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【新城マガジン】「川崎から世界へ」リーダーKISAが語るダンスと世界への挑戦-KADOKAWA DREAMS-

武蔵新城にダンススタジオを構えて活動するKADOKAWA DREAMS。そのリーダーを務めるKISAさんにインタビューを行いました。
彼女は幼少期からダンスに情熱を持ち続け、現在も世界に挑戦し続けています。今回は、彼女のダンスの始まりから、リーダーとしての挑戦、そしてKADOKAWA DREAMSの未来について詳しく伺いました。


自己紹介をお願いします。

岡山県総社市出身の21歳、KISAです。現在はKADOKAWA DREAMSのリーダーを務めています。

ダンスを始めたきっかけは何ですか?

ダンスを始めたのは4歳の頃です。当時、テレビのバラエティ番組「ヘキサゴン」で誕生したアイドルユニットが踊っているのを見て、可愛かったので真似したのがきっかけでした。
最初はただ音楽に合わせて動いているだけだったのですが、気づけばそれが楽しくてやめられなくなっていました。

家では、自作のスタンドマイクを使って踊っていたことをよく覚えています。物干し竿におもちゃのマイクをつけて、ステージのような環境を作り上げていたんです。保育園でも同じように踊っていた私を見ていた保育園の園長先生が「ダンスが上手だから、ちゃんと習ったら?」と声をかけてくれたのが、正式にダンスを習い始めるきっかけになりました。

その後、地元の公民館で有名なJ-popの振り付け指導をしている人からダンスを教わり始め、そこでどんどんダンスの世界にのめり込んでいきました。

ダンスの魅力は何だと思いますか?

ダンスの最大の魅力は、言葉が通じなくても、人々とつながれることだと思います。

ベトナムに行った際に、言葉は通じなかったけれど、パフォーマンスを始めると一気に人が集まってくれたり、終わった後も、街の人たちが声をかけてくれたり、応援してくれたりして、それが本当に嬉しかったです。ダンスには、場所や言語の違いを越えて、人々の心をつなぐ力があると実感しました。

また、見ている人が楽しめるのもダンスの魅力の一つです。勝ち負けに関係なく、ただその場で踊ることだけで、周りの人たちも笑顔になれる。それがダンスの素晴らしいところだと思います。

KADOKAWA DREAMSの魅力について

KADOKAWA DREAMSのチームの特徴や強みは何ですか?

KADOKAWA DREAMSの強みは、何と言ってもチームの団結力と明るさです。どんな大きな壁に直面しても、みんなでバイブスを高めて乗り越えていくんです。例えば、練習中に誰かがうまくいかなくて落ち込んでしまっても、すぐに誰かの一言でテンションが高まり、チーム全体が前向きな雰囲気に戻ることができます。

また、リーダーとして上に立つメンバーが率先して切り替える姿勢を見せることで、他のメンバーも自然とポジティブになれます。特にKADOKAWA DREAMSでは「みんなでやり遂げる」という意識が強く、どんな困難でも全員で乗り越えていくという文化があります。そういったポジティブさが、私たちのチームを他のチームと差別化している大きな要因だと思います。

そのようなチームを作る上でリーダーとしてどのようなことを意識しているんですか?

リーダーとして大切にしていることは、メンバー1人ひとりに責任感を持たせることです。最初の頃は、私がすべてをやらなければならないと考えていましたが、それではチーム全体が成長しないことに気づきました。そこで、役割を振り分け、みんなにパスをすることで、自分がリーダーとして全体をまとめるようにしました。

例えば、あるイベントを企画する時も、みんなにスケジュールを組ませたり、やりたいことを考えさせたりするようにしました。そうすることで、各メンバーが主体的に動けるようになり、チーム全体のクリエイティビティも向上しました。また、メンバー1人ひとりが自分の個性を発揮できるようにすることで、より多様性に富んだチームへと成長しています。

今年のDリーグのチャンピオンシップでは2連覇!勝ち取った要因について教えてください。

昨シーズンのチャンピオンシップの成功の鍵は、チーム全員が一つの目標に向かって完全にまとまっていたことです。

練習においても、振り付けや演出の変更があっても、全員が柔軟に対応し、全力でステージを作り上げました。練習中は大変なこともありましたが、ディレクターのKEITAさんが「覚悟を決めないと、何をしても悔いが残る。だから切り替えて、もう覚悟決めてやるしかない。やろう!」と声をかけてくださり、チーム内の雰囲気が常に明るく、ポジティブだったことで、全員がモチベーションを高く保つことでチームとしてやり遂げることができました。

