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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2022年8月の記事一覧

【変形性膝関節症に対する運動療法・ピラティス】アプローチする時のポイント3点!

普段から変形性膝関節症のお客様を数多く診る機会が多いわけですが、膝関節疾患を多くみていてアプローチをしていると、色んな共通点や必要な運動療法も共通する点があったり気付きが沢山あるわけです。 この変形性膝関節症に対して、臨床でどの方にもほぼほぼ共通してやる機会が多い運動療法だったり、膝関節の変形や痛み改善においてやるべき運動療法を今回は3つ紹介しようと思います。 1 上半身重心に対する運動療法まず1つ目としては、、 上半身重心に対する運動療法になります。 変形性膝関節症

スウェイバック姿勢で機能不全になる体幹筋群に対する運動療法のアイデア!

臨床において、不良姿勢の代表的な姿勢としてスウェイバック姿勢があげられます。10人いたら8人はスウェイバック姿勢というくらい割合としてはとても多いです。 スウェイバック姿勢の仕組みを理解しておくだけでも、アプローチを行う際にスムーズに介入することができます。 今回は、スウェイバック姿勢の体幹機能について解説をして、それに対しての運動療法のコツや姿勢改善をするための考え方についてお伝えしていきます。 実際に臨床の運動療法で、自分自身がアプローチを行う際にやっていることも紹

【ピラティス】ロールアップやロールダウンが最短で出来るようになるために必要な考え方とは?

自分自身ピラティスをメインで普段やっているわけでして、ピラティスのメニューでいえばロールアップ&ロールダウンの動きができない方が多いです。 色んな方を診ている中で、、 ロールアップ&ロールダウンが出来ない人には共通点があると感じています。その共通点についてお伝えしようと思います。(背骨が固いとかそういうシンプルな理由ではないです) 開脚できない人が開脚出来るようになりたいとか、、 前屈で地面に手が付かない人が地面に手が付くようになりたいとか、、 そんな感覚で、、

【胸郭の運動療法】リブフレア&胸椎の可動域を改善する際の運動療法の考え方!

今回は、胸椎・肋骨に対する運動療法を行う際の考え方について解説をします。 実際に自分自身の臨床でやっていることを踏まえて解説しているので、机上の空論ではなく実際にやって実感していることや考え方について解説をしていけたらと思います。 今回の内容が全てではありませんが、臨床で運動療法を行う際に参考にはなると思いますのでご活用下さい(^^) 肋骨はどんな場面に開くのか?解剖学的なところからお伝えすると、、 肋骨が開くというのは、肋骨外旋運動です。 肋骨の外旋が起きる場面と

立位姿勢における「骨盤前方シフト」と「前方重心」の違いと筋肉の作用について!

今回は、姿勢保持における筋肉の作用の違いについて解説します。 不良姿勢の分類としては、いくつかのパターンに分類することができます。この不良姿勢においても少し姿勢が変われば筋肉の活動も変化するため、姿勢の特徴について知っておくことは非常に重要になります。 医療機関で勤務されている方もインストラクターなどでスタジオで働いている方も、人間は動く生き物のため仮に股関節や膝関節が痛いなどの症状があったとしても、そこに対してのメカニカルストレスを改善しなければ、本当の解決にはなってな

ドローインとブレーシングの臨床における使い分けと性質について!

今回は、ドローインとブレーシングをテーマにしたコラム。 実際にどういう風に臨床に活用していくかという部分や2つの性質の違いなどを解説していきます。 ブレーシングを引き出したい場面でドローインしか出来ないのは間違いだし、ドローインを引き出したい場面でブレーシングしか出来ないのは間違いなわけで、目的や時と場合によって両方ともに正解にもなれば間違いにもなるわけです。 そういう前提があることは理解して頂いた上で、今回のコラムの内容を活かして頂ければと思います。 ドローインの性

腹筋群の機能不全が引き起こす股関節への影響とは?

臨床をやっていて、、 腹筋群の機能不全が引き起こす問題はとても多く感じます。 その問題は、腰椎など体幹周囲の問題のこともあれば、股関節や肩関節など体のどの部位に対しても問題を引き起こすきっかけになるのが体幹筋群です。 今回のコラムでは、、 普段から股関節疾患をよく診るケースが多いので、股関節と腹筋群との関連性についてお伝えしていけたらと思います。 腹筋群との股関節の動きとの関連性を何パターンか紹介する様なコラムにしていきます。実際の自分自身の臨床経験も踏まえた内容も

股関節伸展制限は股関節屈曲制限にも繋がるメカニズム!

今回は、実際のクライアントさんの症例をもとに解説。 変形性股関節症と診断されている方ですが、股関節の可動域制限はアプローチしたら改善するけど時間が経ったら今まで元に戻ることが多いと言われていた方でした。 股関節疾患の方の可動域制限として、股関節伸展制限がある方も多いと思いますが、股関節伸展制限がある方は股関節屈曲制限がある方も多いです。 なぜ、股関節伸展制限がある方は股関節屈曲制限に繋がるかというメカニズムというか臨床で多いパターンを紹介しようと思います。 実際に多く

ロッカーファンクションから歩行の運動療法を考える!

今回は、歩行の運動療法についてのコラム。 臨床をやっていく中で、歩き方を良くしたいという方を診る機会もあれば、股関節痛や膝関節痛などで、歩行パターンに問題があってメカニカルストレスが生じているというケースもあります。 人間も立位保持だけできたらいいわけではなく、日常的には動けないといけないわけなので、動きを変えていく必要性はとても大きいです。 その歩行に対して、、 ロッカーファンクションなど足部機能から運動療法を考えていけるコラムにしようと思います。 歩行は意識する