療法として、エクサイズを行うということは呼吸機能に対してもアプローチしていることになり、呼吸機能がある程度しっかり出来ないと、姿勢や動作にももろに影響を受けます。それが呼吸です。 上記にも記載していますが、、 一般的には、息を吸う時が吸気・息を吐く時が呼気といった呼吸パターンで呼吸をすると呼吸をしやすいですが、当然ですが上記の内容だけでは不十分なわけです。 今回のコラムでは、、 呼吸の運動療法など呼吸に対して介入をする際に、知っておきたい考え方やアプローチを

【肩甲骨の運動療法】肩甲骨が下制運動できなくなる理由3選!

肩甲骨下制ができなくなると… 脊柱を伸展する際に重要な背筋群であったり、肩関節屈曲する際の肩甲帯の動きが出ずに身体にとっても悪影響が出ることが非常に多いです。 この肩甲骨アライメントが悪くなる要因を今回は3つピックアップして紹介して、なぜそれが重要なのかという理由まで解説をしていきます。 紹介している要因は3つとも重なることもあるため、どれか1つだけ解決すれば良いという問題ではなかったりもします。 ① ヘッドフォワードポスチャー頭部の位置が前方変位すると、肩甲帯は挙上

姿勢改善をする運動療法において最優先に改善するべき2つの条件とは?

どんな姿勢パターンでも共通していることですが、姿勢を改善する上では順序があります。 そして、コラムでも「姿勢改善に筋力は必要ない」という話は何度も口酸っぱくしているので、筋力トレーニングをすれば姿勢改善ができるわけではないことはいつもマガジンを読んで頂いている皆さんならご理解頂いていると思います。 今回に関しては、、 姿勢改善をする際には、筋力が強いとか弱いではないという話は以前のコラムでさせて頂いたので、姿勢改善をする上で前提として整えておくべき条件を2つピックアップ

立位姿勢の際に膝を伸ばして姿勢保持をしない方がいい理由を解説!

膝関節は完全に伸展ができることが重要な関節であることは間違いないですが、膝を伸ばして立つのと膝が伸びる場面があるというのは全く意味が違います。 そして、、 膝関節の完全伸展の可動域があっても、完全に伸ばしきった状態で膝関節をロックさせたり、反張膝になるような膝関節の使い方になってしまっている方も結構います。 では、、 なぜ膝関節を完全に伸ばし切って立たない方が良いのかという理由を今回のコラムでは解説していきます。 下半身重心が後方移動する前回のコラムも合わせて見て頂