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臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】

業界最大規模の購読者数700名以上●「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターのためのマガジン●"臨床で本当に必要なスキルは、解剖学・運動学・生理学…
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2020年8月の記事一覧

運動療法の組み立てで意識したい「運動方向」について!

先日は、アンケートのご協力ありがとうございました🙏 多くの意見を頂いて全て目を通させて頂いています。 運動療法やピラティスに関する要望が多く、その上で、臨床現場での工夫や考え方の部分を知りたいという要望が多かったです。 そのため… 早速ですが、今回は臨床に活かせる運動療法の工夫を紹介(もちろんその他の意見・要望も参考に運用していきます) 今回は… 運動療法での「運動方向」の工夫。 エクササイズを組み立てる時に… ・支持基底面 ・レバーアーム ・重心の高さ ・重

「足関節内反捻挫」の病態アプローチ!

今回は… 足関節内反捻挫について解説をしていきます。 足関節内反捻挫は臨床で関わる機会が多い疾患ですが、とても軽視されやすい疾患でもあります。 足関節捻挫の再発によって足関節の不安定感が増した結果として、慢性足関節不安定症(CAI)に進行する可能性もあります。 そんな臨床現場でも軽視されやすいけど重要な、足関節内反捻挫についての病態とアプローチについて解説していきます。 足関節内反捻挫の損傷部位 足関節内反捻挫で代償的な損傷部位としては… ・前距腓靭帯(ATFL

「頚椎」の機能解剖学と臨床での診かた!

今回は… 頚椎についてのコラムです。 先日インスタグラムのストーリーでも上げましたが… 病院や外来のクリニックで働いた経験からですが、しっかりしたデータを出しているわけではないですが、肌感覚としては、腰痛と並ぶくらい頚部痛で悩まれている方はいて、特にデスクワークやスマホをよく使うことが多い方に多い印象です。 理学療法士やトレーナーの方に多く見て頂いているマガジンなので、頚部痛の方と関わる機会がある方もいると思うので1つでも臨床に活かせる様なことを解説していきます。

膝疾患のスクリーニング評価

自分が運営しているマガジンで以前書いたコラムですが、、 多くの方からメッセージ頂いて、、 疾患別や部位別の状態を把握する時にも、スクリーニング評価を用いてやっているので少し紹介します。 現在は、自費でピラティスと施術をしていますが、時間も60分間と限られるので、なるべく早く対象者の方の原因や問題点を見つけて、そこに対して施術なりトレーニングなりの介入を出来たほうが良いわけです。 ただ姿勢を良くしたいという方ももちろんいますが、ほとんどの方が「膝が痛い。腰が痛い。股関節

「ドローイン」と「ブレーシング」の役割と臨床で活用できる豆知識!

ドローインとブレーシング… どっちが良いのかみたいな議論を聞いたことがあると思いますが、結論からいうと、どちらが良い悪いではなく、結局は使い方次第です。 ドローイングはドローイングの特徴があり、、 ブレーシングにはブレーシングの特徴があり、、 どちらが良い悪いと比較するものではなく… 何を目的にして、どういう場面に使用するかが大切になります。 そのため… 互いを比較するものではないということ。前提としてブレーシングとドローリングの特徴を理解しておくことで状況に合

【骨盤前傾を深堀り】骨盤が起きればOKというわけではない理由!

今回は、「骨盤・股関節」に特化した話をします。 骨盤の動きも股関節の動きですし、 大腿骨が動いても股関節の動きです。 股関節に関しては… 骨盤後傾位は悪い。 骨盤前傾位が良い。 みたいなイメージが、、 臨床の中である人も多いんじゃないでしょうか?? 確かに… 骨盤後傾アライメントになっている人が割合としては多いので、骨盤前傾を作っていくこつも時には必要ですが、骨盤前傾は前傾位なりに、姿勢や動きの面にも直結して悪影響を与えることもあるため、具体的な評価や治療の

【動きの診かた】スクリーニング検査のコツ!

歩行分析にしろ… 立ち上がり動作にしろ… 歩く、立つ、立ち上がる、座る、寝返る 何かの動きや姿勢を変えたいのであれば、「動きの検査」をするのは当然だと思います。 姿勢の評価も行いますが… 姿勢の評価だけでは、静止状態のため、ムーブメントとしての動きの評価は合わせて必ず行います。 今回は… 実際に臨床現場でクライアントさんに行っている「動きの評価」について明日から使える「スクリーニング検査のコツ」について解説していきます。 「姿勢評価」は評価の中の1つ 姿勢評

「肩疾患」の病態を理解する!

肩関節の病態というのも… 整形外科クリニックなどで働いた経験があるので分かりますが、リハビリの処方が出る時の診断名も「肩関節周囲炎」がほとんど。 しかし… 肩関節周囲炎というのも、疾患の病態について明確になってない状況であって、分かってないことが多いのも肩関節周囲炎。 そして… 肩関節周囲炎という名前の通りですが… ココっていう特定の決まった部位ではなく、肩関節の周辺に起きる病変の総称を肩関節周囲炎というため、同じ診断名の肩関節周囲炎だとしても、ある人は肩の後方が

「距骨」が直立化しない理由!

足部〜下腿にかける問題はとても多く… 特に足部は荷重時にもろに体重を支持する部分になるため、カラダの土台は体幹部分や脊柱と言われたりしてますが、実際に動きを考えた時には、「足部」が動きや身体の土台と言っても過言ではないくらい足部は大切。 そんな足部〜下腿までにかける問題は、臨床上とても多く、自分自身も毎日足部を診ない日はまずないくらい足部を重要視してます。 その足部の中でも… 今回は「距骨」に焦点を絞ったコラムにします。 明日からの臨床のヒントになるような内容にして