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イヤホンにちょっと詳しいつもりなアイマスPによるU149コラボのイヤホンのお話 後編

まだ購入していないP向けの前編はこちら

後編は買ったはいいけどオーディオ何も分からん、というプロデューサー向けに書いていきます



やっておいた方が良いサービスって、なに?~コーティング 


まずはオーディオ機器として以前にグッズとしての傷や汚れ防止のお話です
このU149コラボMA910SRは素晴らしいデザインをしていますが欠点としてフェイスプレート、特に白く加工されたロゴの汚れやすさがあげられます
すでに自分の晴モデルも写真にこそ写りませんがロゴ表面が薄くグレーの跡が付いてしまいました

この汚れや傷を防ぐために話題になっているのがeイヤホンのオーディオ機器向けガラスコーティングサービスのeSiq(エシック)です

コーティングだけで¥4000と少しお値段は張りますがコーティング剤代と手間賃を考えればこんなものでしょう、イヤホンに使えるって謳ってるガラスコーティング剤って今は無いし
アルミのフェイスプレートはポリッシングが出来ないので傷がつく前に施工するのが前提です
ただし非常に薄いガラス膜のため強い力が掛かるとコーティングごと剥がれてしまうとのこと、あくまでも小傷や汚れから守るものなので乱雑に扱うのはやめましょう

※必ず初期不良の有無の確認、出来れば一日以上は音を出してから施工することをお勧めします
施工後に不具合が判明して交換になるとコーティング代が丸損ですので

eSiq施工後の雪美モデル、見た目はほぼ変わらないが触るとツルっとした感じが増している



買った方が良いものって、なに?


オーディオ機器、イヤホンとしてMA910SRを活用するためのお話です

買ったけどスマホにイヤホンジャックが無くて使えない!
言うほど良い音って感じないけどこれって本領を発揮できてる?
専門店に行ってはみたけど色々ありすぎてどれがこのイヤホンに使えるのか分からなかった
なんてプロデューサーのために順を追って説明していきましょう


フローチャートはこんな感じ

①イヤーピース
:付属品が合わなかったら最優先で、問題ないならスキップ
②ドングル型DAC、DAP
:スマホ付属品の変換ケーブルからステップアップ、SR35を買ったならそれでよし
③リケーブル
:音質アップもそうだけどそれ以上に見た目も大切
④音源
:CD?DL買い切り?ハイレゾってどう買うの?サブスク?デレマスはコロムビアだぞ


イヤーピース

イヤホンオタクになると家に数百個単位で転がってることも

イヤホンの先っちょのゴムの部分
たかが先端と侮るなかれ、フィット感や遮音性、音質自体をも変える重要なパーツです
上手くフィッティングしてなければウン十万のイヤホンでも宝の持ち腐れ、ということで今は色々な種類が出ています
お値段は100均で売ってるものから1ペアで4000円近くするものも

付属しているiSep01も良いイヤピなのですが耳の形やサイズ、こればかりは個人差がありますのでもし合わないと思ったなら別のイヤピを検討しましょう


イヤーピースにも規格があるのですがMA910SRは一般的なサイズなので特に気にする必要はありません
shureなどに使う細軸と書かれた製品は使えないのでそれだけ注意しましょう


いくつか有名どころを紹介していきます


・AZLA SednaEarfit XELASTEC



参考価格:直販で3サイズ 各1ペア 1980円

アユートが代理店のイヤピ屋イヤホンメーカーAZLAのイヤーピースで”セラスティック”と読みます
初期予約分を直販のアキハバラe市場で買うとおまけで付いてきたやつですね

体温で柔らかくなって形が変わる素材とペタペタして吸い付くような装着感が特徴です
オマケになってたとはいえ元々が良いお値段なのでこれ以上を求めるのも結構大変だったり
密閉感が高いので遮音性があがり低域が少し強くなります

弱点としてめっちゃホコリとか付きます、ちゃんとケースに入れて保管しましょう
形に癖がついてしまった時の戻し方が公式にあるので困ってる方はそちらを


・AZLA  SednaEarfit MAX

参考価格:直販で3サイズ 各1ペア 2637円 

同じくAZLAのイヤーピースで直販のうち後発の雪美ちゃんこずえちゃんモデルはこちらがオマケのようです
XELASTECとは真逆のサラサラタイプ、自分の手持ちの中では一番ゴムっぽさが少ないイヤピですね
薄めの素材で圧迫感が少なく耳への負担が軽いのが特徴です
自分はこれをメインで使っています

