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Instagramではどう拡散がされるのか?

9/18にソーテック社より出版する「Instagramマーケティングの教科書」の内容を抜粋してお届けしていきます。

また、PRになりますが弊社では企業のInstagramマーケティング支援を一括で行っています。もしご興味ある方はこちらご覧になってみてください。

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他のSNSに比べて、拡散性が少ないと言われているInstagram。しかし、その中でも再現性のある「バズ」を生み出すことができます。「発見タブ」「ハッシュタグ検索」「ストーリーズ」「リール」の4つの拡散の仕組みや、「バズる」施策についてこの節では詳しくご紹介します。

1.「発見タブ」経由による拡散

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「発見タブ」とは、左から2番目の虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される画面のこと。今一度ご自身のInstagramの発見タブをご覧になってみてください。あなたの興味関心を強く刺激する魅力的な投稿が並んでいるのではないでしょうか。

発見タブはInstagramが持つその秀逸なアルゴリズムでコンテンツとユーザーのマッチングを行う場所であり、ここには一人ひとりのユーザーの興味関心に基づくパーソナライズされた投稿が表示されます。

Instagramでフォロワーを増やすためには、この「発見タブ」にどれだけ表示されるかがとても重要な指標となります。

拡散性の少ないInstagram上で、フォロワー以外のユーザーに最も効率的にリーチできる場所だけでなく、顧客に繋がる可能性の高い場所でもあります。

前述の通りここに表示されるのはそのユーザーの興味関心に基づいた投稿であり、つまり「発見タブに表示されるということは適切な見込み顧客にリーチできている」ということ同義と考えて間違いありません。

Instagramのミッションは「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」とお伝えしましたが、まさにこの発見タブこそ、そのミッションを体現できる場所だと言え、ここに表示させることができるかどうかでフォロワー増加数に直結する重要なチャネルです。

ここで投稿に興味を持ってもらってもすぐにフォローしてもらうわけではありません、多くのユーザーは目的なく発見タブで何気なく時間を潰しています。そのようなシチェーションでの認知となりますので、ここでは「何度もこのアカウントみるな、どの投稿も面白いしフォローしておくか」、というような感覚でフォローに繋がっていくイメージです。

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そして、どのように「バズ」を生み出すかというと投稿の「保存数」を上げることです。

この時の「保存数」には2段階あります。最初は「フォロワーに対する保存数」。この第1段階で一定の保存率がクリアできれば、「発見タブ」のステージに引き上げられ、第2段階は「非フォロワーも含めたリーチに対する保存数」へと変わります。

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自分の経験では「いいね」数を上回る保存数を狙うことが、1つの目指すべき指標としてあります。

このような「バズる仕組み」を理解していれば、投稿ごとにクリエイティブテストを行い数字を改善し、高い「保存率」を再現性をもって狙えることが可能になります。

一方、アカウントではどのような情報を発信しており、どのようなユーザーとコミュニケーションを普段からとっているか、というシグナルが十分にInstagramのアルゴリズム伝わっていることがリーチが伸びる上での前提です。

発信するジャンルの情報がInstagramに認識されているからこそ、適切なユーザーの発見タブに表示がされるのです。またさらに踏み込んだアルゴリズムに関してはまた次回の記事で解説をいたしますので、こちらに登録して更新をお待ちください。


2.「ハッシュタグ検索」による拡散

ハッシュタグ渋谷カフェ

「ハッシュタグ検索」とは、先に紹介した虫眼鏡アイコンをタップして出てくる検索窓に、ハッシュタグ(#)を付けて知りたいキーワード(例「#沖縄ホテル 」「#渋谷カフェ」など)を検索すると、そのハッシュタグがついている投稿が表示される機能です。

ここは最新と人気のタブで表示分けができます。これは、ユーザーが探したいモノやコトが明確に決まっている場合に活用されます。

なお「ハッシュタグ」は、フィード投稿、24時間で消えるストーリーズ、リールに記載でき、ニーズが顕在化している能動的なInstagramユーザーに見つけてもらうための有効なチャネルといえるでしょう。

「日本の利用者がハッシュタグ検索をする回数は、グローバル平均の3倍」というデータがあるように、国内ではハッシュタグ検索は活発であり、発見タブの次にハッシュタグ経由からのファン獲得もマストといえます。

そこで気をつけるべきはフォロワーのボリュームに合わせてハッシュタグを選定するべき、ということです。「#ランチ」「#ファッション」「#東京」など、投稿数の極めて多いビッグワードは非常に高いエンゲージメントの投稿でないと、なかなか上位は表示されません。

運良く表示されても、フォロワー数を多く持つ高エンゲージメントユーザーの投稿に上位を専有されてしまいます。また上記のようなビッグワードハッシュタグは抽象的すぎて、検索向きのワードではないという点も注意が必要です。

自社アカウントのフォロワーが数百〜数千人の時は、投稿数が10万以下までの「ミドルワード」、または1万以下の「スモールワールド」を狙うようにしましょう。

ビッグワードが1ワードに対して、ミドルワードは「#渋谷ランチ」の2ワード、スモールワールドは「#渋谷パスタランチ」などの3ワードのイメージです。

多くなるほど検索ボリュームは少なくリーチは見込めませんが、その分ユーザーのモチベーションは具体的で高いので、見つけてもらいやすく、アクションをしてもらいやすいメリットがあります。

