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私の「あんさんぶるスターズ」ユニット曲8選。

こんにちは。桜小路いをりです。

先日の記事の続編、今回は「あんさんぶるスターズ!!」のユニット曲に絞って、私が個人的に、「これ好き!」となった曲をご紹介します。

長丁場になりそうですが、ぜひ最後までお付き合いください。
ゲーム内のストーリーには触れずに書いていきますので、あんスタをご存じない方も、各曲のリンクから曲を流しつつ、読んでいただけますと幸いです。


Valkyrie 「Acanthe」

MVの雰囲気が、すごく好きです。ドラマチックで、繊細な優美さがあって、めちゃくちゃ好きです。

曲名の「Acanthe」は、「アカンサス」というお花のことだとか。花言葉は「技術」や「技巧」です。

この曲は、当初MVの短い尺で繰り返し何度も聴いていて、自分の中である程度イメージが固まっていました。
しかし、しっかりフル尺で聴いたとき、「切り取る部分でここまで曲の印象って変わるんだ」と驚いたのも、印象に残っている理由のひとつです。

MVの尺だと、モノクロの世界が徐々に色づいて、光が射しこんだ瞬間を描いているような印象でした。モノクロのイメージが残っているからこそ、色彩の鮮やかさにはっとするような。「陰(光の当たらない場所)」のイメージが尾を引く感じ、でしょうか。

しかし、フル尺で聴くと、モノクロの世界は全て払拭されて、壮大な目も綾な世界の印象で曲が終わるように思います。「光」のまばゆさが「陰」をも消し去り、「影(光によって作られる像)」を作っていくような感じです。

上のリンクがMV、下のリンクがフル尺ですので、ぜひ聴き比べてみてください。

Eden「Awakening Myth」

曲名を直訳すると、「神話の覚醒」でしょうか。

歌詞にも繋がりますが、「Eden」は「Adam」という2人組のユニットと、「Eve」という2人組のユニットが合体しているユニットなので、神話や聖書のモチーフの曲が多い印象です。

ラップのパートがあることや、MVの振付やカメラワークの雰囲気だったりに、私はどことなくジャニーズっぽさを感じてしまいました。そのせいか、初めて聴いたときも「あ、なんか馴染みがあるかも。それにこの雰囲気、かなり好き」となりました。(我ながらチョロい……)

この曲で着用されているユニット衣装に限ったことではないのですが、個人的にEdenの衣装がとても好きです。
MVだと、衣装にあしらわれている金色の模様が、照明の加減でキラッと光る感じが特にお気に入りだったりします。上着の裏地もそれぞれのイメージカラーになっていたり、本当に細やかです。

この曲は「Eden」のデビュー曲のイメージで制作されたそうで、これからの野望や、周りを強気に威圧するような感じも垣間見える気がします。
独特の妖艶さもある、ゴージャスな雰囲気の1曲です。

Eden「Deep Eclipse」

続いても「Eden」の楽曲。
今回の記事は、全体のバランス一切無視で、私の好みだけで選曲しています。ご了承ください……。

こちらは、先ほどのギラギラとした楽曲とは打って変わり、神秘的な雰囲気が印象的です。
清らかな泉がこんこんと湧き出るような静謐さと、冬の月灯りのような澄み渡った壮大な雰囲気、春の木漏れ日のような柔らかな優しさの共存が魅力だなと思います。

個人的に、この曲もMVがすごく好きです。特に、「夜空に翼広げて」という歌詞のところで、MVの背景に翼のシルエットが映るところ。バサッ、と音がしそうなくらい臨場感があって、見るたびに圧倒されます。

また、もうひとつお気に入りなのは、落ちサビの部分。「戦場に眠る」からは空から降っているのは火花で、「優しい痛み」ではそこに花びらが交じって、「確かな愛の園」のパートでは花びらだけが降ってくる、という演出もとても好きです。
神殿のようなセットも相まって、とてもドラマチックなシーンになっています。
この演出は、ステージが「戦場」から「楽園」に変わったイメージなのかな、と推測しています。

ALKALOID「翼モラトリアム」

個人的にこの曲は、濡れたような光沢のある千草色のイメージです。
「ALKALOID」のユニットのカラーがターコイズなので、自然と青緑系の色をイメージしているのかもしれませんが……。

曲名の「モラトリアム」の意味は「猶予」。
私は、自分の行く先に迷ったときに与えられる、タイムリミットまでの「猶予期間」を表していると推測しています。「翼を開いて羽ばたく瞬間までの猶予期間」という感じでしょうか。

優しくも力強い言葉が随所に散りばめられていて、歌詞のひとつひとつを、じっくりと心の中で噛み締めて聴きたくなる1曲です。
私が特に好きな歌詞は、この部分。

いつかを待ってるような子供じゃない
理不尽を流せるほど大人でもない

このフレーズが、初めてこの曲を聴いたときの私の状況にすごくぴったりで、とても励まされました。
今、この瞬間を精一杯生きている方に、ぜひ聴いていただきたい1曲です。

