見出し画像

スマホより小さい⁉︎「GRⅢ」という小型カメラを使用して感じた5つの魅力

こんにちは。フォトグラファーの篠原敬至です。

昨年の夏までフルサイズの大きなカメラ1台だけで写真を撮ってきました。性能や写りは申し分なく良いカメラではあるんですが、いかんせんデカイ、重い、気軽に持ち歩けない。そんなストレスに疲れていました。しかし、そんな私の不満を全て解消してくれる素晴らしいカメラに出会いました。

RICOH GRⅢ(本記事ではGRと明記します)。無駄のないデザイン、ポケットに入るほどのサイズ感。そして長時間片手で持っても疲れない軽さと圧倒的な高速起動。ここまで携帯性に特化したカメラは他に無いのではないでしょうか。

ということで、本記事では自分が愛用しているGRという小さなカメラの大きな魅力5つを、作例を交えてお話ししていきます。

【GRⅢの魅力】
❶良い意味で主張しないデザイン
❷イメージコントロールが楽しい
❸難しい画角で距離感が養われる
❹起動速度の速さ
❺疲れないカメラ

❶良い意味で主張しないデザイン

GR公式サイトの「GRであるための5つのポリシー」の1つに目立たせるだけのデザインはしないとありますがその言葉が非常にしっくりくるデザインです。黒一色のボディに必要最低限の操作ボタンで無駄なものがいっさい無く、良い意味で主張しない、あくまで写真を撮るための道具という存在感が「撮る」という行為を気軽なものにさせてくれます。

財布、携帯、GR

個人的にGRの1番の強みはポケットに入るサイズ感だと思います。小さいからこそ気軽に持ち歩けるので僕の場合はコンビニなんかのちょっとした用事でも財布、携帯、GRの3点セットで常に持ち歩いて、いつでも撮れる状態にしてます。不意に良い被写体や面白い状況に遭遇しても「カメラ持ってきたらよかったぁ」と後悔することがないです。

❷イメージコントロールが楽しい

イメージコントロールというのは白黒やフィルム調など鮮やかな写真を撮ることができる機能で、自分が思いうかべた感覚や雰囲気を写真に落とし込めることができます。種類も10種類あって被写体や場所によってイメージコントロールを試して遊ぶのも楽しいです。

レトロ

モノトーン

ブリーチバイパス

ポジフィルム調

おすすめはハイコントラスト白黒

これは完全に僕の好みですがハイコントラストはとてもおすすめです。普段肉眼で見ているカラーの世界では発見できないハイコントラスト白黒ならではの光と影の表現を楽しむことができます。

ハイコントラスト白黒

❸画角28mmということ

GRが使いづらいという人は、この画角が苦手な人が多いとよく聞きます。自分も28mm相当の広角レンズは自分がフォーカスした被写体とは別で余計なものが写り込むので難しいと感じます。しかし、それがいいんです。余計なものが写り込むなら自分の足で寄ってズームすればいい、寄ることで新しい気づきが生まれて、より良い写真を撮ることができます。俗に言う足で稼ぐというやつです。

❹起動速度の速さ 

「おっ、なんかいいなぁ、撮ろう!」って思ってカメラを構えた時には遅かった、シャッターチャンスを逃してしまった。なんて経験ありませんか?(動いてる被写体なんかだと特に)

自分が以前使っていたカメラでは電源をONにしてから撮れるまで約2,3秒かかるため、シャッターチャンスを逃してしまうこともよくありました。

GRは電源オンから約0.8秒で起動するので撮り逃すことは激減しました。たった1,2秒の差だと思うかもしれませんが撮れる成果は大きく変わります。

❺疲れないカメラ

GRを手に取ってまず驚いたのはその軽さです。カメラは撮影時に必ず手に持っていなければいけない。その上で大きい、重いことは体に負担がかかります。その負担が軽いほど疲れづらく、撮影に集中できるので良い写真が撮れる確率も上がります。

まとめ

▶︎良い意味で主張しないデザインで気兼ねなく使える
▶︎イメージコントロールで思い描いた雰囲気の写真に演出できる
▶︎28mmという難しい画角だからこそ新しい気づきを与えてくれる
▶︎0.8秒の高速起動でシャッターチャンスを逃さない
▶︎軽くて、小さい、その分負担が減り撮影に集中できる

本記事でお話ししたことは全て自分の個人的見解です。ですが、実際にGRを使ってきた1ユーザーが感じたことでもあります。おそらくこれからもGRを使い続けますし、これからのGRシリーズの進化も楽しみにしています。本記事を読んでくださった皆様のカメラ選びの参考になればと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?