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筋酸欠と血流整体

血流整体後に感じられる代表的な変化は疲労回復です。

日本疲労学会では、疲労は以下のような定義がされています。「疲労とは過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」とても難解なうえに的を得にくい表現です。

そこで、当院としては、この疲労を一言で「筋酸欠」と呼び、全身の血流悪化からあらゆるパフォーマンスが発揮出来ない状態としています。

具体的には、疲れ、だるい、重い、シャキッとしない、やる気が起きない、元気が出ない、ネガティブ、眠い、などの状態です。
以上の症状は過度な忙しさや、ストレスがかかり続けることで誰にでも起こりえることです。

あらゆる組織で内呼吸が上手くいかずに心身ともにエネルギー不足の状態で、自力で回復するには難しく、サプリやエナジードリンク等に頼って誤魔化している人が多いのが現状です。

継続的な有酸素運動で酸欠からの回復を期待出来ますが、多忙やストレスの中では難しいのも現状でしょう。

体が酸欠を起こすと筋肉は部位に関わらず固くなっていきます。筋肉疲労による局所的な硬結(コリ)とは違い、血行不良による硬さと柔軟性の低下が全身的に見られます。

こうなると、固くなっている部位が広範囲となるため解していくにはテクニックが必要になります。

この広範囲に広がった筋酸欠を効果的かつ効率的に解し、血流を満たしていくテクニックこそが血流整体なのです。

※筋酸欠・・・実際には筋肉のみならずあらゆる組織で酸欠ぎみとなる。

【内呼吸】

血液中に取り込んだ酸素は、毛細血管から組織中(間質液)に漏れ出し細胞内に達する。
また、細胞から組織液中に出た二酸化炭素は毛細血管の血液に溶け込み、肺から体外に出る。
口から酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す外呼吸に対して、この毛細血管と組織の間で行われる酸素と二酸化炭素のやりとりを内呼吸という。

※ 細胞と毛細血管の間で行われる交換は酸素と二酸化炭素以外にもある。毛細血管から細胞へ(グルコース、ホルモン、電解質など)、細胞から毛細血管へ(代謝産物、電解質など)これらが間質液(組織液)を介して交換している。

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