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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2021年11月の記事一覧

呼吸エクササイズの前にやるべきこと!「横隔膜」が本当に機能するために必要なこと!

ピラティス・運動療法において… 呼吸に対してアプローチすることは重要です。 呼吸の基本として… 以前のコラムでも取り上げましたが、腹式呼吸と胸式呼吸があって、呼吸全体の運動としても、横隔膜が呼吸運動の大半を占めています。 この横隔膜が機能するために… どの様にアプローチしていくかですが… プッシュアップなど上半身を鍛えたり、スクワットなど下半身を鍛える様な運動療法とは呼吸エクササイズは違っており、筋力トレーニングや呼吸筋を鍛えるというよりも臨床上ではもっと大切なこ

学校では習わない!「姿勢・動作改善」のための「膝関節可動域」と評価方法とアプローチ!

膝関節の可動域を評価する際に… 回旋の動きもありますが、基本とする膝関節の動きとしては屈曲と伸展ですよね。この可動域を確認する方法を工夫することが重要。 膝関節の可動域制限がある様に見えて… 実は可動域制限はなかったり、、 そういうことが臨床上はとても多いです。 オンラインセッションを普段からやっていますが、膝関節に悩みがある方も多く、膝関節の可動域制限や膝関節の痛みに対してもアプローチをしています。 オンライン上では、姿勢や動作を診ることしかできませんが、実際に

「梨状筋症候群」の症状改善のための運動療法について!

臨床をしていると、殿部から大腿後面などの坐骨神経領域に痛みが生じている方を数多く診ます。 坐骨神経が梨状筋を通って、下肢にかけて神経が走行しているわけなので、梨状筋が何らかの原因でタイトネスになることで、坐骨神経領域に痛みや痺れてなどの症状が出やすくなります。 この梨状筋症候群に対して… 梨状筋がタイトネスになっているため、「梨状筋のストレッチ」をしたり、「大殿筋・ハムストリングスをストレッチ」したりが一般的に言われています。 ですが、、 臨床ではそんなシンプルな話

ピラティス・施術で「1時間7000円」を頂く時に普段から意識している心構え!

今回は臨床ネタではないですが… 自分が普段から大事にしていることについて書きます。 副業でも自費で事業をされているセラピストの方もいると思うので、心持ち・マインドの部分で少し活かせる内容になっていると嬉しいです。 普段は、愛媛県で痛み改善や姿勢改善をしたい方に対して、ピラティスや施術をしています。1時間7000円という価格設定でやってます。 保険診療しか受けたことがない方からしたら、1時間7000円と価格だけ聞くと、非常に高いと感じる方もいると思いますし、サービスを受

【腸腰筋を嫌でも使う】リフォーマーを使った腸腰筋エクササイズ5選!

ピラティスのリフォーマーを使った運動療法。 リフォーマーを使ったエクササイズを紹介するのは初めてですが、リフォーマーを持っている人も、持ってない人でも考え方を臨床に活かすことができると思うので、参考になる内容になっています。 実際に文字ではなく、エクササイズは動画5本を入れて文章で補足しながら解説をしているので役立ててみて下さい。 実際に機能解剖学をベースにエクササイズを考えており、ピラティスのテキストなどには載ってない内容になっています。 腸腰筋の運動療法①1つ目と

脊柱のカップリングモーションを運動療法に活かすコツについて!

脊柱のカップリングモーションについて。 脊柱の動きも「頚椎」「胸椎」「腰椎」それぞれに動きの組み合わせがあることを知っておく必要があります。 そして… 脊柱の動きを理解して、それを臨床現場に応用出来ることが必要になってきます。自分も脊柱の運動療法をしない日は基本ないですが、このカップリングモーションは常に頭に入れて脊柱に対してアプローチをしています。 痛みがある方や可動域制限がある方にも活用ができて、機能改善としても活用することが出来る内容になります。 では、本題に

【スウェイバック姿勢の運動療法】2パターンに分けたアプローチが重要!

普段から姿勢改善を目的にしている方に対して、ピラティスをやっているので、姿勢については考えない日がないくらいの毎日です。 色んな姿勢の中でも… スウェイバック姿勢が8割くらいを占めています。 スウェイバック姿勢もアスリートから高齢者まで幅広い年齢層で多い姿勢パターンになります。 最近診たサッカーをしている方も、スウェイバック姿勢によって体幹や股関節周囲が機能してないがために、どれだけ筋トレをしても当たり負けをしてしまう。 最近診た主婦をしてる方も、台所で料理をしてい

「足を組むこと」で起こるデメリットを機能解剖学的に解説!

脚を組む癖がある人って多いですよね。 患者さんに脚組みは良くないですよと伝えても、何で良くないのかを解剖学や運動学的に説明できる人も少ないはずです。 そして、患者さんに脚を組むことが良くないと伝えても、セラピスト自身もデスクワークをする時などに、脚をつい組んでしまっている方も多いはず。 自分自身も、無意識だと左脚を組む癖があるんですが、やっぱりそれを続けていると、痛みとかは無いですが、左の股関節周りや左脚がしっくり来ない感じがしたり、右下肢に比べて左下肢の方が筋力低下し