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インテリア素材 木材 9種の特徴あつめ

インテリアのいろんな素材のメモ。
物づくりの素材検討時に。

■木材

アルダー

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木目が優しい
節が目立ちすぎない
柔らかく加工がしやすい
経年変化で色が変わり風合いが出る
価格が安い

ヨーロッパ・北米エリアを中心に分布している広葉樹。

伐採直後は白っぽい色だが、時間が経って空気に触れていると淡紅褐色や淡黄褐色に変化していく。木肌は大きなクセはないものの、適度に木目・節に主張がある為、家具の素材としては相性が良い木と言える。

素材としては機械加工がしやすい為、家具だけでなくギターなどの楽器にもよく使われている。

一般的に家具の表面の仕上げ加工はウレタンという塗料が多く使われるが、アルダー材で作られた家具には「自然塗装(オイル塗装)」と呼ばれる塗料が使われることが多々。
自然塗装はウレタン塗装に比べると、価格も高い為、高額の家具に使われがちだが、「アルダーの美しい木肌をそのままいかして製作したい」という職人が多く、実際に手頃な価格帯として流通している家具にも自然塗装仕上げという表記が多く見られるように。

ウォルナット

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「クルミ科」の木材
やや重みのある木材
割れや反りが少ない
着色もしやすくて、艶を出す加工をしてもキレイ

昔から高級家具や、工芸用の木材押して使われる
家具だけではなく楽器にも。

ウォールナットはマホガニーとチークに並んで世界三大銘木のひとつ。
いわゆる高級木材。
実はとても身近なクルミの木。普段おやつで食べているナッツの木。
木材として硬く、強度が強い。
加工する際にも狂いが出にくいので、綺麗に仕上げることができる。
高級木材の名に恥じない高級感のある木目や重厚感。

木そのままの無垢材としての加工だけでなく、薄くスライス状にして貼り付ける「突板貼り」として製作することで、希少な木材を有効活用し、コスト削減する工夫も。

ラバーウッド

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ゴムの木。アジアン家具(タイ)の素材。
木目はほぼ真っすぐ。
比較的軽くて加工がしやすい。

「ラバー」とはつまり、ゴム。
ラバーウッドでゴムの木。ゴムの木から採れる樹液が天然ゴムの原料となるので、まずはその樹液を採取。もう樹液が出なくなった木は、ラバーウッドとして家具などの素材に使われる。南米・東南アジアなど暑い地域に生息する木なので成長が早く、次から次へと育ってくれるので安定した供給も可能なことから非常にエコな木材。

木目はとても穏やか、加工後の手触りも滑らかで(なので子供向けの家具などにも多く採用されている)、軽くて加工にも優れている。
見た目の美しさ、手触りの心地良さ、そして低価格という魅力的な要素もあって、近年では家具だけでなく、建材などにも多く使われるように。
ダイニングテーブルでは天板にはウォールナットやオーク材などを使って、脚の部分にラバーウッドを採用しているものも多く見られる。
もっともラバーウッドの艶やかでクセのない木目・表情が好きという方も多く、天板・脚共にラバーウッドを選ぶ人も。

パイン

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日本語でいうと「松」のこと。
比較的柔らかい木材。
加工もしやすいが、柔らかいのでキズもつきやすい、というの特徴。
木の節目(ふしめ)が多く、
逆に「節目のないパイン材」は貴重だとか。
木目がキレイで、あたたかみのある質感で
家具だけじゃなく床や壁にもよく使われる木材。

北アメリカを中心に生息する針葉樹が、日本で言うところの「松」。
「松の木」と言えば日本人にも馴染みが深い木だが、パイン材でも家具に使われるのはホワイトパイン、イエローパイン、ロッジポールパインと言われるもの。
比較的安価で加工しやすく、家具メーカーとしては扱いやすい木材。
職人も表現力豊かな作品を作れる為、ユーザーからの人気も高い。
北欧テイストやカントリーテイストなどを好むユーザー向け。

