【意訳】Good Girls - LANY

2018年。成田凌くん、杉咲花ちゃんのお二人による好演が話題となったあのウェブCMを、スタイリッシュに彩っていたのがこの曲。
「ティファニー」と「ゼクシィ」のコラボ、陣頭指揮は川村元気さん。

日が昇る前のような、あるいは真夜中、オレンジ色した街灯のような。
車ではなく自転車くらいの疾走感で、追い風ではなく向かい風の心地で、流れている。
春のようでもあり冬のようでもある。夏のようでも、秋のようでもある。
そんな、大好きな曲です。

Good Girls - LANY

Dancing on the line of a dangerous love
You could break me overnight
But there's no one like us
Insatiably insane
Equally exchanged

危ういラインで踊らされる恋
たった一夜で君にやられた
でも僕らみたいな2人ってそういないよ
最高すぎる
お互いに分け合って、交わし合って

Dancing in the light of a canyon sun
Racing every wave
Going North on the one
The promises we make
I still haven't changed

峡谷に昇る太陽、その光を浴びて踊る
光線のひとつひとつと競って
そのどれかに飛び乗って北を目指そう
交わす約束
僕はまだ変わっていないよ

Baby come back I know my way around your heart
Don't start thinking
Things have kinda changed
They're different from what they are

戻ってきてよ
僕が行き着く先はいつだって君の心
考えたらだめだ
状況はほら変わったっていうか
見た目通りとは限らないんだし

You know better
That nothing is better than what we felt together at home
You can find me
Back in California and sleeping with all the lights on
Won't you come and turn them out
Come and turn them out

君のがよくわかってるはず
あの部屋でいっしょに過ごしながら感じていたこと、あれ以上のものはないって
君なら僕を見つけられる
カリフォルニアに戻って、明かりを全部つけたまま眠ってるから
ここへ来て、消してくれないか
会いに来て、明かりを消してよ

Making more than love on the West side of town
You could draw a line from the top to the ground
I'm selfless drunk on you
What more could I do

街の西側にさ、愛なんかよりすごいものを作って
てっぺんから地面まで、一直線を引くことだって君にはできた
ただただ無心に君に酔いしれていて
それ以上、ほかにこの僕に何ができたっていうんだ?

Throw it all away cause you do what you want
You took a little time, let 'em talk to you too much
Good girls don't exist
But I expected more than this

全部捨てちゃえば?
だって君はいつも自分のやりたいようにやるじゃないか
君はちょっとだけのつもりだったろうけど
奴らには少ししゃべらせ過ぎたな
イイコなんて存在しないよ
だけど期待はした、君はそれ以上なんじゃないかって

(後略)

※補足※

Insatiably insane
=飽くことなく、貪欲に+正気でない、狂ってる
⇒どこまでもとことん+やばい(ほめ言葉)
⇒最高すぎる

Equally exchanged
=平等に+交換する
⇒お互いに分け合って、交わし合って

wave
=波⇒光の波動的なもの

光線ならbeamだろうから本当に海の波かもしれない。カリフォルニアだし。でもcanyonでダンスからのいきなり海?山と海と、双璧をなす2つの情景がほしかったのだろうか。結果、光の波に乗るイメージが聴いた当初からあったのでそっちに引っ張られました。エウレカセブンっぽい(余談)

I know my way around your heart
=君の心のまわりをぐるぐるしてる自分の足取りを自覚してる*
⇒僕が行き着く先はいつだって君の心

I know⇒いつだって(断言と確信のニュアンスに解体)
my way around your heart⇒be動詞がない。どうでもいいけど。つまり、
×I know (that) my way (is) around your heart
×自分の足取りが君の心のまわりをぐるぐるしてることを知ってる
○I know 名詞、以上。前述*の訳となる。

They're different from what they are
=(直訳がむしろむずかしい)物事の“そうである姿”とは異なっている
⇒見た目通りとは限らない

一度「形あるものは変わりゆく」と訳したものの、「それならwhat they wereになるはずじゃないのか」と猜疑心にかられたため変更。いまだに自信はない。


今回は以上です。ありがとうございました。