水景 イシガキダイ

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いろいろな魚をもっと知りたいという動機で、
海水水槽を維持してます。

下記な方はぜひ、続きをどうぞ。
水槽をぼーと眺める時間を味わいたい
イシガキダイに興味が湧いた
家に水槽を置くとどんな感じかシミュレーションしたい方

海水水槽のイシガキダイを撮影。
ギョロ目で、たまにあくびをしたり、背びれをビュッとひろげたりします。
7分50秒あたりで餌をあげているので、活発になります。

水槽をぼーっと眺める癒しの時間、その断片を届けたいです。

下記は生体情報のメモです。

生体情報

英名:Spotted knifejaw
学名:Oplegnathus punctatus

分布

温帯〜熱帯域
国内では東北地方から(日本海側では北陸より南)南の海に分布。
暖かい海域を好み生息し、
南伊豆沿岸、伊豆諸島や高知以南や南西諸島で大物の釣果が有名。
暖流がぶつかる長崎県の五島列島も有名な釣り場。
日本の最南端(日本唯一の熱帯域)の、沖ノ鳥島での確認もあり。

生息域

水深3m~135mの海域で確認される。
藻場があるような磯の沿岸から南洋のサンゴの海域で生息。
成体になると底生生活になり、岩穴に好んで棲む傾向あり。
捕食活動で広域に活動し、
深海から磯のサラシ場(波が岩にぶつかる場所)まで顔を出す。

イシガキダイの日本記録は84.5㎝×9.2㎏。
 体形は側偏の丸い形だが、マダイより角ばって寸胴にした体形で、
マダイより尾びれ尻びれが顕著に発達。
歯がイシダイと共に特徴的で、顎の上に重なるように集まり、年を追う毎に発達し、老齢魚はオウムや馬の蹄のように顕著な丈夫な歯になる。
模様はヒョウ柄のような細かい斑点。
年を追う毎に斑点は薄くなり、老齢魚は頭部周辺が白化して口白(クチジロ)と呼ばれる。

生態

磯に生息する肉食魚。
鋭い歯を持ちサザエやウニなどを砕いて食べる。
模様が石垣に似ている所から命名。
沖縄地方のイシガキダイの呼び名はガラサーミーバイ。

食性

食性は肉食性で、甲殻類、貝類、ウニなどのベントス(底生生物)を捕食。釣りの餌ではウニ、イセエビ、トコブシ、サザエ、ヤドカリ、カニ、オキアミで釣果がある事から、肉食の美食家で通る。

産卵

産卵は春。
イシガキダイは群れで南下し、暖かい海域で産卵。
普段は単独で行動するが、産卵期は50匹ほどの集団で産卵行動をすることも。
暖かい海に南下し、集団で産卵し、分離浮遊卵を時間を分け、何度も産卵し。 自然化では稀にイシダイとイシガキダイの交雑種が確認される。
この個体は繁殖能力はない。

生息環境

幼体は浅い波静かな海域を好み生息し、波静かなサーフや港湾、河口でも生息する。
成魚は磯やサンゴ域の外洋の沿岸に生息し、岩穴などを好んで棲家にする。カニや甲殻類を求めて浅い海域も索餌行動をする。

■利用

食べ方

・刺身
・鍋

イシガキダイの流通量は少ない
脂の乗りが良く白身の身のしっかりとした魚
高知や九州などで高級魚として、昔から親しまれる魚
白身の上質な身は、釣りたてでは硬いので、捌いた後に熟成させて食べる。
脂が身に浸透し、身自体も柔らかくなり甘みが強くて高級魚の味を堪能できる。
かつては料亭などで盛んに扱かわれた、マイナーな高級魚。

食べる際のリスク

・シガテラ毒
中毒症状は通常、1時間から8時間で発症(2日以上の報告もある)。
消化器系の症状は、「吐き気、下痢、腹痛」が数日から数週間にわたる。
神経系の症状は、「不整脈、血圧低下、徐脈、めまい、頭痛や筋肉の痛み、麻痺、感覚異常、神経の異常障害」などの重い症状。
症状の回復は1週間から数年苦しまされている例もある。

一般的には6ポンド以下(2.7㎏)以下での発症率は無いと言われているが、公式発表ではない為に参考程度。
熱帯系の大きな魚は、食べない事に越したことは無いのは確か。

・寄生虫
ウオノエ、アニサキスが寄生している可能性あり。
ウオノエは魚の口の中に寄生する寄生虫。
魚が食べ残したカスを食べる、魚にとっても、人間にとっても害は無い。見た目がゴキブリ。
 アニサキスはサバに多く付く寄生虫。
ミミズのような5㎜程度の白い寄生虫。
生食で刺身を食べると稀に飲み込んでしまい、人間の胃に取り付き、胃壁を食い破る。生食する場合は、最新の注意が必要です。

更新履歴

20201001 初版投稿

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