マガジンのカバー画像

詩|短篇小説

115
ひさしぶりに詩を書きたくなりました。昔はよく詩で表現していたのに、しばらく散文ばかりで。これからはまた、自然にことばを紡いでいけたらと思います。散文詩的なごく短い読み切り小説も、… もっと読む
運営しているクリエイター

2022年11月の記事一覧

「月渡る」で一句

あの人の平安いのり月渡る   真帆沁    書家・彩雪SAISETSUさんが、本日の記事で秋の季語「月渡る」の書を公開されていました。  素敵な書!と思うと同時に、とてもきれいな季語だなあと心を動かされ、詠んでみたのが冒頭の句です。  ちょうど最近、自分のこれまでの人生をふり返り、いろいろな人との出会いと別れについて考えていたところでした。  一期一会の人もあれば、いっとき親しくしたけれど今はもうどこにいるのかわからない人、連絡先はわかるけれど疎遠になっている人、そして