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国道3, 10号走破記 ④

[前回はこちら]

鹿児島市から国道10号を走り、宮崎県に突入した。

本日は大きく寄り道をするので、目的地は同じく宮崎県内になってしまうが延岡市である。

ベッセルホテル都城(友人の朝食) [8:05]

出発前にホテルで朝食バイキングをとる。
友人は全種類食べようと大量にトレーに乗せていた。


宮崎へ

国道10号を北上する前に、近くにかるかんで有名な薩摩蒸氣屋があったので立ち寄る。

日向のどうなつ(蒸氣屋)

蒸氣屋は鹿児島のイメージなので、宮崎の都城で買うことになるとは思わなかった。

数個のお菓子を買い、都城を後にする。

都城市と宮崎市を隔てる山間部を抜けていく。

道の駅 高岡ビタミン館 [10:32]

1時間程で宮崎市に突入。道の駅があったので立ち寄った。

旧高岡町(現宮崎市)はみかんの栽培が盛んなようで、みかんを始めとして様々な柑橘類が多く売られていた。

この辺りは大規模な国道の改良工事が行われたようで、道の駅には竣工記念碑が作られていた。

付近に国道10号の鋭角曲がりがあり、そこが原因で渋滞が発生していた為、直線になるように道路が整備されたようだ。

国道10号に着目した旅をしている為、そこに言及されたものを見つけると何だか嬉しい。

宮崎市街 [10:55]

宮崎市街に到着。
ここでは一度宮崎市を素通りし、国道220号を南下して日南方面へ向かう。


日南へ

宮崎空港付近を南下中。
中央分離帯にはヤシの木?が植えられていて南国感がある。

青島パーキング [11:22]

途中景色の良いパーキングを見つけたので立ち寄る。
青島神社が鎮座する青島を望むことができ、遠目でも多くの観光客がいることを確認出来た。

国道220号は少し高い場所を通っており、青島駅を始めとした街は下に広がっているようだ。

青島に行くのも良さそうだったが、元から計画していた鵜戸神宮へまず向かうことにした。

国道220号を逸れて鵜戸神宮へ。
多くの観光客が訪れる神社だと思うが、海沿いの離合困難な細い道を進んでいかなくてはならない。

海岸は奇妙な形状になっており、調べてみるとこの付近日南海岸でよく見られるものらしい。


鵜戸神宮

鵜戸神宮 駐車場 [11:55]

今日は快晴で駐車場からの眺めも素晴らしい。
年末にも関わらずコートいらずの暖かい日だった。

鵜戸神宮 楼門

立派な楼門を潜って本殿に向かう。

神社と南国感のセットが他にはない感じがして新鮮で良い。

鵜戸神宮 本殿 [12:06]

階段を下っていき、鵜戸神宮の本殿に到着。

山を登って行く神社は数多く存在すれど、逆に海に降りていく神社は珍しく、「下り宮」と呼ぶそうだ。

鵜戸神宮が創建された時期は定かではなく、存在が確実視されている雄略天皇(第21代・古墳時代)よりも前、崇神天皇(第10代)の時代であると伝わっているらしい。

正に神話の時代の神社であり、流石は「神話のふるさと」と謳われる宮崎である。

鵜戸神宮では奇岩の上の窪みに石を投げ入れる名物がある。

鵜戸神宮祭神(初代天皇•神武天皇の父親)の母親は海神の娘であり、出産の際にここ鵜戸神宮まで亀に乗って来たとされている。

その亀が石に姿を変えたものが、現代において参拝客に石を投げ入れられている岩らしい。

せっかくなのでやってみたが、男性は左手で投げなければならず、なかなか難しく一つも入らなかった。


サンメッセ日南

続いて、宮崎と言えば思い浮かべる人が多いであろう、モアイ像がある公園がすぐ近くにあるので寄って行く。

サンメッセ日南 [12:59]

