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「責任の所在」の理解

みなさんこんにちは!

今回は「責任の所在」について意識を高めていただきたいと思い綴っていきたいと思います。

「責任の所在」って堅苦しい言葉わけわかんないですよね~

でもね、リスク回避のためにはすごく重要なんですよ!



責任の所在とは

ある行動や状態の責任を負うべき対象を意味する語。
誰が責任を取るか決定することを「責任の所在を明らかにする」などと言う。

分かりやすくいうと、コンビニで商品を買うまでは店の責任のもと管理しなければならず、お金を払って商品を受け取れば購入者が責任を負うということです。

売買が成立したら所有権が移動すると考えればわかりやすい。


責任が曖昧だとどうなるのか?

「責任の所在」を明らかにしないと、双方が責任を押し付け合う。

「やった」「やらなかった」など責任の押し付け合いがはじまり、永遠に終わらないケンカがはじまります。

こういったこと、ほとんどの方が経験したことあるのではないでしょうか。

事件や事故が起きるのは、どこかで何かしらの原因が発端ということがほとんど。

無駄な体力使うので、できれば避けたいところです。


曖昧なもめ事を避けるために

曖昧であるからこそ揉めることがほとんど。

無駄に体力をすり減らすような、もめ事を避けるために「線引き」が重要!
線引き」をすることで、揉め事を避けることができます。

ただ、一方的に線を引いてはダメ。
相手の同意があって成立するので、Web制作を例にお伝えする。


線引きの例

  1. 契約書を作成する
    契約書には、本案件のやるべきことが記載されているはず(責任の明確化)
    記載されている内容に対しての見積もりをし、同意を得て契約成立になる。
    なので、記載内容に対しては履行(最後までやり抜く)しなければならない。
    これを債務といいます。
    契約外については、より良い印象を持ってもらう付加価値(サービス)として行う。
    ただし、サービスといえどいい加減にしていいわけではない。

  2. 納品する
    納品するまでは、制作者に所有権があります。
    先程のコンビニでいうと、お客様が料金を支払って、お客様に商品をお渡しする行為が納品と同じ。
    納品という形をとる前にクライアントが何らかの操作を行うことがある。
    これって、お店の中の商品や他人の家の中のものを勝手に触っているのと同じことです!
    なので、納品前にクライアントが変更等した場合、責任はクライアントに移り、制作者に責任の義務はなくなります。
    でないと、「いつ」「どこ」を「どのように」変更等したのかわからないし、無限イタチごっこがはじまってしまいかねない。

    ノーコードのSTUDIOは「誰でも変更可」が大きなメリットではあるが、逆にデメリットでもある。

  3. リプライを使用し承諾を得る
    コミュニケーションツールは沢山あります。
    使いやすさはそれぞれあるが、「何に対して」の質問で回答なのか明確にすること。
    その中で、しっかりと承諾を得る。

    例えば、
    Q.「このような認識で間違いないですか?」
    A.「間違いありません」

    このようなやりとりは「あのとき言った言わなかった」という曖昧ではなく、明確な証拠になります。
    うわべの理解ではなく、深くしっかりと理解できるまで尋ねることが前提ですが、これをもって「責任の所在」責任というボールをどっちが保有しているのかの証明となるんです。

解決できない揉め事は、双方にとってなんのメリットもありません。

債権を持っている側(指示を出す側)は間違いく意図が伝わる配慮が必要だし、債務を持っている側(依頼を最後まで遂行する側)は指示をしっかりと理解できるまで確認する必要がある。

何度も聞くことはしつこいと思われることもあります。

しかし、依頼者側の言葉足らずで要求が満たされないのであれば、十二分に伝える努力をすべきではないでしょうか。

制作者の責任として修正を依頼するのであれば、一切の操作をせずに変更・修正依頼をすべきである。
最後まで、責任感をもって責任を果たすため(債務履行)です


まとめ

最後は気持ちよく終わりたいのは、双方同じはず!

最初は「しょーがない」と小さく感じていても、積み重なり大きな火種となる可能性はとても大きい。

ここは、ビジネスとして捉えて「曖昧」は避ける努力をしましょう!

「明日は我が身」

これを読んでくれた人が自分ごとに捉え実践していただけることを祈ります。


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