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桜色の創作手帖

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私自身の創作活動についてのあれこれ、ふと思い浮かんだフレーズや、詩、短歌などを書き留めていくマガジンです。 カラーコードに嵌められた「桜色」だけでなく、皆さんの思い出の中にある桜…
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#創作のメモ帳

【2024年1月末頃 配信予定】『春を呼ぶ少女』(「童話コンテスト」大賞受賞作)

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、嬉しいご報告になります。 以前、この記事でご紹介した、幻冬舎ルネッサンス「童話コンテスト」で大賞をいただいた作品『春を呼ぶ少女』。 校正も無事に終わり、微調整も完了し、本文がようやく完成しました。 2024年1月の末頃には、電子書籍として配信される予定です!  「桜小路の作品楽しみにしてるよ」という方がいらっしゃいましたら、カレンダーの端っこにでもメモしていただければ幸いです。飛んで喜びます。 大賞のご連絡をいただいた

「桜色の創作手帖」、はじめます。

こんにちは。桜小路いをりです。 最近、投稿の頻度が少なくなっていた、私の「#創作のメモ帳」というシリーズがあります。 ふと思い浮かんだ言葉や台詞、はたまた短歌などを投稿するためのマガジンなのですが、それを新しく生まれ変わらせます。 その名も、「桜色の創作手帖」。 これまでよりももっと緩やかに、「創作」に纏わることなら何でもOK!というスタンスで更新していくマガジンです。 更新は不定期。これまで通り「思いついたら書く」ような感じで緩く綴っていきます。 おもな内容は、

20221206 #短歌 #創作のメモ帳

三日月を竪琴にした神様が落とした音を流星と呼ぶ

20221015 #短歌 #創作のメモ帳

長文のthatを数え答案を真っ白のまま出せる勇気を

20220929 #創作のメモ帳

「明日」という言葉を、 いちど、忘れてみようと思った。 「明日」じゃなくて、 「今日の次の日」。 「今日」を大切に、 次の「今日」に向かっていく。 毎日「今日」だけを積み上げていくのも 案外悪くない。

20220702 #創作のメモ帳

ふわふわのフェルトを、チクチク刺して作る羊毛フェルトのマスコット。 あれは、言葉を紡ぐことに似ている。 ふわふわした、自分でもよく分かっていない想いを、ちまちまと形にしていく、あの感じに。 言葉を紡ぐのは、ちくりと痛いこともあるし、なかなか思うようにいかなくて、立ち止まることもある。 でも、出来上がった言葉は、柔らかい風合いの素敵なマスコットになるはずだから。 その些細な痛みなんて、これっぽっちもつらくない。

20220616 #創作のメモ帳

本屋さんに行くと、どうしようもなく切なくなる。 何百、何千、何万という本があるのに、読めるのはほんのひと握り。 私が読まなかった本の中に、もしかしたら、「私の一生の宝物」になる本が、あるかもしれないのに。 でも、そんな無力さも含めて、本が好きなんだ。

20220531 #創作のメモ帳

「この絵、盗作なんだって。ひどいね。この絵は、罪そのものみたいな作品だよね」 「そうかな」 「そうだよ」 「この絵は、まさか自分が『盗作』だとは思わずに生まれてきたんじゃないかな。完成して、色んな人に見てもらえるって思ったのに、指を差されて、憎まれてばかりで、可哀想な気もする」 「……そうなのかな」 「みんな、『自分は愛される存在なんだ』って確信して、生まれてくるんだよ。そうでもしないと、生まれてきたいなんて思わないよね。人間もそうでしょ?」

20220520 #創作のメモ帳

たとえ、その羽の色が空を映したような青色でなくても いくつものキラキラした世界と かけがえのない冒険を与えてくれた君は 僕たちの、青い鳥だよ

20220507 #創作のメモ帳

今日こそ、と思った23時。 あの曲の余韻が尾を引く24時。 寝返りを打つ25時。 苛立たしくなる26時。 泣きたくなる27時。 罪悪感の28時。 「明日」が「今日」になる午前4時。 眠れなかった、朝が来る。

20220503 #創作のメモ帳

身体が温かいと、お風呂のお湯はぬるく感じる。 身体が冷たいと、お風呂のお湯は熱く感じる。 心の温度は一定にして 誰かからの「優しさ」は いつも心地よい温度で、感じたい。

20220428 #創作のメモ帳

私の「つらさ」はふわふわの綿で あの人の「つらさ」は硬い鉄かもしれないから 「つらさ」なんて 天秤で簡単に量れるものじゃない。

20220421 #創作のメモ帳

この世界に「月」がなかったら いま、私はこの世にいないと思うんです。 あの日、 もう少し生きてみたいと思ったのは 夜空に月がなかったから。 もう一度だけ月が見たくて でも、一度だけでは満足できなくて 私は、まだ生きてみたいと 思っています。

20220410 #創作のメモ帳

言葉を 透明なガラスの瓶に詰めて インクを一滴ぽたんと垂らして きゅっと蓋を閉めて 仕上げにリボンを結んで 「これ、君への処方箋」 と言って 泣いている誰かに渡せたら、 どんなにいいだろう。