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カムカムエヴリバディ 第3週を見て感じたことの話

■はじめに

こんにちは!クリエイターのShinoと申します。
今回もタイトルのことについてまとめてみました。

〈第2週についての記事はこちら〉



〈最近の私のワーク〉

■既視感を感じる、その訳

英語の店名は強制的に名前を変えさせられ、街中では「贅沢は敵だ!」という看板などが見られ…いずれ来る、という雰囲気だった戦争の影響は、いよいよ人々の実生活にも及ぶようになってきました。

そんな中、荒物屋「あかにし」の前には人だかりが。なんと店主 吉兵衛が、これから切符制になる衣料品のための生地を買い占め、自分の店で高額販売をしていたのです。「(息子の)吉右衛門にひもじい思いをさせとうねぇんじゃ!」と、一見良い父親風の発言こそするものの、当の吉右衛門と妻の清子は俯いて、「世間様に顔見せできない」といった様子。父とは難しいものです。

まさに最近、トイレットペーパーやマスクで同じことがありました。しかも「高額販売」まで含めてこんな描写を入れるのはさすがだな、と思います。吉兵衛が子息を溺愛しているシーンは今までにも何度かあったので自然ですし、そこから雉真家の家業に繋げるところもストーリーの流れが分かりやすく感じられて、脚本のクリエイティビティに感服、と言ったところですね。

■二人を結んだのは

「結婚は家同士で行うものだ」という千吉の言葉のもと、引き離されてしまう安子と稔。しかし、そうは問屋が卸しません。きぬは、美都里が安子に渡した「手切金」を稔に渡し、勇は、千吉に「安子に会ってみてくれ」と直談判を行いました。取引銀行の頭取の息女と、稔を結婚させるつもりだった千吉は、次第に心を動かされるようになりました。

そんな千吉は、たちばなに向かいます。そこで受けたのは、安子の心温まるおもてなしと、先に子息を送(りだすことができなか)った金太の「悔いのないように」という強い言葉。

後日、銀行の息女との祝言を挙げる目的で、稔が岡山に戻ります。駅に着くと待っていたのは、「待ちきれなんで、迎えに来た」という父の千吉。彼は稔の腕を掴むと、強引に とある場所に連れて行きます。「一度家に帰りたい」という稔の言葉も「先方がお待ちじゃ」と言って聞かず、最終的に着いた場所で待っていたのは…なんと安子でした。

これは正直全く予想できませんでした。二人が結ばれることを一番避けようとしていた本人が、二人が結ばれるきっかけを作るなんて、こんなに驚くことがあったでしょうか。

美都里の了承も得て、正式に雉真の娘となった安子。稔の出征さえなければ、手放しで喜べるものの…二人が仲睦まじくしている光景を見ても「これが最後になってしまうのかな」という後ろ向きな考えに落ち着いてしまいます。

■これからどうなる?

次週は…ついに戦争が佳境を迎えます。BGMが無いのと、様々な登場人物の描写がスローモーションで切り替わっていくのを観ていると、この週だけでも流してしまいたい、という気持ちにもなってしまいます。

が、そんな気持ちはぐっと堪え、しっかりと見届けることにします。これはフィクションではなく、本当にあった現実です。しかし、今私たちがこうして日常を送れているのも、また同じ現実なのです。彼女ら、彼らが歩く先に、光があることを信じましょう。

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ところで…
公式サイトの人物相関図を見てみると、安子の名前が「雉真 安子」になっていました!いつの間に!?
こういった細やかな変化に対応してくれるのも、いろいろな情報をチェックするファンとしては嬉しいところです。

公式サイトでは、(ネタバレ含んで)より詳しい次週予告を見ることもできます。気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください!

Shino


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