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【 中国のアフターコロナ 】 運用され始めた『ヘルスコード』とは何か?

昨日にオンラインやTVにて拡散された内容ですが、中国では「ヘルスコード」と呼ばれる取組みが広がっているとのこと。

「ヘルスコード」なるものが何なのか? ちょっと気になってので調べてみました!

「ヘルスコード」とは

Alipay(支付宝)が開発した「健康コード格付けシステム:健康碼 (China’s national health code rating system)」のことで、起点は杭州市での取組みだそうですが、そのれが全国版として中国全土の都市や観光地に広がっているらしいです。

市民は学校や複合ビル、スーパーマーケット、道路などの公共の場では、入口付近に用意されたQRコードをスキャンし、そのスキャンした結果を警察や管理者等から求められることになっています。なので、外を出歩きたいと思う人は同格付けシステムに登録するしかないように仕組まれています。

ちなみに、同格付けシステムに参加するためには、システムに名前・公民番号・電話番号・詳細な健康および移動情報を登録する必要があります。

システムの利用手順は至ってシンプル

学校や複合ビル、スーパーマーケット、道路などの公共の場の入口に読み取り用のQRコードが用意されます

市民はそのQRコードを読み取り、スマホのアプリケーションが地方都市のセンターシステムからの回答を受け取り、スマホに色別のコードを表示します

・緑のコードを受け取った市民は入室や入場可能

・黄色は7日間の自己検疫を要請、つまり入室や入場可能は不可

・赤はさらに14日の自己検疫を要請、つまり危険人物と認識され、入室や入場可能は不可

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システムの運用

一応、開発元のAlipay(支付宝)は、システム開発後は地方政府へ提供。地方政府が運用することになっています。

が、地方政府が大規模システムの運用する体制を持っているはずがないので、普通に考えるならばプラットフォームはAibaba Cloud上に展開され、Alipay(支付宝)が受託する形でやっているものと推測しています。

まとめ

仕組みをみる限り、スキャナは市民の持つスマホ、公共設備の入口にQRコードを貼るだけなので、ハイテクというほどではありません。

要はシンプルさが重要なだけで、それをテクノロジーが支えればよいという発想で、QRコード決済と信用スコアの合体版だと勝手に思ったり。

中国ならではの取組みですね (‘◇’)ゞ

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