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桜色の本棚

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私が出会った素敵な本のこと、読書のことを綴った記事をまとめました。読者の方と本との橋渡しができたら嬉しいです。
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#東野圭吾

人工知能の限界は~東野圭吾さん『魔女と過ごした七日間』~

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、東野圭吾さんの『魔女と過ごした七日間』を読み終えました。 元見当たり捜査員の父親を殺された中学3年生の陸真が、「魔女」を自称する不思議な女性と出会うことから、物語は始まります。 父親が隠していた秘密に驚く陸真ですが、彼女と協力して犯人を追うことに。 「魔女」こと羽原円華は、自身がもつ特異な能力と大胆な行動力を活かして、どんどん真相に近づいていきます。 「人工知能」と「DNA鑑定」について深く考えさせられる一冊です。 個人的に久

私の人生の「地図」を描く本たち。~読書遍歴~

こんにちは。桜小路いをりです。 先日の記事に引き続き、今回も私の読書遍歴の記事です。 今回は、一般文芸作品など、児童書ではない作品を、これまでハマった作家さんを軸にたくさんご紹介していきます。 語りたい作品、作家さんが多すぎて、好きな作家さんすら全員書き切れていないのですが……それでも、精一杯「好き!」が伝わるように綴っていきます。 ぜひ最後までお付き合いください。 東野圭吾作品 私が、「読書」というものに取り憑かれたきっかけ、それが、東野圭吾作品でした。 いち

私のゆるゆるミステリー小説遍歴。

こんにちは。桜小路いをりです。 今回は、本がなければ生きていけない私の、これまでの「ミステリー小説遍歴」をご紹介していきます。 最後までお付き合いいただけると、とても嬉しいです。 1、東野圭吾作品 私がミステリーに、ひいては読書にハマったきっかけは、東野圭吾さんの小説でした。 いちばん最初に読んだのは、『素敵な日本人 』という短編集。 一編一編に驚きと感動が詰まっていて、珠玉の読書体験をさせてくれた大切な一冊です。 その後、東野圭吾さんにハマり、『放課後』や『プ