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多細胞生物の「いのち」はいくつある?

地球上の生命は、全てが細胞からできている。人間も、ぞうも、ミジンコも、植物も、大腸菌だってそうだ。

原核細胞の生物たちは、いつも1つの細胞でひとつのいのち。その原核細胞を利用して創られたのが真核細胞。そして真核細胞が、ブロックのように組み合わさったのが多細胞生物

人間も象もミジンコも細胞で作られている多細胞生物だ。たくさんの細胞が集まってひとつの形を成している。
ミジンコは細胞数約3000個くらい。人間は37兆個。

原核細胞生物であっても、真核細胞であっても、その個体は1つの「いのち」だ。なぜなら、もし宇宙にたった1つでも大腸菌(原核細胞生物)が存在したら、それは宇宙に生命がいるということになる。つまり宇宙人がいるということになるからだ。そう、単細胞生物であったとしても1つのいのちには変わりない。

人間は37兆個の細胞がブロックのように組み立てられて、1つの個体になっている。最初に受精した生殖細胞は、2個4個8個というように分裂して、それぞれが、心臓になり、肝臓になり、目になり、鼻になる。
1日に1000億~2000億個の細胞がアポートシスで死に、1000億~2000億個の細胞が生まれ、私たちの個体を維持してくれている。

ここで貴方に問いたい。
37兆個の人間のいのちは、一体いくつあるのだろうか?
毎日1000億の細胞が死んで、1000億生まれかわったとして、生涯でいくつの細胞が生まれ変るのだろうか
人生80年なら、(1000億×365日)×80年=約3000兆個

私の身体は、生涯で約3000兆個の細胞の「いのち」の輪廻に支えられている
それが人間、それが生命(いのち)の根本原理だ。
全ての多細胞生物は、この仕組みになっている

この世に生きとし生けるもので、
私たちが目にすることが出来る「いのち」全てが、
この仕組みで出来ている。

ならば、私の「いのち」は一体いくつなのか
あなたも一緒に考えて見てください。

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