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プライドパレード(San Francisco Pride)にめぐり合えました【前編】 ―暮らすように旅したい―

「しのちゃん、明日何時からだった?」
オラクルパークへドジャース戦を観に行く予定の日の前日、ゆうこさんに尋ねられて、「1時過ぎからやったかな」と答えた。
「私仕事で朝8時過ぎには家を出るけど、その時間でよければサンフランシスコまで一緒に行く?お店とか開く時間までオフィスにいてくれてもいいし。」
ありがたい申し出に「うん、お願いしてもいい?」と一も二もなく即答。

「明日ね、プライドパレードあるらしいのよ。交通規制がかかると思うからちょっと調べてみてくれない?」

えっ?プライドパレード?
あのレインボープライドってやつ?
そういえば前日オラクルパークへ行くのに停留所探してる時にもビルに掲げてあるレインボーフラッグをいくつか見かけたな。
タイミング合うなら観に行きたい!

調べてみたところ交通規制は思ったほど広域ではなく、ゆうこさんのオフィスへのルートは通常通り走れそうな感じ。
パレードは10時半から、マーケットストリートで行われるそう。
オラクルパークへ行くCaltrainの駅もちょうどそのストリート沿いにある。
時間もバッチリでラッキー!

ということで当日、朝ごはんをいただいてからゆうこさんの車に乗せてもらっていざサンフランシスコ市街へ!
ゆうこさんのご自宅はサンフランシスコの市街地からベイブリッジを渡ったオークランド、市街までは車で3~40分の距離。
パレードの時間までオフィスでゆっくりさせてもらい、そこからはMuniのバスで会場付近まで。

Muniはバスと路面電車のメトロがありますがどちらも片道3ドル、こちらの記事でお伝えしたClipperCardだと2.5ドル。

ClipperCardはMuni、オラクルパークへ行く時に乗るCaltrain、それとBARTのどれにもピッとするだけで使えます。
ほんと便利。

オフィスのすぐ近くにGeary Blvd & Fillmore Stのバス停があり、そこから38番のバスに乗ります。
Googleマップで調べるとほぼまっすぐ東へ向かって20分弱ぐらい。
運よく座れたのでのんびり景色を眺めつつ乗っていると、もう少しかなというところで「ここから先は通行止めで行けないんだ」みたいなアナウンスがあったんやったかそう感じたんやったか、バスが右折したのでそこで降りてみる。


レインボーフラッグがはためいてます


マーケットストリートのほうへ向かうと、もうマップで調べる必要もないほど人の流れができていて街全体が熱気であふれていました。

沿道にいる人も思い思いのコスチュームで

さあ、プライドパレードの始まりです!
と言ってももうすでに始まってますけど。
その様子を写真でお届け。


とにかくみんな楽しそう!
そして沿道にいるギャラリーもフラッグを振ったり「Happy Pride!」と言いながら手を振ったりして盛り上がりの一体感が半端ない。
やっぱり日本とはちょっとテンションが違いますよね。


小柄な女性がバリトンサックス!カッコいい!!

LGBTQ+の方々のパレードかと思ってたら、企業やグループも参加されていました。
ファミリーで参加されてるのかお子さんたちも。

にぎやかなパレードを楽しみたいと思って行ったけど、それだけでなくなんとも幸せな気持ちになれるとても素敵なイベントでした。
こんな気持ちになるなんて全く想像してなかった。

noteに書こうと思って改めてプライドパレードについて調べてたらこんな記述が。

アメリカでは6月の「プライド月間」期間中、活気に満ちたプライドイベントが全米各地で開催されます。数百万人規模の参加者が集まり、愛と平等、そしてLGBTQの権利、コミュニティ、文化を祝福します。性的指向および性自認にかかわらず、すべての人が差別や偏見にさらされることなく、自分らしく生きていくことができる社会の実現を目指すきっかけとなった、歴史的なプライドイベントです。

サンフランシスコ・プライド( https://www.visitcalifornia.com/event/gay-pride-festival/ )はアメリカ最大級のプライドフェスティバルの一つで、パレードやフェスティバルには毎年100万人以上の参加者が集まります。当イベントは、市の自由、人権、そして愛の精神を体現しています。本年のサンフランシスコ・プライドパレードは6月30日に行われ、無料で参加することができます。フェスティバルイベントでは、ライブ音楽、コメディ、キャバレーイベントなどが開催されます。

PR TIMESより引用

この中の
「すべての人が差別や偏見にさらされることなく、自分らしく生きていくことができる社会の実現を目指す」
この部分を強く感じたからかもなと思いました。

自分らしく自由に生きる。
わかってるようでわかってない、できているようでやっぱりできてない。
〝こうするべき〟〝こうあるべき〟
誰に言われているわけでもないのに、そんな思いに勝手に自分が縛られてる。
もっと自由でいいんやなーと自分の中にある核の部分みたいなところの琴線に触れたのかも。
じんわり涙が出てきそうなあったかい気持ち。
思いもよらない気持ちがあふれて、自分でも戸惑うほどでした。


動画とほかの写真は後編で。


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