弱点ですがMA910SRに着けるとイヤピのワックスガードが長めのノズルに当たってとワックスガードが伸びちゃうことでしょうか
浅めに着ければ問題ないです
音には関係無さそうなんで気にしてないですが


※これも結構なお値段ですがこのイヤーピースを購入する時は裏技があります
これが付属されているASE-500というイヤホンが投げ売り(11月末で¥1300)されているのでこっちを買う方が安く手に入ります
イヤホンオタクの間では”イヤホンが付いてくるイヤピ”として有名です
…イヤホン本体も悪くないんだけどね



・水月雨 (MOONDROP) 清泉-Spring Tips

参考価格:eイヤホンで各サイズ 3ペア 1980円

こちらも薄型シリコンのイヤーピースです
非常に薄型で耳への追従性が良いのが特徴です
触り心地は↑2つの間くらいで少しぷにぷにタイプ

しいて言うなら薄さから強度的には少し劣りそうです


・final typeE


参考価格:公式で各サイズ6個入 990円(ケース付き) 

長いこと売っているベストセラーのイヤーピースです
軸部分が固く潰れにくくなっています
素材は普通のイヤーピースでコスパも良好
カラバリがあるのでイヤホンに合わせるのも良いかもしれません

イベントの景品になったりfinalのイヤホンを買うとやたらと付いてくるのでイヤホンオタクの家には大量に余ってることも



他にも色々な工夫がされていたりフォームタイプ(低反発スポンジみたいなやつ)だったりといろんな種類のイヤーピースがあるので自分の耳にあったものを探してみましょう

もし買う前に試したいならeイヤホン店頭にはお試しコーナーがあるので本体を持って行って着けてみるのが確実です

eイヤホン秋葉原店のイヤピコーナー 全部自由に試せる
種類ごとにサイズ違いで入っている



ドングル型DAC、DAP


ドングル型DAC

ドングル型DAC(デジタルアナログコンバーター)とはスマホに付けるオーディオ向け変換アダプターです、スティック型アンプや小型USB-DACなんて呼ばれることもあります
近年のサブスク配信の充実によりスマホに差すだけで高音質環境ができる手軽さから一気に流行り始めました

このフローチャートの中では一番音質の向上を体感できるアイテムです
たかが変換ケーブルでしょ?そんなに変わらないんじゃない?と思われるかもしれませんがiPhoneなどの付属変換ケーブルは音が鳴ればいいや、くらいのもので比較的安価な専用品に変えるだけで格段に音は良くなります
例えるならLVから現地の熱量くらいは変わります(※筆者はLVの雰囲気も好きですがあくまでも例えとしてね)
もしこれを見ている貴方がスマートホンの付属変換ケーブルやイヤホンジャックに直接このイヤホンを挿しているなら専門店や大きな家電量販店で実際に試してみればすぐに違いが分かるはず

筆者のAK‐HC2 メイン機ではなくともカバンに一個放り込んでおくとなにかと便利


このジャンルは付属の変換ケーブルサイズから自前でバッテリーを持つ大型なもの、Bluetoothでつなげるワイヤレスユニットタイプに進化したアンプまで多種多様な製品があります

デメリットとして(バッテリーを持つタイプを除いて)スマホのバッテリーから電源を供給するために保ちが悪くなります

選ぶポイントとしてはバランス接続(※)に対応しているか、USBケーブルが脱着式か、なにより自分の使い方でスマホに差して邪魔では無いかという点で考えましょう
ケーブルが脱着式なら自分の好きな長さのケーブルで接続したり、なによりiPhone14までのLightning接続でもケーブル次第で変換を噛まさずに直接繋げることができます

※バランス接続:電気的に分離してるとか解像度が良くなるとか色々あるが長くなるので詳細は専門店の解説↓を
ここではイヤホンジャックが4.4㎜、もしくは2.5㎜を搭載してるかどうかで見ます



・Shanling UA1s

参考価格:約7000円
・バランス接続:✕ ケーブル脱着式

オーディオ用としてちゃんと売っているものでは現状最安値です
スペック的にはきちんとオーディオ向けで、とりあえず買っておくならこれで良いでしょう
カラバリにグリーンがあるので小春ちゃんP向けにも嬉しいところ

ShanlingはDAPやイヤホン、古くはCDプレイヤーを製造してきた中国のメーカーで輸入代理店であるMUSINはMaestraudioや以前ヘッドホンでコラボしたTAGO STUDIOの海外輸出も行っています



