#5 家探しのエリア選定その3 ~通勤利便で東横線~

前々回の記事で私の職場のエリアを示しましたが、このエリアに収まる場合図のように通勤利便を取れば東横線(と目黒線)です。

例えば渋谷や恵比寿、六本木や目黒どれをとっても直通もしくは同一ホーム乗り換えで楽そうです。所要時間としても、朝ラッシュ時を除けば横浜まで乗ろうと概ね30分前後で収まります。日吉前後であれば20分くらいでしょうか。ただ高級住宅街と横浜に挟まれてるせいで、どこまで下っても一定以下の相場にならないのがちょっと癪です。

これまでの記事はこちらhttps://note.com/shinka_gloam/m/mabc15611635f

しかしひねくれ者の私は東急の特にメジャー路線があまり好きではありませんでした。これはやや偏見も入っていたのですが、お洒落でお金持ちなイメージと引き換えにやや高い相場を受け入れなければならない路線に見えます。私はブランドはいらないので程よい利便性と相場が欲しいのです。

そして好きでもないレッテルを貼られるのは苦手です
貧しさゆえに子供部屋のない狭い家で育ち、下町の団地育ちの子供たちと一緒の学校で学び遊び、大学生になってバイトを始めるまではお洒落なカフェ洋服屋、理容室になんてとても小遣いでは無理で入れなかったのに…「渋谷区」という住所を見られた途端子供の頃からお金持ちの家庭で育ったお洒落な人として見られるのが苦痛でした。

一人暮らしで通勤時間をかけて吉祥寺に住む同僚を見てキャラに合わず不思議な人だなあと感じてしまったように、東横線も住むと何だか周りから同じような扱いをされる匂いがします。

ただ食わず嫌いもよくありません。相場を調べてみましょう…意外なことに、駅近に拘らなければ元住吉から先は選択肢が出てきそうなことに気づきます。自分の生活にとっては合理的選択になり得るかもしれません。

程よい下町感、元住吉

武蔵小杉までは手に届かない相場感でしたが、元住吉までくれば3階建ての戸建ておよび中古マンションは予算4000万円の3LDKでも、15分前後歩けば選択肢が出てきそうです。

そして、商店街の賑やかさに圧倒されます。どこまで歩いても店や人通りが途切れない。小さな商店の多い街は日常の買い物が便利かは分かりませんが楽しそうです。良い物件があればここはアリだと思いました。

しかし勢い余って街の不動産屋で店頭で気になる物件が無いか探してみたところ、逆に店主の方から石川台(池上線)の物件はどう?と紹介されました。私には似合わなかったのでしょうか。

スキップしてごめんなさい、日吉

見てませんでした、ごめんなさい。慶應義塾大学から発する、イケてる裕かなオーラがどうしても肌に合わずに…偏見でしたらごめんなさい。

再開発の文脈ではピンとこないけど…綱島

さらにお隣の綱島も少し見てみました。新綱島駅や綱島SSTなどの再開発で伸びる街という話は聞きましたが、現状の駅前ですと再開発で整然とした街…というわけではなく、小さなお店が色々揃っていて少し賑やかな下町に見えます。また所狭しとバスが並ぶバスターミナルがまた再開発とのギャップを醸してます。東横線沿線でも、ここまで下れば肩肘張らず生きていける気がします。悪くありません。

カスリはする相場感だけど…

ただ予算4000万円で探し始めた私としては、ギリギリでエリア内には入れるけど…といった感じの相場感です。駅徒歩15分前後行って、3階建ての狭小戸建てや少し築年のある3LDKの中古マンションがヒットするような印象でした。駅近築浅マンションや2階建ての戸建てが欲しければおおよそ6000万円以上でしょうか…さすがにそこまで背伸びは出来ません。(※2020年の相場観です)

では実際にそれらの物件で満足するのか、試しに3階建ての戸建てを見てみました。4畳のお部屋だと流石にギリギリかな…とは思うものの、土地50㎡/建物75㎡程度だったらまあ必要十分かなという感覚になりました。周りより少しだけ高い立地にあるおかげか、眺望まで少し良さそうです。1LDKで生まれ育ったものとして高望みなどありません。

けど果たしてこれで決めちゃって良いのでしょうか。よく見ると車は入れるかどうかの細道に見えますし、ハザードはないけど代わりに地形がやや複雑です。階段移動は何往復かしてもへっちゃらでしたが日常生活だとどう感じるのか

私たちは自転車や徒歩で生活するつもりですし、体力が無い方ではないはずですが…なんか思ってたのと違うと感じた時に潰しが効かなくなる嫌な予感がします

さらに奥地に向けて

とはいえきっとこれを織り込んだ上の相場であるはずです。呑めないので有れば、もう少しエリアを変える必要があるのでしょう…東横線で暮らすことは庶民にはやはり無理のある願いだったのでしょうか。さらに東横線を下るか開通予定の相鉄線直通に沿って下るか、あるいは予算を上げるか。ちょうどいい塩梅を探しに出かけることにしました

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