マガジンのカバー画像

月評出張版

54
「月評」は前号の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評するという企画です.「月評出張版」では,本誌と少し記事の表現の仕方を変えたり,…
運営しているクリエイター

2020年5月の記事一覧

異質な要素の集合体─『新建築』2019年12月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! (本記事の写真は特記なき場合は「新建築社写真部」によるものです) 2020年の東京2020年である.焦土から再出発した日本の都市と国土の復活を,東京から世界に向かって宣言する機会となった1964年の東京オリンピック.その記念すべき祭典が,成熟した東京で再び演じられようとしている.進歩主

拝啓,内藤廣さま─『新建築』2019年12月号月評

「月評」は『新建築』の掲載プロジェクト・論文(時には編集のあり方)をさまざまな評者がさまざまな視点から批評する名物企画です.「月評出張版」では,本誌記事をnoteをご覧の皆様にお届けします! (本記事の写真は特記なき場合は「新建築社写真部」によるものです) 評者:林千晶 「拝啓,内藤廣さま 先日(12月9日)の代官山ロータリークラブのイベントでは,私との対談にお付き合いいただき,ありがとうございました.私ごとですが,2020年1月から隔月で『新建築』の月評を書くことにな