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パーツ交換の話(ブレーキ編)

交換の歴史

 買った時についていたのはTektroのR539とかだったと思う。このブレーキはロック付きのクイックリリースを採用していて、ブレーキを解放するのにやや手間取るブレーキだった。

 そこからなんとなくいいブレーキを使ってみたくなり、ShimanoのBR-6800にしてSORAで無理やりULTEGRAを引く形にしたところ、2週間も使う前に落車してフロント側のアームを折ってしまいあえなくお釈迦に。リアはTektroに戻して、フロントだけを当時の105(BR-5700)とBOMAのオフセットブレーキシューを組み合わせて使う形にしていた。

真ん中の銀色のパーツがオフセットブレーキシュー。5mmほど取り付け位置が下がる

 余談だが、落車の際に買って半年ほどのZONDAもへし曲げてしまい、色々と大変であった。なんせ東海道を走ろうとしていた半月ほど前である。そこいらの修理を纏めて頼む為に、買った自転車屋に持ち込んだところ「その組み合わせだとそれぞれの引き率が違うから、強くかかりすぎる組み合わせになってると思う」という大変恐ろしいお言葉をいただいた。無知とは恐ろしい。その店には修理の際にも色々と便宜を図って頂き、無事に東海道を走り始めることができた。とてもありがたい話である。

 しばらくはそれで事足りていたのだが、やはりノーマルブレーキ+オフセットブレーキシューはどうしてもうにょーんと力が逃げるような感覚があり、また、リアブレーキの本体のばねが錆びつつあったのでいい加減買い換えることにした。ブレーキをかけた拍子に折れたらたまったものではない。
 さて、買い換えるにしてもロングアーチでないとまたしてもオフセットブレーキシューにお世話になってしまう。105グレードのロングアーチブレーキ(BR-R650)なんてとっくの昔に終売。必死をこいて探してみると、TektroのレーシングブランドTRPにロングアーチがちゃんとラインナップされていた。それがRG957である。2020年を過ぎてもまだラインナップされていて、DISC主流のこの世の中でまだリムかつロングアーチがあることは何とも嬉しい限りである。

現状の感想

 で、今使ってみての感想としては、正直なところ「違いがよくわからないけど、とりあえずシューを変えた方が影響は大きそう」といったところである。身も蓋もないが。
 今まで使っていたのはシマノのR55C4だったと思うが、キャリパー交換後はキャリパーについてきたものをそのまま使っている。これがおそらくリムには優しいのだが、その分「いや止まんねぇなこれ」と感じることがたまにある。最後まで握りこめばきちんと止まるのだが、そこまでが滑り続けるような感覚なのである。
 例えば握りこむ力を10段階、シマノはリニアにそれが進む、とすると、感覚的には今のシューは8までがシマノのだいたい3分の2程度、最後の2で急にぐぐっと聞いて追いつくような感覚である。
 というわけで、今のシューを使い切ったら、まだ残っている古いブレーキシューと交換する予定ではある。もしかするとBBBとかに浮気するかもしれないけど。

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