近年の加工技術の向上により、木目や節を残したまま表面を美しく加工する商品も多数見られるようになり、やはり他の木材に比べると安価に購入しやすいなどのメリットが多い為、近年の北欧ブーム、フレンチカントリー人気などにもあやかって木材の上位人気に。

ビーチ

ブナ科の落葉樹。

色:白っぽい
硬さ:硬い(カットが難しい)
木目:細かい
強さ:強い(オークのように凹みにくい)
欠点:乾燥すると反る

オーク

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日本語でいうと「楢(なら)」という木材
堅めの木材で、木目がはっきりとして美しい模様なのが特徴。
オークの中には「虎斑(とらふ)」という虎の縞模様のような木目が出るものも。
加工しやすい木材で、家具だけじゃなくフローリングなどの床の材料や、
ウィスキーやワインの樽(たる)の材料などにも。

北米では「オーク」、ヨーロッパでは「ナラ」と呼ばれますが、厳密に言うと同種類ということであって全く同じ木ではない模様。
涼しい地域で長い年月をかけて成長する木の為、密度が高く強度にも優れるが、その分重量がある。子供の頃によく遊んだ「どんぐり」の木。
全体的に木目は細かくて美しい。
節は大きめで一部分の木目が荒い印象の為、商品によって木目の違いが顕著なので注意が必要。ただし、これが個性でもある為、北欧の雰囲気を好む方には人気の高い木材。色味が異なるホワイトオーク・レッドオークなどの種類があり、いずれも家具用木材として人気。
ホワイトオークは成長に100年かかることもあると言われるくらい貴重でり伐採量がコントロールされており、市場には高級家具として流通。
固くて強度の高いオーク材は、力の加重や衝撃には比較的強い反面、木の密度(収縮率)が高い為、乾燥には弱い。
特に多湿な状態から一気に乾燥状態が続くような環境を繰り返すと狂いや割れが発生することもあるので注意が必要。
通常の生活では特に気にする必要はないが、夏場に毎日クーラーの風が直接当たる場所、冬場に毎日ストーブの熱気が当たる場所などへの設置は控えるのが無難。また、長い期間に渡って直射日光が当たり続けると軽微な飴色に変色することがありますのでこちらも注意。

アッシュ

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北アメリカ全域に分布される、モクセイ科トネリコ属の広葉樹。
成長するとなんと高さ40m近くに。高く真っ直ぐに伸び、多くの葉が生い茂るのでその様は人々の癒し。
木目の表情や、耐久力、加工性等から、「家具の王様」と呼ばれる日本のタモ材と非常に似ており、近年では家具の高級素材としてよく使われている。

適度に堅いものの弾力性にも富むという貴重な性質から、野球のバット、テニスラケット、スキー板、ボート用オールなどのスポーツ用品としても人気がある。
粘りがあり強度が高い割には加工性が良く、スチーム曲げなどの特赦加工も容易なことから、流れるような美しいラインの家具を作り出すこともできるので、職人からの人気も高い。
もちろん強度や加工性だけでなく、仕上がりの表情も秀逸。柾目では穏やかで素直な木目を表現できるのに対し、板目では木目が強調され、迫力のある仕上がりになる。
無垢としての加工だけでなく、単板に剥がすことも可能なことから、突板貼りとしても多く使われる。

バンブー

竹のこと。

竹は生長が早く、3〜4年で伐採できるため安価で流通しており、コストパフォーマンスに優れた素材だといえる。伸縮が少なく適度な弾力性を持ちつつ、硬さもあり寸法安定度が非常に優れている。

これまでは住宅建材として知名度が低かったが、美しくなめらかな木目が好まれ、リビングなどで利用される機会が増えてきた。和室や床暖房のフローリングにも適している。フローリング材などに使われる竹は緑色ではなく、木と同じ色をしている。現在ではエコロジー建材としての人気も高い。竹ならではの防菌効果も注目されている。

レッドシダー

ハードウッド。ウッドデッキ材。高い。


参考

こちらもよければ、ぜひ。


最後まで読んで頂き、感謝です(ペコリ)

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