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#3 家探しのエリア選定1 ~地図を眺めて選べそうなエリアを探してみる~

私の中では東京の東側や北側、埼玉や千葉という選択肢は最初から無かった。なぜなら今までの地縁を書き出してみると、どれからも外れてしまうからだ。職場に行くにも、両親の家に行くにも、都心を超えて反対側へ出なければならない。

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南西部地図1
自分のこれまでの人生の思い出のある範囲

さらに郊外の電車と違い、都心の電車はほとんどが各駅停車だから遅い。例えば東京駅から渋谷駅まで山手線で行くと25分くらいかかる。所要時間で見れば総武線快速で東京駅から船橋駅まで行くのとほぼ一緒なのだ。そこからさらに電車を乗り換え、駅から家まで歩いていくとなれば、23区内でも端付近まで行けばあっさり通勤時間は1時間を超えてしまう。

都心に近い立地はいいなと思うけど、予算の届きやすい東側と北側は選びにくい…南と西に縛られた中で選べる立地はどれだろう…となんとなくSUUMOでざっくりとした相場観を調べ、電車の所要時間も調べた結果、以下のような地図が出来上がった

南西部地図3
(※2020年ごろのざっくりした相場感です。都心から南~西部はコロナ禍での価格上昇が比較的控えめですが、それでも2022年時点で+20%くらいは見ておく必要がありそうです)

■高すぎて無理:3LDKで予算4000万円は、(古すぎない)中古マンションや狭小戸建てのカテゴリでも無理そう。なんなら多少頑張って予算を上げて5000万以下としても難しい。ざっくり平均的な土地坪単価は200万円以上、マンション坪単価は駅歩10分圏/築10~20年で坪250万円以上か。駅に近い新築マンションとなれば坪350万は堅い雲上のエリアとなる。

■丁度良さそうかも:3LDKで予算4000万円は、(築10~20年の)中古マンションや狭小戸建てにカテゴリを絞るとちょい上の価格帯のものが出て来るので、選択肢は安目のものであれば出てきてもおかしくない雰囲気がする。
多少予算を上げれば、もしくは割安なものを掴めればやや駅に近い場所や築浅、広めの住戸など条件を選ぶ余裕も出て来そう。ざっくり平均的な土地坪単価は100〜150万円前後、マンション坪単価は一部の拠点を除けば駅歩10分圏/~築20年で坪200〜250万円の選択肢が多そうだ(それでも新築や駅近のタワーなど良い物件はこのレンジを超えてしまうことが多い)

■条件が良ければあり:このエリアとなると、通勤時の駅to駅の所要時間が30分を超えてきて、40分前後となる。例えば家が駅徒歩10分、オフィス駅徒歩5分、乗車待ちや遅延を織り込んだ余裕、エレベーター待ち等のバッファが10分…と考えると、ドアドアでは1時間を少し超えるかどうかとなるため、やや通勤が苦しい。駅近でそれをある程度打ち消せたり、あるいは狭小ではなく広い戸建てなど遠さに見合う満足度を追求できる条件が欲しい。

■遠すぎて無理:ドアドアで通勤時間が1時間を大きく超えてくるため、選択肢とすることは難しい

このように地図をプロットすると、特に有望な選択肢としては

・大田区のマイナー路線沿線(池上線多摩川線京急線浅草線)
・南武線
・東横線(元住吉以遠)
・田園都市線/京王線/小田急線の、ターミナルから20分位の場所

となることが分かった。特に都心の西側よりも南側の方が程よい価格帯の層が厚く、選択肢が多いので優先的に探してみよう(続く)

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