・Astell&Kern AK HC2


参考価格:2万強 セール価格で1万切り
・バランス接続:(4.4㎜のみ) typeCケーブル固定式

今回のコラボの仕掛け人であるアユートが扱うAstell&Kernのバランス接続専用ドングル型DACです

11月現在後継機のHC4が発表されており最後に残った在庫が1万円を切る価格で投げ売り状態になっています

アイマスP的な注目ポイントとしてへごちんこと島村卯月役大橋彩香さんとのコラボモデルが出ています

ピンクなのでちゃま、ヴァリサ、こずえちゃんモデルと合わせてもいいかもですね

自分も使ってますがブルーも良い色です
ありす、千枝ちゃん、雪美ちゃんと合わせるならこちらを

デレステするときにも便利


音に関しては元が3万弱のモデルなこともあり非常に良いです、投げ売り価格で手に入れば現状最強コスパ機でしょう
自分は2万弱の時に買いましたがこの価格でも十分満足してます

注意点として4.4㎜バランスジャックしかないのでコラボMA910SRではそのまま使えません、別途バランスケーブルを購入しましょう


ゲーム向けを想定した3.5㎜ジャックのの兄弟機、HC3もあります
こっちはなぜか大きな値崩れせずに販売中



・FIIO KA13


サイズは一般的

・参考価格:約13000円・
バランス接続: ケーブル脱着式

コスパ良好なメーカーで知られるFiioの最新ドングルDACです
こちらもスペックを考えれば良コスパでヘッドホンも鳴らせるらしいパワーが自慢だとか
個人的にはシルバーモデルのデザインが好きです

これと同じ回路を内蔵したゲーミングキーボードKB3も発売予定!…この見た目でちゃんと良い音が出るのが面白すぎる

つながっていたヘッドホン(FT3 32Ω)がちゃんと鳴っていた


・Astell&Kern AK HB1


回転式のボリュームが特徴的

参考価格:3万円代後半
・バランス接続: Bluetooth接続およびケーブル脱着式

こちらはドングルDACというよりBluetoothアンプ

スマホからBluetoothで音楽をこれに飛ばしてそこからイヤホンを繋ぐやつ
例えるなら声優さんがライブで付けてるイヤモニ用のワイヤレスユニットみたいなもの、と言えば分かる人は分かるかもしれません

これを書いているときはまだ発売前ですが代理店の中の人が相性がいいと言うので紹介しときます


他にも色々あるので可能なら店頭で自分のスタイルに合う製品を探しましょう
イヤホン専門店でなくてもこの手の商品は大きな家電量販店になら結構置いてあります



DAP

DAP(デジタルオーディオプレーヤー)は単独で完結するオーディオプレイヤーです
ざっくばらんに言うとiPodとかwalkmanみたいなやつですね
こちらも1万円代の安価なものから3桁万する化け物クラスまであります
ドングルDACと違ってスマホの容量やバッテリーを気にすることが無く、更なる高音質を求めるならこっちを検討しましょう


こちらも同じ様に紹介したいところですが

・低価格帯の需要がドングルDACに喰われている
・10万円前後の中価格帯の予算が出せるならコラボSR35を買え
・SR35より高価格帯を検討するような
ヤバいPはこれ読む必要なくない?

ということで省略!

予算があって新しくDAPを検討するなら在庫が有るうちにコラボSR35買っておけば間違いないです、あれもコラボ抜きにして普通にアリな商品なんで




リケーブル


リケーブルというのはケーブルを交換することです…そのままだね

元々は業務用のイヤホンを断線してしまったときに素早く直して使えるための機構でしたが、マニアにはケーブルをより良質なものに変えて音質をアップさせたり、バランス接続ができるケーブルに変えたりするために広がりました(当時のTF10proのクソ雑魚ケーブルが悪い)

