北海道の建設に関するニュース
1.函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
新計画により函館―青森間の所要時間は自動車で2時間半となり、フェリーに比べ半減。大型車の物流コストは46%削減される。
経済効果は年間878億円を試算。内訳を見ると、道内から移出される農畜産物の物流が約60万㌧増え340億円、観光を主体とした域内消費が北海道側で393億円、青森側で145億円としている。
2.ICT拠点施設を21年2月7日にオープン(旭川市)
ICTパークは、3条通8丁目にある民間ビル「神田館(7階建て)」のうち、1階と3階を活用。高組が改修。eスポーツの競技場やプログラミング教室を備えた施設とする計画。
eスポーツをきっかけに地域課題の解決を考えていた旭川市に、NTT東日本がローカル5Gを活用した事業を提案。神田館の所有者から施設整備に関わる費用負担の申し出もあり、事業化した。同日の設立総会では、西川将人旭川市長を会長に選出。
3.札幌市中央区複合庁舎 大成グループ提案を公表
○外観
・街の区画割りを想起させるグリッドデザインや下見板のデザイン。
・下水熱を利用したロードヒーティングによる快適な歩行者空間。
・道産れんが・木材など地域資材の積極的な活用も盛り込んだ。
○3階には窓口フロア
・コの字形で混雑時でも視認しやすい空間
・災害対応では、地下1階柱頭免震により幅広い揺れを制御
・災害時でも電力と給排水を維持するシステム構築を目指す
○感染症対策
・十分な機械換気量を確保
・手動で開閉可能な窓とエコボイド(吹き抜け空間)を通じた自然換気
・酸素クラスターイオン除菌脱臭装置設置
4.道東道トマムIC―十勝清水IC間の4車線化へ
高速道路の4車線化は、現在国を挙げての優先課題となっている。19年9月に国交省は「高速道路における安全・安心基本計画」を策定し、4車線化を計画的に推進するため、課題の大きい区間約880㌔を優先整備区間に指定。その中から、財源確保状況等を踏まえ、順次事業化するとした。
5.ウェブカメラと画像処理技術で路面積雪を判断
ソフトウエア開発のエルスとタッグを組み、安価で導入しやすく、かつ高精度な降雪判定の仕組み構築を実現。降雪センサー代わりにウェブカメラを用いて路面をリアルタイムで撮影するとともに画像処理で降雪状況を判断し、状況に合わせて融雪機器のオン・オフを自動制御するシステム「SMC―H(スマック)」と名付けた。
(編集中)
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