#098 厳しさの中でも幸せ、アポロ40の行き先、しおちゃんが出会ったのは?レモンの秘密、しっぽの形状と遺伝、NYペットショップ事情、怒らないねこ、セントラルパークと小鳥の声、トンデモ科学に注意、クレーマー

●最近のおきゃん // 厳しさの中でも幸せ、
●T2のほんわかん // アポロ40の行き先、しおちゃんが出会ったのは?レモンの秘密
●Q&A // しっぽの形状と遺伝、NYペットショップ事情、怒らないねこ、セントラルパークと小鳥の声、トンデモ科学に注意、クレーマー、他
03/10/2015


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●最近のおきゃん

【厳しさの中でも幸せ】

みなさんおはようございます!3月になっても先週まで吹雪いていたNYです。先日特に強く吹雪いた時に、ラボにとびちゃんがやって来て「いい天気だな、天気をエンジョイしてるか?」と言うので、目を見ながら大きいため息をついてやりました。メルマガでここまで書かれているとは本人も知らないことでしょう(笑)。

とはいうものの、実は僕はそんなにこの天気自体がイヤな訳ではありません。もちろん、西海岸のような穏やかな天気の方が良いですが、NYの天気に気が滅入っているということは実はありません。雨が降っていても、気持ちが下がることもありません。しっとり落ち着いていいじゃないですか。もちろん、スッキリ晴れたら気持ちも明るくなりますが、どよーんとしても気持ちまで暗くなることはありません。僕はただ、このNYの天気を「他の街よりもすばらしい」という偏った意見を言われる時だけ、ムキになるのです(笑)。

それにしても、氷点下15℃とかになると、ちゃんと防寒していないと生命の危機を感じるほどです。そんな寒い中、セントラルパークに住む野生の小動物はどうしているのかと想像してしまいます。中には冬眠している動物もいることでしょう。僕達は冬眠をする必要もなく、冬の間もやりたいことができる自由があるなんて、幸せなことです。温かいジャケットもあるし、家もあるし、食べ物や飲み物だってある。本当に有り難い。

そんなことを思いながら氷点下のNYの街を歩いていたら、道に落ちたフライドチキンを食べているハトがいました。そのフライドチキンも、あと15分もしたら凍ってしまうことでしょう。でも、そのハトだって命を落としたらすぐに凍ってしまいます。極寒のNYでは体にエネルギーを蓄えることが死活問題です。そんな冷え冷えのフライドチキンを「共食い」しているハトを見て、NYの厳しさを感じたのでした。アワとかヒエとか、もうちょっとまともなものをあのハトに食べさせてあげたいと思いました。でも、NYのハトは「この寒いのにそんなもん喰えるか!」とか言いそうです(笑)。

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●T2のほんわかん

【前号までのあらすじ】

極寒のNY、しおちゃんはいつも寒がっているおとんを心配していました。そこでしおちゃんはティーちゃんに相談しました。ティーちゃんは、お陽様とお話ができた昔に行けと言いました。ティーちゃんによれば、そこには変な顔をしたおっきなねこがいるそうなのです。そこでしおちゃんはタイムマシーンに乗って、時空の旅に出ました。

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