特にこのイヤホンに関しては音よりもケーブルのカラーを担当の色にしたい!という需要が多いかもですね

このコラボMA910SRの特徴として前半で書いたようにケーブルコネクタがMMCXに変更されたことによってリケーブルの選択肢がとても広いことがあげられます

ただし注意点として
社外製ケーブルに変更したことによる破損は保証対象外になります
これはこのイヤホンに限らずどのメーカーでも言えることですので気を付けましょう

※ケーブル交換(リケーブル)を行う場合は、本製品の仕様に適していることを確認してからご使用ください。リケーブルを行ってのコネクター破損や異常は保証の対象外となります為、十分にご注意、ご理解頂いた上でご使用ください

https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_4756.php


特にMMCXコネクタの弱点として中のピンが曲がったり折れたりする事例がありますのでリケーブルする時は本体とコネクタをしっかり持って垂直に着け外ししましょう(筆者は過去2敗)
隙間に爪を食い込ませるようにすると外しやすいです
また、MMCXはその流行からいろんなパーツメーカーからコネクタが出ているので相性によっては固かったり逆に緩くてくるくる回ってしまうこともあるかもしれません(特に中華製)
前者はしっかりパチンというまでコネクタを差し込みましょう
後者は…そうならないよう祈ろう
あまりひどいようなら不良品を疑ってケーブル購入先に相談して下さい


というわけでおススメ紹介です
主にAmazonなんかで安価な中華製ケーブルも売ってたりしますがキリが無いので
・専門店で手に入る
・本体より安い
という条件で、プロデューサーらしく音よりネタに特化した紹介になります


・KINERA Ace

・バランス接続(プラグ交換式)
参考価格:約5000円 

値段もお手頃、色合いも良し、プラグは交換式で3.5㎜でも4.4㎜バランスでも使える

…そして何よりケーブルの名前が
晴のソロ曲のタイトルと同じ ACE 

晴Pはこれ買っとけ


少しお値段は上がった新しいAce2.0も発売中
私はこっちを使ってます
プラグは少し固めですが一度着ければ回ったりすることなく相性は良好です

MMCXコネクタの色がお気に入り



・NOBUNAGA Labs ほのか (Honoka)


・バランス接続(3.5㎜)
参考価格:約5000円 

国内メーカーでは最安クラスの心が豊かになりそうなケーブルです


また素材違いの同シリーズにクリスマスに買いたいひじり (Hijiri)

ダンスを踊りそうないぶき (Ibuki)があります(狙ってんのか)


またバランス接続をするなら+1000円程度で4.4㎜プラグ対応のモデルにバイオリンが合いそうなかぐら(kagura)も(急なsideM要素)


値段を考えなければ同社からは信号機の黄色(CV.飯屋)っぽいケーブルも出ています(なお本体の2倍の価格する)



・ORB Clear forceシリーズ

Clear forceLight MMCX 4.4φ

・バランス接続(4.4㎜等各種あり)
参考価格:約10000円

ORBは国内の老舗ケーブルメーカーです
プロデュサー的には以前sideMとコラボしたCF-IEMのメーカー、といった方が分かりやすいでしょうか

Clear forceシリーズは昔から困ったらこれ買っとけばいいんじゃないかな、と言える定番リケーブルですね

Clear force Lightはエントリーモデルで安価で取り回しを犠牲にせず音質を手軽にレベルアップするにはおススメです

Clear force Ultimate MMCX 4.4φ

・バランス接続(4.4㎜等各種あり)
参考価格:約26000円

こちらは上位機種、このシリーズはまんべんなく音のレベルを上げてくれるので一本持っておいて損は無いです
少々お高いですが名誉ありすPの三浦祐太朗さんがコラボイヤホンにこれを付けて地上波の歌番組でイヤモニとして使うという遠回しなオタク自慢をかましたので紹介しておきます

ちなみに遊佐こずえ役の花谷麻妃さんが自前のイヤモニで使っているのもこのケーブルだったりします




・onso 05シリーズ

・バランス接続(4.4㎜)
参考価格:約13000円 

こちらも老舗の国内メーカーです
細身のケーブルで、太い編みこみのいかにもなケーブルは嫌だけどさりげなくアップグレードしたいならおススメです
グリーンの色あいも〇

以前このシリーズには桃色の02もあったのですがリファインされておらず現行で使えそうなコネクタのものは無いようです、残念



他にもケーブルは星の数ほどあります
特に中華ケーブルはカラフルなものも多いのでキャラグッズとして割りきってAmazonやaliexpressで探すのも良いかもしれません(ちゃんとコネクタに嵌るのを祈りつつ)

ただしリケーブルによる音質向上効果はドングルDACやDAPの導入に比べればコストパフォーマンスに乏しいです
付属ケーブルも質が悪いものでも無いので上記の機器を導入したあとにゆっくり選んでも良いでしょう
(ただしAK HC2を買う場合は4.4㎜バランスケーブルも一緒に調達しましょう)



