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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

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2021年6月の記事一覧

腹式呼吸をするための運動療法ポイント3選!

今回は、腹式呼吸を行うための運動療法ということをテーマにして運動療法のコツについて紹介します。 横隔膜を使った状態で呼吸を行うことが腹式呼吸を行う上では求められますが、普通に腹式呼吸を促そうとしても横隔膜をしっかり使った呼吸が出来ない方がとても多いのが現状です。 実際に、腹式呼吸を促していくためのポイントとして、アスリートでも高齢者でも出来る方法として、座位姿勢で行える方法があるので3つのポイントを踏まえて運動療法で役立ててもらえればと思います。 1:肋骨が締まる状態を

【大腿四頭筋の運動療法】「大腿直筋」を抑制した状態で、選択的に運動療法を行う方法!

今回は… 大腿四頭筋の運動療法がテーマ。 病院や整形外科で「太ももの筋トレ」を指導されましたという患者さんはとても多いですが、その方法のほとんどが大腿直筋の筋トレになっているケースが多いです。 そもそも大腿四頭筋のトレーニングが必要かどうか判断する必要がありますし、大腿四頭筋の運動療法のやり方も工夫をしないと、ほとんどの人が逆にやらないほうが良くて、膝関節や股関節の状態が余計に悪くなることも仮説することが出来ます。 今回のコラムでは、実際にやっている大腿四頭筋の運動療

股関節伸展制限の制限因子になる3つの筋肉の特徴&影響について!

股関節伸展制限がある方はとても多いです。 高齢者とかだと、伸展制限がない方の方がいないんじゃないかくらいの割合で、股関節伸展制限がある方が多いです。 関節にもよりますが… 基本的には、関節は伸展位で安定性が高まる関節が多く、反対に軽度屈曲位〜屈曲位で安楽肢位の様な状態になる関節が多いのが特徴です。 そのため… 基本的に日常生活では楽な姿勢を取る機会が多い分、普段から動かさない方向に可動域制限が生まれやすいです。(股関節や膝関節なら伸展制限。) 普段の臨床は、下肢疾

脊柱の運動療法で1番最初に見るべき機能評価と改善ポイント!

脊柱の運動療法を行う際には… 脊柱の動きが正常なのか。もしくは問題があるのか。 それを判断・評価する必要があります。 評価方法に正解はありませんが、臨床では一見は姿勢も問題なく、脊柱の動きも問題がない様に見えるケースも多く、見えるだけで実際は代償を見逃している結果として正常に見えていることも多いです。 そのため… 代償が出ない様な基準を作る必要があり、その基準を1つ作ることで、脊柱の状態がどうなのかってことを判断することが可能になります。 実際に、自分自身が臨床で

「動き方の癖」を見分ける際に最適!「動きの評価」で活用しやすいピラティスのメニュー5選!

ピラティスは「動きを鍛える」とも言われる様に、動きを変えるためにピラティスを活用することは効果的です。 そして… エクササイズとして、ピラティスを活用するだけではなく、動き方の癖を評価したり、動き方の特徴を評価する上でもピラティスを活用すると判断がしやすくなります。 エクササイズだけではなく… 評価としても活用できるということです。 数多くのピラティスのメニューの中でも、臨床での動きの評価において、活用しやすいピラティスの種目を5選紹介します。 動きの評価に活用す

胸椎の動きの中で「胸椎伸展」の動きが共通して1番分かりづらい3つの理由!

運動療法を行う中で… 脊柱の運動療法を行うことは多いと思います。 その中で… 胸椎の運動療法においては、可動性を高めるエクササイズを行う機会が多いと思いますが、胸椎の動きにも屈曲・伸展・回旋の動きがある様に、全方向に動かせることになることが理想です。 ですが… 「胸椎伸展」の動きだけは、運動療法を指導する際に、最もクラアントさんとしても動かしている感覚が分かりにくく、指導者側としても理解してもらいにくいため、胸椎伸展動作において、「胸椎を使う」「胸椎を動かす」という

周りの理学療法士よりも、頭一つ突き抜けた存在になる3つの方法!

過激なタイトルですみません。笑 「理学療法士」というタイトルですが、「柔道整復師」「パーソナルトレーナー」「インストラクター」でも全てに共通していることだと思います。 大多数ではなく、少数派に入り、自分の希少価値を高めるために今までやってきて自分なりに経験から実践して重要だと思ったことを3つに絞って書きます。 「理学療法士の資格持ってます。」 とか言っても、日本全国探せば理学療法士の資格持ってる人は探せばいくらでもいるわけで国家資格を持っているから安心とか、周りと違う

スウェイバック姿勢の改善に100%アプローチが必要なポイント3選

臨床では、痛み改善をしたい方を中心に診ていますが、その一方でボディメイクや姿勢の悩みを何が何でも良くしたい。 という方も日頃から多く診ています。 そのため… 姿勢についての参考書や文献を読んだりするわけですが、正直なところ姿勢はパターンに分類できて、短縮しやすい筋肉や弱化しやすい筋肉があったりしますが、その文献や参考書の知識を頭に叩き込んでも、実際に改善できるかは別問題ですし、教科書や文献の内容だけで改善するのは正直な所、自分の今までの肌感覚では厳しいと感じています。

【誰でも確実に触診できる】膝関節アプローチに重要な「縫工筋」「半膜様筋」の触診方法のコツ!

以前ツイッターで… 殿部の触診方法のコツについてツイートしたら好評だったので、今回のコラムでは自分自身が臨床で実際にやっている膝関節アプローチに必要な「半膜様筋」「縫工筋」の触診方法について紹介をしていきます。 触診に関しては… 触りたい組織が確実に触れる これが1番大事になってきます。 例えば… 外側広筋を触診する場合だと、人によっては、大腿直筋を目印にして探す人もいれば、腸脛靭帯の下方に位置するため、腸脛靭帯を目印にして探す人もいると思います。 結局は触れた