日南海岸を背景に7体のモアイ像が聳えている。

イースター島のモアイ像修復を日本企業が協力したことでモアイ像を日本に作ることを許可してくれた、というのは有名な話だが、何故宮崎県にあるのかはよく分からない。

サンメッセ日南はかなり高低差のある場所で、丘を登って行くと先程のモアイ像と海が一望できる。

かなり見晴らしがよく、地球が丸く見える。

歩いて登るのは少し大変なので、貸し出されているカートを運転している家族連れなども時折見られる。

丘の上まで登る道中にもモアイ像が刺さっている。

歩き回って満足したら、車に戻って宮崎市街まで引き返す。


宮崎

おぐら 瀬頭店 [14:26]

お昼時・・・には少し遅いが、宮崎といえばチキン南蛮、そのチキン南蛮で有名な店「おぐら」へ。

ピークは過ぎているはずだが依然として激混み。
駐車場もいっぱいで、やってきた車を捌く為の誘導員までいる状態。

時期や立地が違うので単純比較は出来ないが、以前静岡の有名店さわやか(県道沿い店舗だった)に行った時と比較しても異常な混み具合に感じる。

程なくして駐車場に案内され、店舗に入る。

店内はかなり広々とした作りになっていて、テーブル同士がかなり離れている印象。

正確には覚えていないが入店から食事が出るまで異様に時間がかかり、店外観と料理の写真の撮影時間には約1時間の隔たりがあった。

そのため暇すぎて皆で指スマをやってしまうレベル。

おぐら ランチ

長く待っただけあって、チキン南蛮を食べた時の感動も一入。

流石にこれだけの人気店とあって味は間違いなかった。

宮崎市街 [15:58]

国道10号に復帰し、北上していく。

門川駅付近 [17:51]

2時間近く走行し、延岡市の南・門川町まで到達。
目的地はすぐそばだ。


延岡到着

旅館 兼六園

延岡市街に入り、国道10号から西側に逸れて本日の宿に到着。

駐車場が非常に狭く、面している道も狭いので駐車にかなり手間取った。

歴史を感じる宿で、内部はかなり入り組んだ造りになっており客室までかなり歩いた。

延岡駅からも近い場所で店も多いので、予め探しておいた寿司屋に向かう。

金八寿司 [19:27]

詳しくは覚えていないが、確か先日の都城で、都城市のクーポン3,000円分の他にも宮崎県のクーポン3,000円分も貰っていた。

その為、これが利用可能な店を探し、この店に辿り着いた。

1人3,000円使えるので、まあまあ上等な握りを注文(したはず)。

結構ネタの歯ごたえがある感じで、ボリューム感があった。

握りの他にも少しお酒を頼んだが、クーポンで全て支払うことが出来た。

ホテル レートイン(?)

食事後は近くのドラックストアでお菓子などを買い込み、宿へ戻る。

私と友人1人は宿に戻る前に延岡駅を見に行ってみることにした。

延岡駅 [20:38]

延岡駅はかなり立派な造りに見えるが、コミュニティーセンターなどの施設が大部分を占めており、駅としての設備はかなり小さい。

それもそのはず、時刻表を見てみると、日豊本線大分方面はそもそもの本数が毎時1本もない上に、その大半が特急列車という状況。

大分と宮崎を遮る宗太郎峠を越える普通列車は1日2本しかなく、「宗太郎越え」として有名である。

入場券を購入しホームに足を踏み入れると、丁度西都城行きの列車が入線。
この列車に乗れば今日の出発地まで引き返すことが出来る。

先程寿司を食べた時に若干クーポン残高が余ったので、駅のお菓子売り場で宮崎銘菓と銘打たれている「手造りチーズ饅頭」を人数分購入。

延岡駅を後にして、宿へ戻る。

友人が簡易的なチップを持参していたので、宿でポーカー。

当時はなんてクソゲーなんだと感じたが、その後じわじわとハマり一時期はポーカーばかりやっていたのも、今となっては良い思い出。

翌日は高千穂方面に寄り道しながら、国道10号を北上し大分県は別府市を目指す。

⑤へ続く・・・

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