アクセサリー類


音源に行く前に、あると便利なアクセサリー類をちょろっと紹介します


ケース類

キャリングポーチも付属しますがオリジナルデザインだし使わずとっておきたい、布の巾着だしそのままカバンに放り込むのにはちょっと不安、という時は別にセミハードケースなんかを調達しましょう


・fitear セミハードケース

中の人たち御用達のイヤモニメーカーが出しているコンパクトなケース
本体+ケーブルくらいなら丁度いいサイズ感です
そして何故かフジヤエービック限定の白モデルだけ安い


太めのケーブルだとギリギリ


・musashino  LABEL  イヤホンケースPlus セミハードタイプ

こちらは昔からポータブルオーディオ関連のケースを出しているメーカーのセミハードケースです
イヤホン+ドングルDACに予備のイヤーピースくらいなら入ります
このシリーズはビビットな3色でがピンクとグリーンがあるのが嬉しいところ
他のカラーやサイズ違いもあり種類が多いです

真ん中の柱は動かせる

ちなみにちょっとお高いですがONKYOからはコラボイヤモニ用にアイマス仕様が出てます



・MUSIN君ケース1号

shanlingなどの代理店MUSINのオリジナルケースです

このサイズになると複数のイヤホンやSR35程度の小型DAPも収納可能です
直販限定になってしまいますがカラバリとお値段が安いのも魅力
さらにイベントだと現地で1000円で売ってたりします

イベントの時はこれにイヤモニを詰め込んで自分の足で歩けシンデレラ持ち運んでます


・PELICAN 1010

イヤホンを入れるサイズなら最強のハードケースです
業務用のイヤモニにも付属したりするので中の人も皆これは持ってるはず
昔はイヤホン専門店でも扱ってたのですが最近は販路が絞られてしまったようで扱う所が少ないのが残念なところ

業務用ケースと言えばこれ



ケーブルクリップ

・NOBUNAGA Labs 静寂(しじま)

磁力も強すぎず丁度いい感じ

有線イヤホンの煩わしいところがケーブルです
ましてや太いリケーブルに交換してバインバインして邪魔でしょうがない時にシャツなどに止めることができるマグネットクリップです
カラバリも嬉しいところ

もっと小さいものもZERO AUDIOからも出ています

こっちは磁力が強力であんまり好きじゃないんですけどね
お好みでどうぞ

音源


サブスクで全部聴いてる!ってPは飛ばして大丈夫です
ただシンデレラはサブスク配信が基本的にGAME ver.なのでわざわざCDを買う、DL販売で買ってるってデレPも多いと思うのでそのあたりの説明です(おのれコロムビア)
コラボSR35やT3-01にも付属していましたが特にシンデレラのハイレゾ音源はわざわざリマスタリングして作り直しているらしく妙に音が良いです(多分エライ谷の趣味、ありがとうコロムビア)
体験したことないPさんは一度お試しあれ

・CDで取り込む場合

所謂リッピングです、パソコンで普通に取り込みます
これも突き詰めると色々と奥が深いのですが…深すぎるので今回は省略で

お手軽な点ではCDを取り込む設定を無圧縮もしくは可逆圧縮にしましょう(WAV,FLAC,ALACなど)
これでCDの音を圧縮せずに(理論的には)同じ音になります
細かい設定はソフトによってまちまちなのでそれぞれ調べればすぐ出てくるはずです


ちなみに筆者はdBpowerampというマニアには定番の有料ソフトを使っています
ソフトで変わるの?と聞かれれば…まぁ一応は変わります、コスパは最低クラスだけど…



・DL販売で買う場合


買い切りの最速配信やハイレゾ販売ですね
前者は一曲200円くらい、後者は550円での販売になります
配信サイトは限られているのでその解説です


・OTOTOY

いきなり知らんやつ出てきた、と思われるかもしれません(コロちゃん公式から紹介忘れらてる時もあるくらいだし)

OTOTOYはハイレゾだけでなくデレステ楽曲の先行買い切り配信やCDの配信を無圧縮、つまりロスレス音源で販売している唯一のDL販売サイトです
後述するmoraやiTunesでも配信はしていますがいずれもAACなどの圧縮音源になり販売価格は一緒なので音質を考えると買い切り販売の音源を配信で買うならここ一択になります

ただしLantis扱いのハイレゾを販売しておらず(何故かロスレスはある)
デレマス楽曲以外は他で買うことになります
※ミリオンのハイレゾ版行配信を確認したのでこれから取り扱い始めるかも


・mora

SONYが運営する配信サイトです
walkmanを使っている人は見たことがあると思います
配信サイトの中でもとくにここを使うメリットは無かったのですが後述の理由から現在はLantisのハイレゾはここで購入しています


