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「オレはフトという名前の者を探している」

今朝は印象的な夢を見ました。

それはベトナムでの出来事です。私は、ある寺院の僧侶でした。

ある日、弟子たちとともに瞑想をしていると、そこに拳銃を片手に持った男が現れました。

男は私に歩み寄るとニヤニヤ笑いながら「フト(=仏図。ブッダのこと)と言う名前の者を探している」と言いました。

私は「それは言えない」とだけ、答えました。

男は一瞬だけ憤怒の表情を見せましたが、すぐにニヤけた顔に戻って「ならばわからせてやろう」と言いました。

隣の部屋からちょうど私の一番弟子が入って来ました。私の心に不安がよぎりました。

男は彼に「オレはフトと言う名前の者を探している」と言いました。
彼がキョトンとした表情をしているので、私はその弟子を近くに手招きして耳打ちしました。
「奴は如来の所在を探している」
彼はますます混乱したような顔つきをしているので、私は思わず大声で
「ブッダの居場所だよ!」と怒鳴ってしまいました。
彼は私に小さな声で「『空』と言えばいいのではないでしょうか...」と言うので、私は失望して「それを奴に言ってみればいい!」と答えました。

男が近くに寄ってきて「その通りだ、オレにブッダの居場所を教えろ」と言って、拳銃をその弟子の頭に突きつけました。

夢はここで終わりました。

これを元に短編小説を書こうかと思います。あなたなら、どういう筋書きにしますか?

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