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[1988年~]紙にコーディング

紙にペン(正確には鉛筆やシャープペンシル、何度も書き直すからね)でコーディングするというのは今では社会人の入社時の新人研修でもしないかなぁ?

1990年頃まではコーディングはまず紙にするのが当たり前だった。
コードをキー入力できる端末の台数が限られていて開発者の間でシェアしながら紙に書いたコードをキーパンチしてコンパイルまでというのが通常の作業だった。

端末は時間貸しなので端末のアイドルタイムを少なくするためにも端末の前で試行錯誤するというのは無駄コストを発生させるため紙に書いたコードを短時間で打ち込む必要があった。

紙にコードを手書きすると誤解を招く文字がいくつかある。
0(ゼロ)とO(アルファベットのオー)とD(アルファベットのディ)
i(アルファベット小文字のアイ)と1(イチ)と7(ナナ)とl(アルファベット小文字のエル)

これらは要注意文字で少し変形した文字を書いて区別している。
0(ゼロ)にはスラッシュを書き込んだり、O(アルファベットのオー)は上に横棒を書いたりなどである。

今となっては不要な技術となってしまった。
しかし、業界ではいまだにこの名残は読み方に残っていて
D(ディ)をデー
T(ティ)をテー
などと発音する
誤解を最小限に抑える工夫である。

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