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桜色の文箱

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気取らない手紙のように、日々のささやかでかけがえのない想いを綴ったnoteたち。「文箱に丁寧に仕舞って、時折大切に読み返したい」。書いている自分自身でもそう思える言葉を、綴ってい…
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2023年7月の記事一覧

「思い入れのある投稿」だけを並べて、花畑を作る計画。

こんにちは。桜小路いをりです。 私には、ひそかな信条があります。 それは、noteに投稿する記事には、必ず何かしらの「思い入れ」をもつこと。 もちろん、その中でもひときわ「この記事は上出来!」「なんだか印象に残っている」というものも、いくつもあります。 でも、たとえリアクションやコメントが付かなくても、逆に、たくさんのリアクションをいただけた記事も。 私にとっては、等しく大切な「思い入れのある記事」です。 「思い入れ」というのは、もう少し因数分解してみると、「こうい

夏は夜。透明な闇の優しさに酔う。(#虎吉の交流部屋初企画)

こんにちは。桜小路いをりです。 今日の記事は、虎吉さんの企画に参加させていただくエッセイです。 テーマは、「夏の夜」を選ばせていただきました。 最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 夏の夜、と聞いて私がいちばんに思い浮かべるのは、清少納言の『枕草子』の一節です。 清少納言が生きた時代には電気なんてなかったから、きっと、蛍の光も月明かりも、今よりも何倍も明るく感じたんだろうな、と思います。 同時に、月のない闇夜は、今の何倍も暗くて、だからこそ、蛍がひときわ美し

金平糖と、「好き」を重ねること。

こんにちは。桜小路いをりです。 先日、母が遠出のお土産に金平糖を買ってきてくれました。 猫ちゃんの形のカラフルなラムネと、金平糖が透明なパッケージに入っていて、とっても可愛い。 ちょうど最近、風邪をこじらせてしまって喉が痛かったので、大切に食べています。 優しい甘さが心と身体に沁みます。(風邪はもう全快しているので、ご安心ください。) 私は、金平糖が好きです。 星みたいな形。 パステルカラーのカラフルな色彩。 可愛いパッケージ。 優しい甘さ。 飴玉より特別感があっ