見出し画像

すべてのSNSのつぶやきなんて、集約すれば「私を見て」という叫び声だとして。

こんばんは。

深夜の群青の寂しさと、誰かの「寂しい」に気がつかないフリをした夜と、それを携帯に叩きつけた散文です。寝れない夜のお供にどうぞ。

すべてのSNSのつぶやきなんて、集約すれば「私を見て」という叫び声だとして。

「会いたい」という言葉を、
「寂しかった」
「人肌恋しい」
「あなたじゃなきゃいやだ」
「とりあえずセックスしたい」とか、
手の込んだカクテルみたいにたくさんの言葉が織り込まれているようにしか発話できなくなったコミュニケーションしか交わせなくなっていた。

「会いたい」とシーツを握りしめて呟く時に含まれる感情の粒が「あなたも同じだったらいいな」と思うのは、
直接的な言葉を使う勇気のなさとか、
弱さを抱えて適当にコミュニケーションを取っているのが自分だけなんて、思いたくなくて
いっしょの泥濘にずぶずぶと沈んで眠りたいから、かもしれない。

ところで私の性癖は、
有能で普段は凛としたな男性が、好きな女の子と一緒にいて夢中になって蕩けて頭が悪くなっているのをみるのが好きなんです。

たぶん色気とは、その人の積み重ねた教養の量と比例すると思っているからでしょう。

色気は胸元の露出度でもないし、
ましてや酔って隣の男にしなだれかかりながら放送禁止用語を叫ぶことでも、ない。
断じて、ないのだ。

今夜はぐっすり寝れますように。

おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?