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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2021年7月の記事一覧

【頭頸部のコントロール】不良姿勢で起こる3つの悪影響!

体の10分の1の重さがあるのが頭部であって、60キロの体重の人であれば6キロの重りが体の1番上に乗っているわけなので、頭部の位置をコントロール出来るか出来ないかによって、身体全体的な機能への影響も出てくるわけです。 今回としては… 頭頸部が適切な位置にないことで起こる、身体的な機能障害について臨床上特に多い3つをピックアップして解説をしていこうと思います。 頭頸部を必ず診るべき理由 頭頸部を必ず診るべき理由ですが… ・肩こり、首コリ ・姿勢が悪い ・腰が痛い ・股関

「腸腰筋」の機能改善をする際に必ず意識しておきたいポイント!

股関節の中でも… 腸腰筋の重要性は理解されている方も多いと思います。 腸腰筋が固くなると… 股関節伸展制限になりますし、、 腸腰筋が弱ければ… 骨盤が後傾したり、股関節屈曲出来なかったり、、 どの筋肉も同様ですが… 腸腰筋に関しては、特に他の筋肉以上に、しっかり伸びて、しっかり収縮が出来る状態にしておくべき筋肉だと臨床をしている中でも感じています。 筋肉の特徴としても… 脊柱から大腿骨まで付着している筋肉のため、同じ筋肉でも部位によっては獲得したい機能は異な

膝関節伸展制限がある人に共通する股関節機能の特徴について!

臨床では、膝関節疾患を診る機会が多いんですが、膝関節疾患に共通する股関節の特徴は多くの方を診る中で共通している部分も多いと感じています。 特に、年齢を問わず女性に多い印象ですが、膝関節の重だるさ・膝の痛みの症状を訴えられる方は、「膝の可動域制限がある」「膝関節の噛み合わせが悪い」のどちらかの問題はほぼ100%あります。 膝関節の問題も、膝関節周囲の制限因子を見つけたアプローチも必要になってきますが、そもそも動作の中で、膝関節伸展制限を作ってしまう動作パターンを変えていく必

【足部の機能改善】足部・下腿周辺の痛み&張り感の捉え方と改善方法!

一般の方に向けてオンラインセッションをやったりもしているんですが、やっぱり共通した悩みがある方は多いです。 先日、脚の悩みがある方から頂いた画像ですが、この様な症状で悩んでいる方は非常に多い。この画像を頂いた方は「足首のだるさ」「スネの外張り」の症状がありますが、痛みなども共通した考え方が出来ます。(画像は本人さんに許可頂いています。) 今回は、この様な足首〜下腿にかけての症状改善のための考え方について参考になる様なコラムにしようと思います。 セラピストでもトレーナ

教科書には載ってない「ホールドリラックス」を活用した運動療法のコツについて!

筋緊張を緩和させる運動療法の1つとして、「ホールドリラックス」を活用することが可能ですが、今回のコラムでは、「ホールドリラックス」を少し深堀りして、実際にどの様にして活用するのかを紹介してきます。 誰でも出来る方法なので… 今日の臨床からも活用できますあ。 運動療法だけで、筋緊張を緩和させる方法⬇ 合わせて読んでおくと理解が深まるのでオススメです。 一般的なホールドリラックス 一般的という言い方が正しいかは分かりませんが、、 教科書とかに載っているほ「ホールドリ

運動療法だけで、筋肉の過緊張を緩和する運動療法の組み立て方!

理学療法士1年目の時には、徒手療法をしているセラピストがカッコよく見てていて、徒手療法をセミナーに行って勉強しました。 そして… 徒手療法を促したい場面って、「動きを促通する」「緊張を緩和させる」とかがメインだと思います。 臨床現場でも、徒手療法って緊張を高めたいという場面よりは、圧倒的に緊張を緩和させたいって目的で使うことがほとんどです。 ですが… それを、運動療法で行うことが出来るとマッサージも必要ないですし、徒手療法に拘る必要もなくなります。 実際に今現在は

患者さんに「リピートしてもらう」時の大切な心構え3選!

今回も治療技術の話ではないですが… 患者さんに「リピート」「通ってもらう」時にセラピストが心掛けておきたい意識を3選ピックアップしてお伝えします。 いくら治療技術があって、治療の練習をしても、参考書を読んで勉強しても患者さんが来たいと思ってもらわなければ、元も子もないです。 自分自身も理学療法士になった新人の頃は、クリニックで働いていても、ある日突然に患者さんが来なくなったりする経験もしましたが、今では自費でピラティスや整体事業をやったりしてますが、来られた方の90%以

患者さんから「指名されるセラピスト」になるための会話スキル!

今回は… 運動療法や徒手療法とかの話ではないけど、臨床力としてとても重要なスキルの1つである「コミュニケーション」「会話」の話。 コミュニケーションの勉強を色んな本を読んだり、それを実践したりもしていて、セラピストにも患者さんやクラアンさんとの会話でも必ず参考になることがあると思ったので、今回はコミュニケーションについてまとめをさせてもらおうと思います。 セラピストとしては、運動療法や徒手療法の勉強をすることも大切ですが、「人生の3分の2はコミュニケーションで出来ている