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写真を学ぶ生徒へのメッセージ

台湾コミュニティカレッジの写真クラスで、自分の写真活動が授業の題材として使用されました。二日掛けてグループ分けをして徹底的にシン・ノグチの視点を解体。この写真を撮ったときはどういうモチベーションだったのか、何を意識したのか、なぜ。。鋭い質問がバンバンこちらに飛んできてそれに返すとまた次の質問が。綺麗サッパリ丸裸にされました。

これまでにスペイン、イタリア、アメリカ、フランスなどの授業でも取り上げられ、ブラジルでは論文になったことも。日本の日常を撮り続けている事が、こうやって日本と世界との架け橋に少しでもなれているのであればとても嬉しいところ。

授業の最後に写真に情熱を燃やす生徒さん達に送った言葉をここにシェアします。「自分もそうかも」、「いやいや自分はこれの真逆だぜ」、そんな「それぞれの今」が一つの社会で必死に共生してることを改めて意識できる機会になれたら嬉しいです。

 “良い写真”を作ろうとし過ぎないで。目の前の光景に何かを感じたその“理由”にシャッターを切ることを心がけてください。あなたにはあなた独自の視点がある。すべての解釈はあなたが今までの人生の中で培ってきた大切な経験の宝なんです。
 あなた自身を信頼してください。肯定してあげてください。自己肯定意識下で街や人々と向き合えば、きっと全ての被写体があなたに心を開いてくれます。
 あなたの手元にあるその写真は、それはあなたがシャッター以前に存在していたという証です。

-- Shin Noguchi

 Don’t try too hard to make a "good picture”. Just try to click the shutter for that “reason” that you felt something in the moment existed in front of you. You have your own unique eyes/perspective, and every your own interpretation is a treasure of important experiences you have cultivated in your life.
 Trust yourself. Affirm yourself. If you face the city and its people with a self-affirming consciousness, all your subjects will open their minds to you.
 The photos you have in your hands are proof that you existed before the shutter.

-- Shin Noguchi


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