GMOコインから国内2例目のIEO:Jリーグクラブ「FC琉球」のFCRコイン(FCR)は沖縄とスポーツのWeb3への入り口へ
沖縄を拠点にするJ2リーグ所属のFC琉球は、2022年4月27日(水)から5月18日(水)までGMOコインを通してIEOを行っています。
IEOとは「Initial exchange offering」の略で、いわば暗号通貨版の株式上場(IPO)となります。金融庁などの承認を得た上で、取引所を通じて暗号通貨の発行と上場を行う資金調達のプロセスであり、FC琉球はGMOコインにてIEOを行いました。
またFCRコインはパブリックブロックチェーンであるEthereumのERC20規格に準拠したものとなっておりますので、GMOコインに限らずあらゆる取引所で流通可能なものとなり、グローバルな資金へのアクセスを沖縄のサッカークラブが得た形となります。
FC琉球のIEOは国内で2例目、そしてスポーツクラブとしては初となる先進的な事例です。これはFC琉球が沖縄という地域経済、そしてサッカーという巨大なマーケットにおけるWeb3エコシステムの入り口となる可能性を持つ、チャレンジングなプロジェクトといえます。
今回のIEOを通して発行するFCRコイン(そしてそのプラットフォームとなるFC RYUKYU SOCIO)が創り出す世界の紹介をする前に、まずは簡単にこのプロジェクトの始まりについて説明をさせてください。
FCRコインは一つのブログから始まったプロジェクト
このnoteをご覧になっている方で2017年の暗号通貨/ICOバブルを覚えている方はいますか?今のWeb3のhypeに及ばないまでも、当時も世界中でたくさんのクリプトプロジェクトが立ち上り、市況は活気づいていました。
僕も例に漏れずその可能性にめちゃくちゃワクワクしており、たくさんのICOに参加し、手持ちの暗号通貨を溶かしていました…😅 中にはまともなのもありましたが、取引所への上場ハードルも今よりだいぶ低いものであり、その多くがラグプル(資金持ち逃げ)を行う詐欺プロジェクトでした。国内の有名ICOプロジェクトとしてはCOMSA、Liquidが挙げられます(LiquidはFTX傘下になってしまいましたね…w)。
クリプトが持たらす新しい価値に期待していた僕は、沖縄の経済を活性化させる「琉球コイン」について妄想を膨らませそのトークンエコノミクスやインセンティブ設計を一つのブログにまとめました(当時はokinawa.ioという社名でした)。
そのブログがこちらであり、FCRプロジェクトのキッカケになったブログといえます。このブログが当時J3リーグに所属しICOプロジェクトを検討していたFC琉球とGMOグループの方の目に止まり、話が一気に進んだのです。
2018年初頭、那覇のカフェでFC琉球の代表であった倉林社長とミーティングし、僕が書いた琉球コインの構想をたたき台として、FC琉球独自の「FCRコイン」ホワイトペーパーをまとめていくに至りました。
しかし、ご存知の通りほぼ同時期に大手取引所のハッキング事件などが起こり、市場は冷え込み、これまでのバブルが嘘だったようにクリプト冬の時代が訪れました。FC琉球はICOを行うにあたって、かなり本気でJリーグ法務部や金融庁とも話を進めていたにも関わらず、法整備がまだ整わなかったことを理由に一旦ペンディングすることとなりました..
しかしその間にも倉林さんを始めとするFC琉球チームは諦めず、2019年からはチームはJ2昇格を果たし、FCRコインの実現に向けても粘り強く布石を進め、2020年2月には取引所となるGMOコインをトップパートナーとして迎え入れ、IEOするにあたってとても強力なパートナーを得ることとなりました。
そして僕自身も動画アプリを始めとした数々のチャレンジを経て2022年11月からWeb3(YoursDAOやAKINDOと言った自社事業)にフルコミットしていますが、まさにそのタイミングでお声がけを頂きました。
4年前のプロジェクトをついに実現できるということで、改めてアドバイザーとしてこのFCRコインプロジェクトに参画しています。ホワイトペーパーなどが既に完成しており、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)・金融庁やアンダーソン毛利の弁護士事務所などと最後の詰めを行っている段階でしたので、僕はこのIEOの認知を最大化させるべく、主にNFTを活用したマーケティングやコミュニティ作りについて支援をさせていただく事となりました。
金融庁からの厳しい情報管理もあり、パレットトークンの時とは違って事前告知は一切せず、情報解禁と同時にFCRコイン購入申込み開始という、情報が少ない中でのIEOとなりました。
しかし4月27日からスタートして、現在私達の想定を超えるペースで口座開設・申し込みが進んでおり4.5億FCRの販売という目標達成も間近となっています。
FCRコインとは?
