初音ミク「16歳」のお誕生日に寄せて。
こんにちは。桜小路いをりです。
本日は、ボーカロイドの初音ミクちゃんのお誕生日です。
なんと、今年は、設定年齢「16歳」のミクちゃんの「16周年」の年。
本当におめでとうございます!
ボカロを熱心に聴き始めて、約数年。
ボカロファン、と言うにはまだ新参者ですが、それでも。
その間、私は何度もミクちゃんの歌声に、心を救われています。
ボーカロイドであるミクちゃんと、ミクちゃんにご自分の歌を託すボカロPさん。
その間にある不思議な絆のようなものも、すごく素敵で。
「初音ミク」という存在が繋いでいく音楽の輪が、私は大好きです。
今回は、私にとってとりわけ特別なミクちゃん歌唱曲を3つ、ご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
「Tell Your World」
「電子の歌姫」にしか歌えない歌詞が大好きです。
たくさんの人にとって、「初音ミクちゃんと言えば」という楽曲なのではないかな、と思います。
ピアノのイントロも綺麗で、真っ直ぐなミクちゃんの歌声にぴったり。「朝は誰かがくれるものだと思っていた」という歌詞もありますが、どこか朝陽の眩しさも感じます。
機械っぽさの残る歌声のはずなのに、どこか弾んで楽しげに聞こえるのは。
きっと、曲とミクちゃんの親和性の高さが為せるものだと思います。
これからもずっと、ボカロへの「好き」の想いの真ん中に在り続けてくれる曲です。
「プロジェクトセカイ」のMVでは、歌って踊るキラキラしたミクちゃんの姿も見ることができます。
ラスサビの「点は線になって」のところのエフェクトが好きです。
「命に嫌われている」
心が弱っているときに聴く曲の選曲って、本当に難しいと思います。
時には、「あなたに何が分かるの?」と反発すらしてしまったりして。
でも、「命に嫌われている」は、ミクちゃんが歌うと不思議な説得力があって。
それこそが、カンザキイオリさんの真っ直ぐで鮮烈な歌詞を、ミクちゃんが歌うことの意味だと思います。
「初音ミク」という存在はあくまで実像のない機械的なもので、そこに吹き込まれた命は数あれど、真の意味での「命」はない。でも、だからこそどこまでもフラットに、その言葉が心に響いてきます。
日常的に聴くわけではないけれど、心の片隅にこの曲があるだけで、何度だって「生きよう」と思えて。
聴くたびに、絶対に手の届かないデジタルの空間から、懸命に歌って語りかけてくれるミクちゃんの姿が目に浮かびます。
聴いているその瞬間だけではなく、一度聴いたらその後ずっと心に残り続ける「命に嫌われている」が、これから先もずっと、大切な曲です。
「HERO」
今年の「マジカルミライ」のテーマソング。
Ayaseさんの書き下ろし曲です。
ボカロPのAyaseさんからの、何よりボカロファンからのミクちゃんへの愛が、ストレートに表現された楽曲。
Ayaseさんにとってのミクちゃんは、「自分の作った曲を歌ってくれる存在」というだけではなくて、「自分と一緒に音楽を創り上げてくれる存在」なのかなと思っています。
ハチさんの「砂の惑星」へのアンサーソングっぽい要素も入っていて、ミクちゃんが結んだ「繋がり」も感じることができたり。
MVのアグレッシブなミクちゃんも、「16歳」らしいやんちゃさがあって可愛い。
しかも、曲の終盤で女の子と一緒に走った後、ミクちゃんが肩で息をしているんです。それも、どこか嬉しそうに。
「ボカロ」であるミクちゃんを、強さも弱さも持ち合わせた人間的な「ヒーロー」として捉えているようで、胸がいっぱいになります。
まとめ
本当は、もっともっとたくさんあるけれど。
この3曲は、今までも、これから先も順番なんてつけられないほど「この曲に出会っていなかった私は、きっと今の『私』じゃない」と思う特別な曲たちです。
ミクちゃん、改めて、16歳おめでとう!
私は音楽を作ることはできないので、ミクちゃんの声で、音楽を紡ぐことはできません。
ミクちゃんの歌う曲を聴いて、その時々の想いを、言葉で綴ることしかできません。
でも、それでも。
これからも、たくさんの人に愛され続ける「歌姫」として、「ヒーロー」として、ミクちゃんが歌い続けられますように。
その歌声が、どこまでも果てしなく広がっていきますように。
そんな願いも込めて、これからもボカロ曲について、綴っていきます。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
皆さんのお気に入りのボカロ曲も、ぜひ教えてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。