Double Face「No name yet」

MVの華やかなステージが印象的な楽曲。
大きな桜の木から花びらが舞い散っていたり、それが水面に映ったり、衣装が振付の動きに合わせて揺れたりなびいたり。臨場感のある映像が、本当に綺麗で惹き込まれます。

艶やかなステージの雰囲気と、少し切なさのある儚げな曲が、とても好きです。

木漏れ日の柔らかな温もりや、春のそよ風が優しく頬を撫でるくすぐったさ、絵本の中に描かれるような「春」のイメージが、ぎゅっと凝縮されている1曲だなと思います。

個人的にこの曲は、桜が満開に咲いた春爛漫の時期ではなく、ふと、風にのって運ばれてきた桜の花や吹く風の温かさに「あ、春が来たんだ」と気づくような、そんな瞬間のイメージだったりします。はっとするような、柔らかなのに鮮烈な春の気配、という感じでしょうか。

ただ温かな陽射しが降り注ぐ「麗らかな春」ではなく、どこか陰りや憂いを帯びた雰囲気もあり、その対比が得も言われぬ深みを引き出している気がします。

「Double Face」のおふたりの優しい歌声も印象的です。
「No name yet」は直訳すると「名前はまだない」ですが、「名前はまだ付けられない(=これから名前を探していく)」というニュアンスも感じました。

Trickstar 「Finder Girl」

お花がモチーフのMVの楽曲が続きますが、ご了承ください。

ユニットの「高校生」としての一面を前面に出したMVが、とてもドラマチックで好きです。
学校内(「あんスタ」のストーリーが展開していく舞台のひとつである、夢ノ咲学院)の色々な場所で撮られた映像からは、「特別な思い出も他愛もない日々の出来事も、等しく眩しい、かけがえのないモノ亅という想いも感じます。

ポップな印象もあり、青春のキラキラとした輝きをぎゅっと閉じ込めたような楽曲だなと思います。
個人的には、流れ星のような鮮烈な一瞬の輝きではなく、木漏れ日のようにゆるやかで優しい輝きのイメージです。

また、この曲のポイントは、本来「カメラを向けられる側」であるアイドルが、「カメラを向ける側」の視点の歌詞を歌っていることではないでしょうか。
これまでも、今も、そして未来も、そのひとつひとつの出来事を写真の中に大切に収めて、いつか見返したときに笑い合いたい。そんなメッセージも感じました。

Knights「Little Romance」

綺麗な絵本に描かれた童話の世界観をそのまま楽曲に落とし込んだような、ロマンチックな1曲。

ハッピーエンドのおとぎ話を、心地よい春の日に聴いているみたい、というのが私の第一印象でした。ちなみに、私のこの曲のイメージカラーは、温かみのあるロイヤルミルクティーみたいな色です。

「Knights」は、その名の通り騎士をモチーフにしたユニットです。個人的に、他の楽曲(例えば「Promise Swords」など)は、白銀の磨き抜かれた抜き身の剣のイメージが強かったのですが、この曲のMVでは剣は鞘に収められています。刃の鋭さを誇示せずとも平和が保たれる、文字通りおとぎ話の世界を連想してしまいます。優しいだけでなく、どこか芯の通った雰囲気も印象的です。

また、個人的に、この曲のMVと衣装がとても好きです。
私は、衣装にあしらわれているお花の模様は「牡丹」、右胸に付けているブローチは「サンストーン」がモチーフになっているんじゃないかな、と思っています。牡丹の花言葉のひとつは「思いやり」、サンストーンの石言葉には「きらめき」や「隠された力」「幸運」などがあります。

Ring.A.Bell「Aisle,be with you」

こちらは、色んなユニットからメンバーを集めて、臨時ユニットを編成して楽曲を出すプロジェクト、通称「シャッフルユニット」の楽曲のひとつです。
結婚式、ジューンブライドがモチーフになっており、清廉で硬派な雰囲気の1曲。

この曲は、相手に対して想いを伝える告白の言葉が、ラスサビの1回しか出てきません。ちょっと照れくさいような、はにかむような、自信なさげな歌詞もありますが、「君の隣に並べるように頑張る」という意志も感じるような芯の強さも感じます。

私が好きな歌詞は、この部分です。

君の瞳が映すものは
トクベツじゃなきゃダメだよね?
だから僕は
自分をもっと好きになろう

「トクベツ」になる最初の一歩が、「自分をもっと好きになること」。
なんだか、「君が『好き』と言ってくれた自分だから、もう自分自身のことを否定しない」というニュアンスも感じられます。こういう甘酸っぱい歌詞、大好きです。

まとめ

雰囲気が似ている曲も多かったかな、と思いますが、今回は私の「好き!」を詰め込んだ記事ですので何卒ご了承ください。

あんスタは素敵な曲が本当にたくさんあって、この記事でご紹介した8曲は、私の選りすぐりの楽曲となっています。

あんスタの楽曲は、これからもちょこちょこと私のプレイリストなどに入ってきそうです。

相変わらず雑食な桜小路ですが、これからもめげずに色んなジャンルに手を出していこうと思います。


今回お借りした見出し画像は、カラフルなお花の写真です。文字通り「色とりどり」な楽曲をご紹介したこの記事にぴったりだと思い、選ばせていただきました。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。