前置きが長くなりましたが、以下にFCRコインについて紹介させていただきます。
地域クラブの運営資金問題
選手とサポーターの関係性
前時代的なサッカークラブの構造
地域サッカークラブが持つ上記3つの課題を解決するためのプロジェクトであり、国内サッカーひいてはアジアサッカーのマーケットを南米や欧州に並ぶもにしていくというビジョンを実現するのが、FCRコインを活用して作られるFC RYUKYU SOCIOプラットフォームです。
このプラットフォームではサポーター、スポンサー、選手の3者間の繋がりを再構築します。FCRコインを活用し、より柔軟かつ流動的な支援が行えるだけでなく、クラブが拠点とする地域エコシステムを世界に開けたものとしていきます。アジアの中心に位置する沖縄に拠点を持つFC琉球だからこそ実現できるものと言えるでしょう。
海外では欧州1部リーグの多くが、Chilizが運営するSocios.com上で独自ファントークンを発行して数億円の資金調達をしていますが、FC琉球としても今後今の何倍もトークンユーティリティを磨き込みクラブとしてファンと一緒に価値共創をしていきます。
長期的にはアジア版Chilizとしてスポーツクラブとファンを繋ぐプラットフォームとして展開をしていき、各エリアに根ざしたクラブを軸とした、地域エコシステムの活性化を担います。
FC琉球で初発行となる公式NFTの活用について
今回、これまでのIEOと違うのはFCRと同時公開したNFTにも付加価値を持たせ、ファンクラブ会員と初期の希望者へエアドロップを行い、トークンに限らない多面的な関係性を築いている点です。
1,000枚限定のジンベーニョNFTはファンクラブ会員の希望者全員、そして残りを申込みをしたユーザーへ抽選で無償配布を行う予定で、レアとコモンの2種類が存在しジェネレーティブで生成され全てユニークなデザインとなります。
FC RYUKYU SOCIO内の限定コンテンツへアクセス
FC琉球ホームゲーム時などでの特別体験
リリース時のユーティリティは上記のみとなりますが、このジンベーニョNFTにおいても沖縄やサッカー関連のコンテンツとコラボしたコレクティブ作品の展開やユーティリティの拡張を予定しており、今後FCRコインホルダーに対して継続的に報いる仕組みを設けていきます。
また、FCRコインの募集申し込みをしていなくても、NFTは受け取ることができます。誰でもエアドロップ抽選に参加可能ですので以下よりお申し込みください。
地方のJ2クラブが旗を立てた、冒険の仲間を募集
国内2例目となるIEOがまさか地域クラブのFC琉球だったということに驚いた人も多いでしょう。Web3はもちろん、IT企業でもない地方のJ2クラブによる初めてのこのチャレンジングな取り組みは日本のクリプトの歴史に名を残すことになるでしょう。
GMOコインさんとともに開発を進めているFC RYUKYU SOCIOのローンチを皮切りに、沖縄、またはサッカーを軸としたさまざまなパートナーを巻き込みFCRコインの価値向上に努めていくといいます。
倉林さんを始めチームメンバーの誰もFCRは沖縄の1クラブのファントークンにとどまるものと考えておらず、スポーツクラブを軸とした地域エコシステムを底上げするためのツールとしての価値と、グローバルな展開可能性を捉えています。
これからのまだ始まったばかりのプロジェクトですが、僕の地元の沖縄と大好きなサッカーの発展を信じて引き続きこのFCRプロジェクトをサポートをしていきます。
こちらから総額60万円分のFCRコインが貰えるキャンペーンも展開していますので、よかったらぜひ募集申し込みの上ご参加ください。募集申し込みはこちらから。
ただ今コミュニティマネージャーを積極募集しています。コミュニティとともにFCRプロジェクトを盛り上げていきたい方がおりましたら、ぜひ僕のTwitterまでDMを頂けると嬉しく思います。クリプト好き、沖縄好き、サッカー好き、そんな方のご応募をお待ちしています。
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