そして、私たちは「ONE」というテーマを掲げ、さらにKEITAさんはテーマのさらに上に「揺らす、アリーナ」というビジョンを掲げて、とどろきアリーナでダンスを踊ることをみんなに意識させたことで、チャンピオンシップだけで終わらず優勝して次に行くんだという気持ちでパフォーマンスできたのが大きかったのだと思います。

そのため「ONE」というテーマは、ただ「チーム全員で団結する」という意味だけでなく、観客や会場全体を巻き込んで、一つの大きなエネルギーを作り出すという意図が込められました。

そのため、会場全体を巻き込むような演出や振り付けを取り入れ、観客と私たちが一体となり、アリーナを一緒に揺らすことを目標に進んだことが昨シーズンの最大の成功の要因だと感じています。

地域で活動し、世界を目指す

川崎で活動することの魅力は何ですか?

川崎で活動する最大の魅力は、地域との強いつながりと、地元の方々からのサポートが非常に充実していることです。川崎市はスポーツやアートに対してとても前向きな街で、私たちKADOKAWA DREAMSもその恩恵をたくさん受けています。例えば、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuという大きな会場でMVの撮影をさせていただいたり、川崎フロンターレさんや地元の他の団体とコラボさせてもらえることは、普通のチームではなかなか経験できないことです。

また、地域密着の活動も多く行っていて、溝の口劇場でのパフォーマンス、保育園でのワークショップや小学生とのダンス交流、さらには武蔵新城のダンススタジオでは中学生の見学会の受け入れなど、さまざまな年齢層との関わりを通じて、ダンスの魅力を広める活動をしています。川崎市内で行うこれらの活動を通じて、地域全体が私たちの成長を支えてくれていると感じています。

川崎の人たちは本当に親切で、私たちが活動するための環境を積極的に提供してくれています。練習会場として中学校の体育館やスポーツクラブの施設を使わせてもらうこともありますし、地域イベントへの出演依頼も多く、私たちにとっては常に活動の場が広がっているんです。この地域の協力体制が、私たちが自由に活動できる大きな理由だと思います。

そして、これらの活動を通じて、地域の人々にダンスの楽しさを伝えることができるのは本当に嬉しいことです。また、地域の子どもたちや若者に夢を与えることができるだけでなく、私たち自身も大きな刺激を受けています。

そして、私たちはこれから「川崎から世界へ」という大きな目標を掲げて、さらなる挑戦を続けていこうと思っています。

KISAさんの今後の目標について教えてください。

まず、リーダーとしての目標は、チームメンバー1人ひとりが自分の個性を確立できるようにサポートしていくことです。KADOKAWA DREAMSは、個性豊かなメンバーが揃っているので、彼らがそれぞれの特長を活かしつつも、チーム全体として一つの方向に向かって進めるようにまとめていきたいと思っています。特にリーダーとしての役割は、全員が責任感を持ち、互いに信頼し合って前に進める環境を作ることだと考えています。

個人的な目標としては、ダンスのスキルをさらに高めるだけでなく、自分自身の表現力をもっと確立していきたいです。チームのリーダーとしてだけでなく、個人としても「KISA」というダンサーとしての存在感を世界に示せるようになりたいです。なので、チームを引っ張りながら、自分自身もさらに成長していくつもりです。

また、KADOKAWA DREAMSとしての大きな目標は、まずDリーグの3連覇を達成することです。すでに2連覇を達成しましたが、3連覇を達成して、次は世界大会での優勝を狙いたいと思っています。昨シーズンのイギリス大会では3位に終わってしまい、非常に悔しい思いをしました。やっぱり、世界大会で1位を獲らないと意味がないので、まずは国内でしっかりと成果を残し、その勢いで世界にも挑戦したいです。

そして、「川崎から世界へ」というビジョンを実現することも大きな目標です。私たちKADOKAWA DREAMSは川崎を拠点に活動していますが、地元の子どもたちや地域の人々に夢を与えながら、世界でも通用するチームを目指しています。地域との連携を大切にしつつ、私たちが成長することで、世界中の人々にも川崎の魅力やダンスの素晴らしさを伝えていけたらと思います。

ダンスを通じてもっと多くの人に夢や希望を与えられる存在になりたいし、若い世代にもダンスの魅力を感じてもらえるように、これからも挑戦を続けていきます。

【情報】KADOKAWA DREAMSについて

ホームページ:https://kadokawa-dreams.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kadokawa_dreams/

ダンススタジオ:STUDIO KD
住所:〒211-0045 神奈川県川崎市中原区上新城2−11−25 セシーズイシイ5

カメラマン:Sugiyama Takanobu
ライター:Sugiyama Takanobu

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