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映画「パラサイト 半地下の家族」観ました


忙しい人向けにまとめると、

オチまで完璧だった
妹が可愛かった
奥さんがエロい
娘が可愛い
親父が役所広司に似てた

興味を持たれた方は、続きを読んでもらえると嬉しいです。(ネタバレあります)

あらすじ
ボロボロの半地下に住む4人家族が、豪邸に住む社長一家に英語の家庭教師、美術の家庭教師、タクシーの運転手、家政婦と関わりを持ち、家を乗っ取ろうとする。豪邸には家族の誰も知られていない地下室があった。

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なんで、自分の家なのに捕まってるように見えるんだろう。
出典:「パラサイト 半地下の家族」

最初はコメディ映画だと思ったんですよ、調子に乗って馬鹿騒ぎしてたら家族が帰ってきて、なんとかバレないように逃げるってタイプの。でも裏切られましたね。悲しい映画でした。なぜ妹を死なせたのか。人を騙して乗っ取ろうとした主人公たちにも相応の報いが必要ですが、それは親父が地下室に閉じ込められることで終わりでいいでしょう。妹が死んだことで後半はストーリーの驚きもありましたが、喪失感があって物語に没入できませんでした。確かに悪いことしたし、殺したけど、かわいい妹がなぜ死ななければならなかったのでしょうか。

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このシーンが一番かわいい
出典:「パラサイト 半地下の家族」

半地下の家族が追い詰められるシーンはまるで自分のことのようにハラハラしました。
特に家族が戻ってくるシーン。絶対これやるんだろうなーって予想はしていたけど、やっぱり怖いですね。僕の実家は寝室が二階で、家のPCが一階の居間にありました。中学生の頃はエロ動画見ようとしたら親が寝ている夜中しかないんですよ。夜中の2時、3時にこっそり起きてエロ動画でシコってたら、親が階段を降りてくる音がするんです。母親が慌ててジャージャー麵を作りに走るシーンは、僕が5秒の間にPCの電源を落とし、居間の電気を消して勝手口から外に逃げていたあの頃を思い出して、心臓が縮む思いで観ていました。

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ココ。
出典:PIXTA

家族が初めて地下室に入り、のぞいていた家族が階段から落ちて秘密がバレるシーンで、元家政婦のおばさんと立場が逆転しますよね。あのシーンも辛い。秘密をスマホの動画に撮られて「この送信ボタンは核ミサイルだな」と相手に主導権が渡り、それをネタに新しい証拠動画を撮られる。僕はこの間、湖で裸にパンストを履いてドローンを操縦する機会があり、その映像を1ヶ月間モニターで流し続けました。自分が見に行った時年配の夫婦が僕の動画を見て「なにこれ」と言っていました。あのときの僕は、自分の核ミサイルのボタンを自分で押し続けていたのかもなと、今思いました。

iOS の画像

核ミサイルのボタンを押す著者
場所:奥多摩の森林

後印象に残ったのは、役所広司は絶対頭が悪いだろうなと序盤は思ってたのですが、タクシーの運転手になり社長と話すシーンで質問に品良くユーモアを交えて返し、しかも「完璧なコーナーリングですね」と言わせる一流の運転技術もあり、エリートだなと思いました。
この家族、家と呼べないようなとこに住んでる薄汚い家族ですが、なぜこんなに全員仕事ができるのか。人を騙す技術の高さを転職活動してる自分に分けて欲しい。こないだzoom面接をした時、担当者の後ろの近未来的なzoomの背景を会社のバックオフィスが映っているとずっと勘違いして「すごく綺麗なオフィスだ、ここで働きたい」と必死に「事故アピール」していました。次は「一流の面接技術ですね、半地下に住んでるんですか」と言わせられるような面接をしたいですね。

見つかってはいけない、バレてはいけないという緊張感を持ちながら視聴でき、物語もテンポよくどんどん場面転換していくものですから、2時間あっというまでした。特に中学生?の娘とのキスシーンは、「今キスした!?」と思って巻き戻しました。後夫婦の手マンシーンは、机の下に隠れている半勃ちの家族になった気分でムラムラしながら見ていて、それ以降のシーンの奥さんを見る目が変わってしまいました。

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マジでするとは思わんかったわ。
出典:「パラサイト 半地下の家族」

まとめると心臓は嘘をつかない。マッチングアプリの写真は嘘をつくということです。

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