2021年6月からハッシュタグ検索結果に地図が表示されるようになりました。例えば「#テイクアウト」で検索をすれば、該当ハッシュタグ、かつ位置情報と紐付いている投稿がまとめて表示されるようにアップデートされています。

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移動しながらでも活用できる機能であり、GoogleMapの対抗馬となりえる注目のチャネルといえるでしょう。

3.「ストーリーズ」による拡散

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「ストーリーズ」とは、24時間で消えるフルスクリーン型投稿機能のこと。フィード投稿やリールが新しいフォローを獲得できるチャネルとしたら、ストーリー、またはライブ配信はフォロワーにしか表示されないため、既存のファンと深い関係性を築くことができる機能です。

フォロワーしか閲覧できない機能ですが、ここを起点に稀に「バズ」が生まれることがあります。

例えば、ある企業がフィード投稿で告知をしたキャンペーンをフォロワーがキャプチャーにとって「ストーリーズ」でシェアをしたのをきっかけに、それを見た他のフォロワーが同じようにシェアをして、チェーンメールのように拡散していく。

そういうケースも稀にですが存在します。これはどちらかというとTwitterに近い拡散の在り方といえるでしょう。

特に「ストーリーズ」は投稿が24時間で消えてしまうので、ユーザーにとっては気軽に他アカウトのコンテンツをシェアしやすい場所になっています。

「ストーリーズでシェアすることで当選確率アップ」「ストーリーズでタグ付けしてくれた人の中から抽選で○名にプレゼントを差し上げます」と言ったコメントをキャンペーン投稿に入れておくと、より拡散効果が高まります。

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なお、アカウントのタグ付けしてもらわないと、投稿がシェアがされたかどうかわかりませんので、ストーリー内での「タグ付け」は積極的にお願いするようにしましょう。

ちなみにこのストーリーズは基本的にはフォロワーの5〜10%前後にしか表示されませんが、フォロワーとDMやスタンプでのコミュニケーションを増やすことでその割合を増やすことができます。フォロワー50%の表示率も狙えるストーリーズ、そのコミュニケーションのコツもまた追ってこちらでご紹介していきます。

4.「リール」による拡散

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比較的新しい機能である「リール」とは、最大60秒の短尺動画を閲覧/投稿する機能のこと。

「発見タブ」と同様に、「リール」も一人ひとりの興味・関心に応じて最適化された投稿が表示されるので、フォローされていないユーザーにもリーチできます。

最近では発見タブ以上にリーチが伸びやすいチャネルとして非常に注目されており、今やInstagram運用についてリール展開はマストといえるでしょう。まだ対応できていない運用者は過去フィード投稿のスライドショーなどでもOKなので、投稿できるオペレーションを今すぐ検討してみてください。

「リール」をバズらせるコツとしては、まず「流行のフォーマット(型)」を探し出すことです。それはミームとも言います。「リール」を観ていると、同じようなフィルター、音楽、展開、ネタの動画が流れてくると思います。それがミームといえ、オリジナルではなく、先人達が積み上げてきたミームに則ったコンテンツを展開していくことがリールを攻略するためのコツです。

このフォーマットをベースに、クリエイティブテストを繰り返して、自社の商品(サービス)の世界観に合った動画に仕上げていくことで、拡散できる動画を創り出せます。

ご存知の通りリールはTikTokを模倣して作られた機能です(ちなみに2016年にリリースされたストーリーズはスナップチャットを模倣して作られています)。

短尺動画の主戦場はやはりTikTokがまだ強いといえ、TikTokでトレンドのミームをリサーチするのもおすすめです。いち早くリールで展開すると反応率が増え、バズりやすくなるのは間違いありません。

@totouchanemu

I may not have @maxtaylorlifts dumpy but I do have a drone.

♬ STAY - The Kid LAROI & Justin Bieber

2021年8月の自分のTikTokフィードではこのフォーマット(ミーム)が鬼バズリしていました...!!わかる方いますか?笑

また、ショッピング機能との連携や他アカウントの「リール」と組み合わせて投稿できる「リミックス機能」など、ものすごいスピードで改善がなされています。

このような新機能をいち早く活用することは、優先して露出がされやすくなるのでおすすめです。そんな所をしっかり押さえて「リール」を制作すると、さらに再現性は高くなっていくでしょう。こちらの攻略方法もニュースレターでお届けしていきますので、無料購読をお願いします。

ここがポイント
・「発見タブ」で拡散するには、「保存率」を上げよう
・「ハッシュタグ検索」で拡散するには、「ミドルワード」を狙う
・「ストーリーズ」で拡散するには、シェアやタグ付けをお願いしよう
・「リール」で拡散するには、流行りのフォーマットをいち早く見つけよう

ブランドの担当者でInstagram集客でお悩みでしたら、まずは無料でヒアリングやアドバイスも可能ですので、お気軽にお問い合わせください。




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