・e-onkyo

潰れてない方のONKYOが運営するハイレゾ専門配信サイトです
一時期はmoraで扱っていないハイレゾのWAVファイルやLantisの96kHz/32bit音源などを販売しオーディオマニアがハイレゾを購入するならここだったのですがQobuzというフランス大手のハイレゾサブスク会社と提携してサービス移行に伴い上記の高規格音源は配信停止、再DLも出来なくなりました
今後も販売の継続方向が良く分からんことになっているので現時点でここで購入する理由は無いです
もしかしたら今後サブスクサービスと組み合わせて安価にアイマスのハイレゾも購入できるようになるかもしれません(でもアイマスの取り扱いやめて再DLも出来なくなるとかやりかねないんだよな、だってONKYOだし)






ここまで書いておいて疑問に思ったプロデューサーもいるかもしれません
このイヤホンってハイレゾ対応してたっけ?』





ハイレゾ、ってなに?


ここから番外編です

ハイレゾは簡単に言うとCDの収録規格(44.1kHz/16bit)より上の情報を持った音楽ファイルです

難しいことは専門のサイトに任せるとして
ここではこのイヤホンでハイレゾ聴く意味はあるのか?
という点を書いていきましょう

そもそもハイレゾ対応には2つの意味があります

1つ目は【データとしてハイレゾファイルを扱えるか】
2つ目は【ハイレゾが想定している周波数を出せるか】

1つ目はデジタル的な意味です
主に出力する側のスマホのアプリやDAP、DACに関わります
最近はハイレゾ規格のファイルを扱えないようなDAPやDACは無いので新品で現行製品を買うなら気にしなくても大丈夫です
ただし無線イヤホンだと対応してるBluetoothの形式で変わってくるので要注意です

これは明確に対応していないと音が出ない、もしくは扱えるファイル形式に変換されてしまいハイレゾの意味が無くなります


2つ目はアナログ的な意味で実際にイヤホンやヘッドホンから出てきた音を測定し認定されます
日本オーディオ協会では定義として 高域再生性能: 40kHz以上が可能であること。と定められていています

これをクリアしてもう一つの条件を満たせば晴れてハイレゾマークを貼れるわけですね


そのもう一つがこちらです

生産若しくは販売責任において聴感評価が確実に行われていること。
各社の評価基準に基づき、聴感評価を行い「ハイレゾ」に相応しい商品と最終判断されていること。
なお、この項は、前項との択一とはしない。

https://www.jas-audio.or.jp/hi-res/definition

………は?


そう、有線イヤホンでハイレゾ対応か否かを最終的に決める基準は
メーカー側がこのイヤホンの音はハイレゾ対応っぽいか否か、という判断で決まります

実のところハイレゾ対応と謳ってロゴを付けるためには日本オーディオ協会に加入しライセンス料を払う必要があります
そのため40kHz以上なんて余裕で再生できてもハイレゾ対応だと言わないイヤホンやヘッドホンはいくらでもあるのです

つまり有線イヤホンやヘッドホンにおいてハイレゾロゴの有無はあんまり意味が無かったりします

ちなみに筆者が今これを書きながら着けてるヘッドホンも販売元のホームページのどこにもハイレゾロゴは出てません、30万するけど

※ただしこのマークを使っているということはきちんと日本オーディオ協会に登録した製品であるということでありそういう意味では品質保証の証とも言えます(でもAmazonなんかには勝手にロゴ使ってる謎中華製品が跋扈してるんで令和最新版には注意しよう)
例えるならモンドセレクションみたいなものでしょうか、費用さえ払えば賞を貰えるなんて揶揄されてますけどちゃんと一定基準を満たして安全な製品かは審査はされているし


結論から言うとつまり

今回のコラボイヤホンでハイレゾ音源を再生することに問題はありません

聴いてる側が分かるかは別として




まとめだよー


ここまでつらつらと小難しいことも書いてきましたが今回のコラボイヤホンはオーディオ入門としては最適な製品です
デザインや仕様も気合十分、お値段もコラボ特有のぼったくり感どころか何故かお得になり、色々とお金をかけてオプションを盛ってあげればそれに応えてくれる性能もあります(そしてもっと売れれば舞ちゃんと千佳ちゃんモデルに光明も)


Q.細かい御託はいいからこのコラボは買いなの???

A.買い


最後まで読んでいただきありがとうございました。


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