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「おかえりモネ」を全部観ていろいろ感じたことの話

■はじめに

こんにちは!クリエイターのShinoと申します。

朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」が終わりました。
今回は、このドラマを全話漏れなく観た私なりの、感じたことをまとめてみました。ぜひ読んでみてください!

〈最近の私のワーク〉

■歴代朝ドラとの違い

まず、これまでの作品との大きな違いは、ストーリーの期間が短いということが思いつきます。

朝ドラは、ヒロインの幼少期から大人になるまでの生涯を描くのが基本です。しかし今作は、10代後半〜20代半ばまでの10年弱。結婚をしてからの生活も、主役と夫の間に生まれた子供との生活もなかったので、過去作に比べると比較的あっさりした内容だったと感じた方もいたのではないでしょうか。

個人的には、今回のストーリーは非常に良かったと思いました。とにかく内容の整理がしやすかったですね。

幼少期や中年期の話が入るのは、ある意味で内容の充実性につながります。しかし、様々な年代の話に移り変わることで、理解することが難しくなってしまうことがあるのです。

年代が変わるということは、その背景にある文化や風潮も変わります。登場人物の心情のみならず、そういったバックグラウンドの理解も含める必要があるとなると、それに追いついていくことを大変に感じることがままあります。
長期間のことを描く作品も、それはそれで好きなのですが、どちらかというと今作のようなサックリした作りの話の方が好みであるということがわかりました。

■自己実現する人たち

独自のキャリアを切り開くモネ、
銀行を辞めて家業を継いだ耕治さん、
一度諦めた教育業を再開した亜哉子さん、
仕事を辞めて大学に進学したみーちゃん、などなど。

結婚をし、男性は会社でキャリアを積み、女性は専業主婦として家を守る。これまでのスタンダードな価値観とは別の、「やりたいことをやる」という活動的な姿勢がとても目立ちました。
自らが進みたい道を進む「多様性」が認められる社会が表現されていたように感じます。この価値観はオリンピックなどを通じて呼び掛けたこともあり、ドラマという形で作品にも投影されていることを見ると、なんだか嬉しく感じました。

予想できないことが常に起こり続ける今、どんなチャンスが舞い込んでくるかわからないからこそ、自分がやりたいことを突き詰める大事だということを改めて痛感しました。
ドラマのようにうまくいかなくとも、皆が理想のキャリアを描ける、そんな未来が来ると良いですね。

■平和な○○後

最終週で2020年1月を迎えたので、これはもしや、今何より話題のアレが頭角を現すのでは…?と思いましたが、しれっと流されましたね(笑)
すぐに「数年後」と月日が流れ、おそらく無事に乗り越えたであろう皆の、平和な時間を描いてドラマは幕を閉じました。

先日特別ドラマとして放送された「逃げ恥」でも、危機が過ぎ去った後の描写がラストを飾りました。時世を汲むタイプのドラマでこういうシーンが見られると、自然と希望が湧いてきますね。

寒くなるにつれて人数が増えた昨年を思い出します。今年も引き続き、不要不急の外出は避けたほうがよさそうです。この世界にも早く、おかえりモネのような平穏な日常を取り戻したいものですね。

■次も楽しみ!

11/1からは「カムカムエヴリバディ」が放送されます。モネでは「毎週振り返り」をやろうと思ったもののできなかったので、今度はできたらやろうかと。
放送を楽しみにしています!

Shino



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