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島が教えてくれる日常のちょっぴり大切なこと

先日神津島、式根島、新島に行った。
久しぶりの島旅にワクワクしながら各島に向かった。

そもそも、今年の春に小笠原に旅したことがきっかけで島にハマり、そして東京にもこんなに素敵な島があるんだということに気付き、もっと色んな島を見てみたいという思いから、時間が取れる時は島に行こうと思っている。(なかなか十分な時間は取れないけれど)

①    神津島
神々が宿る島と言われる神津島。美しい海と、空に広がる満点の星空。そんなイメージを持って神津島へ向かった。
当日は台風の後だったこともあり、波の影響で多幸の港に到着。船を降りた瞬間美しい海に惹かれ、「ああ。この景色を見るために神津島に来たんだ」と思った。
中心地まではバスで行かなければならないということもあり、ちょっと不便だなと思いつつも、この景色はきっと波が荒れていなければ見ることができなかった景色だったので、ラッキーと思えた。

赤崎遊歩道や千両池など有名なスポットにも行きつつ、今回印象的だったのが花火とゲストハウスで過ごした夜。
花火は、もともと8月に開催予定だったものが台風で延期になり、偶然神津島に行く予定だった日と重なったのだ。
島の花火大会ってどんな感じなのかとっても楽しみだった。さらに、あちこちで花火大会が開催されているとはいえ、人混みが苦手なので、なかなか見に行く機会もなく、これが今年最初で最後なのではと思っていた。

花火は30分間港から、そして目の前から打ち上げられた。こんなに近くで花火を見たことはなかったので感動した。日本各地で大規模な花火大会は開催されており、それはそれでとってもきれいで感動するけれど、島のこうした小さな花火大会でもまた違った雰囲気があってとっても感動する。暖かい気持ちになる。

そして、もう一つ印象的だった出来事が、ゲストハウスで過ごした夜。
花火と満点の星空を見た帰り、ゲストハウスに何人か地元の人が集まっており、一緒におしゃべりをした。島の暮らしについて、島ならではの大変さ、楽しさなど様々な話題で盛り上がった。

島旅の良さって、自然に触れることはもちろんなのだけれど、地元の人に会って話すことが内地よりも気軽にできる気がして、それが魅力なんじゃないかと感じた。

②    式根島
また別の週にジェット船に乗って式根島へ。今回は久しぶりの一人旅で全く知り合いもいない島だったので、ちょっと不安になりつつも、結果的に十分楽しんで普段の疲れや悩みなどネガティブな要素を吹き飛ばすことができた。

式根島でもゲストハウスに泊まり、ちょうど団体利用が多い日に重なってしまい、「え、ここがゲストハウス?」と今まで宿泊したゲストハウスとは異なる雰囲気に驚いた。そんな中、島好きな人で集まっていたグループに入れてもらい、BBQをしながら島について語った。
このグループの方々に出会わなければ、式根島はずっと一人だったなあ。素敵な思い出を作ってくれた彼らには感謝の気持ちでいっぱいだ。
一人旅は、現地の出会いがあるとはいえ、やっぱりどこかで寂しいなと感じる時がある。その分、誰かと過ごす時間がとても貴重で、ありがたいことなのだと気づかせてくれる。

③    新島
式根島で出会った島好きグループと別れを告げ、次の目的地である新島へ。
免許を取っていない私。車なしでこの島を全部回るのは無理だろうなあと思いながら、宿泊先に向かっている途中、偶然島の人に出会い、島を案内してもらうことができた。

標高が高いところから島内を眺め、遠くを見ると神津島や三宅島、内地の館山や伊豆半島まで見える。新島って結構近い場所にあるんだって感じた。

夕方は海岸で夕日を眺め、ああこの景色を見るだけでなんだか幸せになれるなあと感じていた。やっぱり何か悩みがあるとこういう景色をすぐに見に行ける場所に暮らすことって自分にとって大事なのかもしれない、と考えていた。仕事のことで悩みがあってもなかなか相談できる相手がいなくて、一人で悩んで苦しいなと感じる時間が多かった。そのタイミングで島に行けたことは心をリフレッシュするという観点からもとても良かった。
誰かに悩みを聞いてほしいなと思うこともありつつ、でもネガティブな話を人にするのもちょっと気が引けるなと感じて自分で抱え込んでいることが多かった。
ちょっと先の将来を考えつつ、夕日をみて心をリフレッシュする。そんな何でもないことかもしれないけれど、贅沢な時間が自分にとってすごく大事だし、こういう時間を過ごせるってすごく幸せなことなんだって島が教えてくれた。

なんか、ちょっと日記みたいになったけど、改めて島旅をしていて日常はなかなか気づかないけれど、気づかせてくれる自分にとってちょっぴり大切なことは、
1.     人と会って話す時間って普段は当たり前かもしれないけれどとっても貴重で大切な時間だということ
2.     自然が目の前にあることって贅沢でありがたいこと。だからそれを大切にし続けなければならないということ
3.     ただただ夕日を見たり、星を眺めたり、そんな毎日当たり前に見れる景色が実はすごく幸せな気持ちにさせてくれること
かなと。
海外も行きたい国はたくさんあるけれど、日本ももっと素敵な場所がたくさんあると思う。これからもまだ見ぬ景色を見に、様々な場所を訪れ、地元の人に会う旅をしたい。

おわり。

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