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【お題拝借】「テンパ・る」 (47歳・会社員)

静岡市にお住まいの47歳の会社員Oさんから頂いたお題を紹介します。

静岡市の居酒屋「串焼きMoga Ru」でお題拝借
ソファでくつろぎながらリラックスして飲むというコンセプトのお店で飲み過ぎました(苦笑)

今年の4月から仕事が変わり いい歳して少しテンパってますが、やりがいのある仕事なのでもがきながらも前を向いて頑張っています。

47歳・会社員 Oさん

そこで今回は、Oさんから頂いたお題「テンパってます」を拝借して、
テンパ・る」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。

【私ならこう考える】

「テンパ・る」の意味を、広辞苑で調べてみると、次のように出ています。

(a)マージャンで、聴牌(てんぱい)の状態になる。
(b)自分の側の用意が整い、余裕をもって対応できるようになる。
(c)転じて、仕事が手一杯で処理できる量の限界に達する。また、怒りな
        どの感情が激しくて、抑えきれない状態になる。 
 
もともとは
(b)の「自分の側の用意が整い、余裕をもって対応できるようになる」
ことを意味する言葉でしたが、近年では、
(c)の「仕事が手一杯で処理できる量の限界に達する。また、怒りなどの感情が激しくて、抑えきれない状態になる」の意味で使われることが多くなった言葉のようです。 

「テンパ・る」活用の初級編

まずは「テンパ・る」状態を確認することです。
(b)の状態の人は、次の3つ(①と②と③)を理解していますが、
(c)の状態の人は、その3つを理解していません。

何かを成し遂げるために必要な要素が(例えば)5つあったとして
(b)の状態の人は、
    その5つの要素が何かを理解していて
    5つのうち「自分に足りている要素」が何かを理解していて
    5つのうち「自分に足りていない要素(手に入れる必要がある要素)」  
  が何かを理解している
人です。
 
マージャンを思い浮かべていただくと分かり易いと思いますが、
聴牌(てんぱい)の状態になっている人は、自分に足りない牌を理解したうえで、それが出てくるのを心静か?に待っています。

「テンパ・る」活用の中級編

有能なマネジャーは、社員の「行動の質と量」を高めるために必要な
3つの牌(パイ)を理解しています。
必要な3つ牌(パイ)とは、
    【やる気】の牌(パイ)
    【能力・スキル】の牌(パイ)
    【やり方】の牌(パイ)
です。
ではテーブルの上に社員の“手持ちの牌(パイ)”を並べてみましょう。
 
行動の質と量
=   ①【やる気がある?】× ②【必要な能力・スキルを保持している?】
 ×
 ③【やり方を知っている?】
 
3つのうち1つでも不足があると、社員の「行動の質と量」は上向きません。
 
有能なマネジャーは、テンパっている社員がいた場合、
(b)の状態か(c)の状態の社員かを見極めたうえで
次の方法で、社員の「行動の質と量」を高めることが出来ます。
 
【方法】
テンパっている社員が
(b)の状態であれば、足りない牌(パイ)の取得を支援する
(c)の状態であれば、まずは何が足りていて、何が足りていないのか
   を整理させる

「テンパ・る」活用の上級編

サッカー元日本代表監督のオシム氏は次のように言っています。
その選手が考えつかないもうひとつのアイディアを監督が持っていれば、
その選手は監督の言うことを聞く。
有能な指導者は、そういう準備ができていて、その+αを提示すれば
その先は「選手が自分の頭で考えて動き始める」ことを知っている。
 
どうでしょうか?
相手が(考えもつかなかった)足りないもうひとつの牌(パイ)
を提示する。
 
オシムさん、深いですね。
折角の機会ですので、
上級編にも挑戦してみませんか。
 
アナタの輝く未来のために!


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