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2024年の一字

気づけば2月に入ってしまいました。

弊社では年始の仕事はじめの日に、スタッフのみなさんに「今年の一字」を書いてもらっています。
書いてもらう理由は、どんなテーマで1年を過ごしたいのかを一字に表現することでスタッフのみなさんに1年の意識づけをしてもらうためです。
ぼんやり過ごすより、何かしら意識して過ごしてもらってまた年末に振り返る、ということを毎年の恒例にしております。

今年は、あるスタッフの書いた「英」の字を見て、「自分も英語を学びたいな」と思ったり、また違うスタッフの書いた「挑」の字を見て、「自分も30代は挑み続けるとか言ってたな」と思い出したりしました。
刺激をもらったり、新しい視点が浮かんだり、みなさんの書いた一字を見るのは、私にとって大切な時間です。改めて、みなさんが今年の一字に込めた思いが叶うように、今年もがんばっていこうと思いました。

ちなみに私の昨年の一字は「繋」つながりでした。
「繋」をテーマに過ごした1年を振り返ってみたいま、昨年を一字にすると「弱」弱みだと思っています。
自分の人生は「つながり」がテーマで、つながりを感じるとはどういうことかを模索する1年でした。
1年を振り返ったときに印象が強かったのは、自分の弱みをさらけ出すことで「つながり」を感じられる体験があったことです。

たとえば、管理職と一緒に受けているレゾナント・コミュニケーション研修のなかで、スタッフとの面談するときに実は社長の自分のほうが怯えていること、面談するのが怖いと思っていることを管理職に共有し、「私の本音が受け取られないんじゃないかという恐れがある」と開示しました。
そして、実際に参加しているうちの1人に面談の相手役をやってもらい、他のスタッフが見ている中でロールプレイもしてもらいました。
見ていたスタッフには「中さんもっと話せるはずなのに」や「どこでそんなにおかしくなったんですか?」とも言われました。

社長は堂々としていなければならない、社長は頼られる存在でなければいけないと、思ってしまいがちです。でもそれらをいったん捨てて、ありのままの自分をさらけ出してみる。
その姿をスタッフに見せ、受け入れてもらえたことで、より強いつながりを感じることができました。
弱みを出すとは、ありのままの自分を表現するということ。
ありのままの自分を表現するのは怖いものですが、やってみると得られるものは大きかったと思います。

さて、私の今年の一字は2年ぶり?の「愛」。
私の中で「愛」の定義は「相手や自分の中にあるのものをあるがまま受け取ること」だと思っています。
「こうあるべき」ではなく、相手の中にあるものをあるがまま受け取る。
そのためには、まず自分のあるがままを受け入れる必要がありそうです。

弱い自分も、情けない自分も、ダサい自分も、はたまたスゴい自分も、できる自分も、すべてあるものがあると受け入れること。
いいカッコしいのくせに自己評価低めの自分には、なかなか難易度が高いです。
しかし、ありのままの自分を受け入れることからはじめることで、みなさんのあるがままを受け取れるようになれればと考えています!
概念では理解していても、実践はなかなか難しいですが、チャレンジしがいがあるなと思っています。

ありのままの自分に許可を出し、ありのままの自分を表現する。
これがまずは今年のテーマです。
何を自分に体験させたいのか、を常に自分に問いかけ、ときには痛い思いもしながらやり続ける中で、少しずつ「愛」を体得していくのかなと思っています。

道のりは長いですね。
今年もよろしくお願いいたします。

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